健やかないのちとくらしを未来へ・・・ 

託送料金取り消し訴訟2020年10月15日よりCategory Archives

寄稿文:グリ―ンコープでんき 託送料金裁判の判決(3月22日)を前に裁判の経緯と報告

2023年3月22日、託送料金訴訟第一審(福岡地方裁判所)の判決が出されます。

福島地方裁判所大法廷


この裁判の経緯と経過を、グリーンコープ共同体(※1) 常務理事 東原晃一郎さんに報告していただきました。

報告は長くなっていますが、国を相手としたこの『託送料金取り消し訴訟』は、2017年から、グリーンコープ共同体(担当はグリーンコープでんき)が、検討委員会を設置して足掛け6年、40回の検討委員会を重ねて判決の日を迎える経過をまとめて下さっています。
裁判の訴訟理由は、『国会での審議をしないで、電気代に託送料金として原発関連の2つの費用(「賠償負担金」と「廃炉円滑化負担金」)を上乗せして徴収することを経済産業省が決めたことを違法としての訴えです。

提訴を決議したグリーンコープ総代会2020年2月12日


裁判の検討委員会は、静岡から私・馬場利子もメンバーに加えていただき、弁護団5名・公認会計士1名・市民運動をおこなう3名とグリーンコープ共同体理事会の担当者によって、裁判の原案をねり、全国唯一の『託送料金裁判』を行ってきました。
 以下の経過のまとめで、裁判の全容を理解していただけると思います。(以上、馬場)

・・・【報   告】・東原晃一郎記・・・ 

報告者:東原晃一郎さん


2020年9月に国が「賠償負担金」と「廃炉円滑化負担金」を電線使用料である託送料金に上乗せするとして、
 九州電力送配電会社の託送供給等約款変更を認可したことの取消しを求める訴訟を、わたしたちグリーンコープは、2020年10月15日、福岡地方裁判所に提起しました。
<
(1)国によるこの認可は全国の大手電力送配電会社に一斉に行われました。
 グリーンコープでんきエリア内では他に、関西電力送配電と中国電力送配電も含まれますが、論理的にはすべて同じものですから、訴訟体力を考えて、九州電力送配電に対する認可を対象とする訴訟に絞りました。

(2)原告は小売電気事業者であるグリーンコープでんき、被告は国(管轄庁は経済産業省)です。
 ■提訴以降、2020年1月13日第1回から2022年11月14日まで9回の弁論期日が開かれ、結審しました。
 足かけ2年強でした。そして、来る3月22日に判決が言い渡されます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1)日本の裁判の現状は、多くが書面の出し合いのみで終わることが多くなっています。
 私たちは2017年から、弁護団5名・公認会計士1名・東京や静岡で市民運動をおこなう3名の皆さんと検討委員会を40回行い、原案をねり、提出書面をグリーンコープ共同体理事会として検討し、提出するとともに、9回の期日ごとに、スライドを作って法廷で映し出し、弁護団より口頭でその考えを裁判官、相手方の国、傍聴する報道機関、傍聴する組合員に話し続けました。

2020年10月15日提訴当日


(2)また、毎回期日終了後に、報道機関向け説明会と、弁護団および傍聴組合員・ウエブ参加組合員による報告集会をもってきました。
 参加する組合員は共同体や単協の理事会メンバーや地域組合員の皆さんがた。
 裁判で双方から提出した書面は、グリーンコープのホームページにアップしています。
 (トップのグリーンコープの取り組み⇒託送料金を問う(https://www.greencoop.or.jp/takuso-ryokin/)、をクリックすると開きます。ぜひ一度ご覧ください)。

■訴訟の争点は大きく2つ。
 「原告適格の有無」と「託送料金に2つの負担金を上乗せすることが国(経済産業大臣の命令)の一存でできるのか」です。

(1)国は、「この認可は国が九州電力送配電に対して行ったもの。小売電気事業者であるグリーンコープでんきにはその是非や違法を問える資格はない」と主張しています。
私たちは、「この認可によって、九州電力送配電はグリーンコープでんきに請求する電線使用料としての託送料金に2つの負担金を上乗せすることになった。その影響を現に受けている。したがって、その是非や違法を問える資格がある」と主張しています。

(2)また国は、「そもそも託送料金は、国の判断で、負担金を営業費として含めることができる」と主張しています。
 私たちは、「こうした負担金が最終電気料金として国民の負担になっている。
 国民の財産や意思に関わるこれら負担金を、法律に基づかない行政判断(経済産業大臣の命令)=省令で決めるのは違法だ」と主張しています。

(3)2つの負担金とは次のようなものです。
 「賠償負担金」は2011年3月に起きた東京電力福島第一原発事故の賠償金を、全国の電気利用者に負担させるとするもの。
 「廃炉円滑化負担金」は、全国の大手電力が所有する50余基の原発を廃炉する費用として準備できていないお金を、全国の電気利用者に負担させる、とするものです。

■今、3名の裁判官が合議で3月22日に出す判決を鋭意作成されています。
(1)日本は「国民主権」の国です。
 それを根元に三権分立(立法=国民が選んだ議員が国会で法律をつくる。/行政=法律にもとづいて公務員が大臣の指揮下で公共の仕事をする。/司法=裁判所が国民相互や国民と行政間の争いごとを裁決する。)の統治がされています。
 すべての根源は「国民主権」、つまり国民の存在と意思にあります。地方も同じです。

2021年12月13日裁判後の報告集会

(2)三権分立では、行政と司法は独立したものです。
 ただし、いずれも国の機関であります。だから、司法が行政を負けさせる判断はそう容易には得られません。
国を勝たせるのはある意味で簡単です。逆に、国のやったことは違法だと判決するならば、後から、上級審の高裁や最高裁から覆されないように、しっかりとその論拠と判断が構築されたものを書か
ないといけません。9回の期日をふり返って、今3名の裁判官はその作業をやっていると、私たちは信じています。弁護団の手応えと感触も同じです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■訴訟の本質として2つの大切に思うことを>伝えさせてください

まず1つは、上にも触れた「国民主権(組合員主権)」とは何かをあらためて考えてみることです。
(1)国民主権は国民の存在と意思から始まるものです。
国民の権利・義務に関わることは、その情報が明示されたうえで、国民が選ぶ議員が国会で法律として決めねばならぬものです。
それを差し置いて、国民が選ばない行政庁の者がこうしろと決めてはならないものです。

(2)12年前、2011年3月に東京電力福島第一原発事故が起きました。
 今もなお多くの被害者が苦しみ、がんばっています。
それらの損害賠償額も今なお増えつつ、最新時点で12兆5.865億4.100万円(昨年4月東京電力と原子力損害賠償・廃炉等支援機構の公表。除染と中間貯蔵を含む)です。
 事故の直後、元々その責任を負う東京電力が払えないとなり、原子力事業者の相互扶助として全国の大手電力会社もお金を出すことになり(注:これは法律で決められました。2011年8月第177国会の原子力損害賠償・廃炉等支援機構法です。
 なお、これも、その額が電気料金に上乗せとなったことを国民のほとんどは知りませんでした)、それでも足りなくなることから、経済産業省の者たちが考えついたのが「賠償負担金」でした。

(3)彼らとて強欲な悪人ではないでしょう。彼らなりに原発事故の被害者にきちんと賠償がされねばならないと考えていると信じます。
 そして、だからこそ怖ろしいのです。そうしたことを誰が決めるのか。それを間違えて、国のことを考える自分たち役人が決めていくのだとばかりの振舞いです。
 そして、異論や意見を許しません。行政のこうした増長が本来の主権者を踏みにじった歴史を私たちは知っています。

(4)また、経済産業省の長たる西村大臣に信を置けるのか。

西村経済産業省大臣

 12年前、西村さんは前述の第177国会の場で原子力損害賠償・廃炉等支援機構法の修正案を提出し、その内容で可決に運んだ要員のお一人でした。
この時、何度も何度も、東京電力の経営者や株主など利害関係者の責任を述べ、同じように原発事業を進めてきたとは言え、全国の大手電力とその電気利用者がこうした負担を課されることに疑問をとなえ、こう述べ続けられました。そして、同法附則6条2項にその旨を明記させもしました。

「……株主初めステークホルダーの皆さんにはさまざまな局面で一定の責任を負っていただくということで、特定事業計画を作るときにも、東電はしっかりと関係者に協力を要請し、機構はそれを確認する、それが十分なものであるかどうかを確認する……さらに、附則の6条第2項で、将来、これは早期にということでありますけれども、賠償額の全体が見えてくる、そうした状況を踏まえながら今回の賠償の費用負担をどうするのかということを検討する……その際に、東電、国、他の電力事業者、我々は他の電力事業者は基本的に負担金は最終的には充てないものというふうに立法者の意思として思っておりますが、プラス株主はじめステークホルダーの方々の責任をどう分かち合ってもらうのかというところを早期に検討する。その際に大事なことは、委員から御指摘のあった国民負担を最小化するということでありますし、同時に、賠償を確実に進めるということであります(7月26日)」

「……これまで一応ほかの電力会社からのお金を一旦使ったとしても、あるいは偉い人(注:政府)がお金を出したとしても、その負担をどう分かち合うかはその時点で判断しましょう、したがって、その車に乗っている同乗者(注:東電の利益関係者)であったり、Tさん自身(注:東電)が財産を持っている、これはもう今の段階からそれは徹底的にTさんには払ってもらいますけれども、あるいは貸している方々(注:金融機関)含めて、その段階で国民負担、つまり被災者も含めて国民の負担が最小になるように最も適切な解をその段階で考えましょうと、今は賠償を優先しようというのが今回の修正案であります(8月1日)」

(5)ご自分が言われたこれらをふり返ってみられると良いです。それと真逆の、しかも、原発事業に関係をもたない新電力事業者とその電気利用者にまで、この負担を課そうとする、さらに、それを法律でもない省令で決めるわけです。それを分かって、今経済産業大臣を務めておられるのであれば、私たちは、行政と立法を媒介する政治の言葉として、そこに信を置くことはできないと思うのです。

■もう1つの大切なこと。この2つの負担金の託送料金への上乗せ認可は、あからさまな原発温存、大手電力優遇の行政行為であると知ることです
これは1つ目と表裏一体です。

(1)昨年(2022年)11月に、会計検査院が国の21年度決算への検査報告を発表しました。その1つに、「賠償負担金が上乗せされた一方で、それまで大手電力会社が負担してきた一般負担金が減額されている。その変更の理由を国民に説明すべき」という指摘がありました。これは、私たちの懸念していたものでした。

「大手電力の収支が大変だ」という理由でしたが、それ以上に多くの新電力の経営は追い詰められています。それは見捨ててよいのでしょうか。とても公平に欠く実態が1つ見えました。

(2)昨年8月以後、あれよという間に「原発依存度を低下させる」とした事故後の政策が、首相の発信と経済産業省の場でくつがえされ、原発の最大限利用、新増設、60年以上の運転を可とする等が決められようとしています。そうした背景に昨今の電力安定供給問題が挙げられました。
60年以上の運転可と言いますが、60年以上の運転をしている原発は世界に1基もありません。
最大の問題だと思うのは、安全性の確保として、事故前には“推進”と“規制(保安)”のどちらもが経済産業省に管轄されていた結果が大事故につながったという大きな反省から、“推進”は経済産業省に、“規制”は原子力規制庁にと分離されたものが、今度60年以上の運転を許可するか否かの判断をまた経済産業省が行うようにする、ということです。
 その問題を物語るかのように、今般のルール変更が委員会等で検討される前に、経済産業省と規制庁の職員の談合が何度も行われていたと報じられました。行政への信はこうした時に揺るぎます。

(3)原発のコストは天井知らずです。「廃炉円滑化負担金」が教える廃炉費用の不足は、30~40年の問題です。最大の問題はその後やってきます。
放射性廃棄物、いわゆる核のゴミです。これについて、300~400年の検査と管理、それから10万年の監視が必要とされています。
 一方、どこでそれをするかも決まっていません。こうした長い時間の仕事と費用の多くはどこにも誰にも準備されていません。これらが、今般の2つの負担金と同じ理屈とやり方で託送料金にまた上乗せされることはない、とは誰も言えません。私たちは、今般の一事は万事につながると思っています。そして、皆さんと共に止めさせたいと考えています。

 こうした中、3月22日に判決を迎えます。いずれの判決であっても、高裁、最高裁と続くことが予想されます。それらも組合員(原告グリーンコープ)が話し合って決めていきます。皆さんにもともに考えていただけること、知り続けていただけることを心からお願いいたします。             

(※1)グル―ンコープ共同体 →https://www.greencoop.or.jp/hajimete/

・・・・・・・・・・報告以上・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2023年3月11日記:東日本大震災12年目に

Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加
Post to Google Buzz
Bookmark this on Google Bookmarks
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
寄稿文:グリ―ンコープでんき 託送料金裁判の判決(3月22日)を前に裁判の経緯と報告静岡放射能汚染測定室

『測定室だより』92号(2022年10月20日号)を発行いたしました。

『測定室だより』は測定室の会報として発行しています。

 ♦会員の皆さんには、10月13日(木)に発送、ウエブ会員の皆さんにもメール配信をいたしました。 万一、受け取っていない方は、お手数ですが、ご一報ください。 
  《連絡先:mail:ssokuteisiru@yahoo.co.jp 》

たより92号表紙

今号では・・
 ★ 2022年7月5日~9月8日に、静岡測定室で測定をした食品12検体と浜松分室での測定1検体の測定結果を掲載しています。

♦特記すべき測定は、
 ドクダミや野草酵母など、自然の中で育った野草を食用するために確認測定をしてくださっています。

♦掲載記事は、
 ・グル―ンコープでんきの託送料金訴訟の第8回期日(8月3日)の報告
 ・連載エッセイ『静岡に住む娘へ』88回は『甲状腺がんの過剰診療について』です。

今号には、会報のほかに、以下の資料を折り込みました。

 ①乳歯保存ネットワークからの卵の殻の送付協力の記事

乳歯保存ネットワークからのお知らせ



ストロンチウム測定のため、卵の殻の提供依頼



♦卵の殻のストロンチューム測定は、卵の殻1個分の送付ですので、協力をいただけると嬉しいです。

②3.11甲状腺がん子ども基金の2021年度活動報告の抜粋

[caption

][/caption]

♦測定室は、今、秋の収穫の時期を迎え、農産物の測定依頼をたくさん受けています。
 そして、毎年秋は、こだわりの味協同組合の認定品の測定が始まっています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この『測定室だより』は会報として発行していますが、
 購読をご希望の方には、紙冊子1部500円(送料込)・ネット会報1部300円でお送りしています。
 ⇒ウエブ会報をご希望の場合は、mail:ssokuteisitu @yahoo.co.jp 迄、ご連絡ください。

★年間購読料(5号/年)は3000円(会員の方の測定料は、一般の測定の半額以下になっています)です。
  
定期購読申込みは、mail:ssokuteisitu@yahoo.co.jp 
       ℡&fax:054-209-2021       まで、ご連絡ください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

❤同じ想いの人が集う、市民測定室の活動を支えて下さる皆さんに感謝して、
 これからも、『知ることから始める暮らし』を続けていきたいと思います。

まだまだ、コロナ感染は収束を感じられません。くれぐれも健康に留意され、お過ごしください。

2022年10月24日記

#グリーンコープのの託送料金訴訟(第8回)報告
#静岡放射能汚染測定室だより

Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加
Post to Google Buzz
Bookmark this on Google Bookmarks
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
『測定室だより』92号(2022年10月20日号)を発行いたしました。静岡放射能汚染測定室

『測定室だより』第91号(7月30日号)を発行しました。& 夏休みのお知らせ

『測定室だより』は測定室の会報として発行しています。
 ♦会員の皆さんには、すでにお手元に届いていると思いますが、
  万一、まだ、受け取っていない方は、ご一報ください。

 ♦今号(91号)は、2022年度最初の会報となりますので、会員継続の手続きをしていただいた方にお送りしています。
  万一、会員継続の手続きをお忘れの方は、会費振込をいただきましたら、直ぐにお送りいたします。

 ♦発送は、7月21日(木)に行っていますが、
  万一、受け取っていない方は、お手数ですが、ご一報ください。
 
 《連絡先:mail:ssokuteisiru@yahoo.co.jp 》

たより91号表紙


今号では・・
 ★ 2022年4月16日~6月16日に、静岡測定室で測定をした17検体(食品:13検体、環境試料:4検体)の測定結果を掲載しています。

♦特記すべき測定は、
 当室特別会員であるこだわりの味協同組合の職員の方の測定研修に、
 測定試料として、駿河湾深層水(原水と純水)を持参して下さった測定の結果を掲載しています。
 普段手に入らない水ですので、興味深い結果を報告することができました。

♦また、寄稿文:『リニアと電気消費―原発との関係』芳賀直哉:静岡県リニア工事差止め訴訟の会の)では

 リニア中央新幹線が環境を破壊しているだけでなく、エネルギーの大量消費なくしては運転できないことを、
 明快に論じられています。

 会員通信ではなりますが、その視点を多くの皆さんと共有させていただきたく、
 以下に、転載いたします。

寄稿文:『リニアと電気消費について』

♦継続して報告をしています『グリーンコープの託送料金訴訟』(第7回)の報告もご覧ください。

託送料金裁判第7回報告


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この『測定室だより』は会報として発行していますが、
 購読をご希望の方には、紙冊子1部500円(送料込)・ネット会報1部300円でお送りしています。

 ⇒ウエブ会報をご希望の場合は、mail:ssokuteisitu @yahoo.co.jp 迄、ご連絡ください。

★年間購読料(5号/年)は3000円(会員の方の測定料は、一般の測定の半額以下になっています)です。
  
定期購読申込みは、mail:ssokuteisitu@yahoo.co.jp 
       ℡&fax:054-209-2021       まで、ご連絡ください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

❤同じ想いの人が集う、市民測定室の活動を支えて下さる皆さんに感謝して、
 これからも、『知ることから始める暮らし』を続けていきたいと思います。

暑い日が続きますが、コロナ感染者の急増も含め、くれぐれも健康に留意され、
 お過ごしください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

測定室の夏休み

 猛暑の夏は、測定器もクーラーの温度調節が必要になります。
              人も測定器も、ペースダウンをしてエネルギーチャージをさせていただきます❤  

2022年7月30日    馬場利子記

#静岡放射能汚染測定室の夏休み
♯リニア中央新幹線と電気消費
#グリーンコープのの託送料金訴訟(第7回)報告

Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加
Post to Google Buzz
Bookmark this on Google Bookmarks
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
『測定室だより』第91号(7月30日号)を発行しました。& 夏休みのお知らせ静岡放射能汚染測定室

既刊の『測定室だより』第59号(2017年3月30日発行)の全頁を公開します❤

静岡放射能汚染測定室の会報『測定室だより』は、会員が情報の共有を終えた後、
 一般の方にも、観ていただけるようにこのホームページに掲載をしてきましたが、
 58号を公開したのが、2021年10月11日でしたから何と!!半年も時が経ってしまいました。

この間、新型コロナウイルスの感染は収束に向かっているようにも見えますが、
 第1次世界大戦下に大流行したスペイン風邪の流行は、1918年2月~1920年4月だと言われていますから、約2年間。
 新型コロナウイルスの感染は、2019年1月からだとすると、自然感染で集団免疫を獲得したスペイン風邪と比較して、
 すでに、2年が過ぎました。
そして、今年4月には、歴史に残るロシアのウクライナ侵攻が起こりました。
 言葉にならない事態に、ただ、1日も早く平和が訪れるよう祈る日々です。

大変遅くなりましたが、『測定室だより』第59号(2017年3月30日発行)を、お届けします。

たより59号表紙

♦この会報には、
 静岡測定室にて、2016年11月22日~2017年1月28日に測定をした食品44検体の測定結果を掲載しています。

 ♦特記すべき記事は、2017年2月12日に開催しました『託送料金についての静岡県内リレー講演会の報告を掲載しています。

このリレー講演会には、九州福岡のグリーンコープでんきも新電力として、参加して下さり、
 その後、グリーンコープ内に『託送料金検討委員会』(メンバーはグリーンコープでんき職員・弁護士・組合員・協力者など)を設置。
 3年余の検討の後、2020年10月15日、福岡地方裁判所に国を被告として、
『託送料金に2つの原発費用を上乗せする省令の取り消し訴訟』(https://www.greencoop.or.jp/takuso-ryokin/)を提訴し、現在も審理中です。

・・・・・・・・・・・・・静岡県内リレー講演会第1回の報告は以下の通りです・・・・・・・

■59号の全頁は、以下でご覧いただけます。
       ↓
  https://qr.paps.jp/njHJv
  

たより59号全頁表示

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

既刊号を紙面でご利用になりたい場合は、ご一報ください。
当HPで公開しました『測定室だより』第1号~59号は、1号250円(定価500円)送料込でお送りします。

❤申し込み先: mail: ssokuteisitu@yahoo.co.jp
        電話/Fax:054-209-2021 (第2・第4:火~木 10:00~15:00) (第1・第3:水~木 10:00~11:30)
       
何らかのお役にたてれば、幸いです。

放射能の内部被ばくは、その存在を知り、避け方を知っていけば、必ず、減らせます。
忘れず、諦めず、知らないために不安を感じる事のないように情報を共有していけたらと願っています。

❤明日が、今日よりほんの少し、安心できる社会になるよう・・1歩1歩、丁寧に生きられますように・・。

♥コロナ禍で、免疫力の向上が広く有効であると認知されるようになりました。

 放射能の内部被ばくを減らし、免疫力をあげる方法を学んでいる私たちのとっては、
 丁寧に暮らし、小さな喜びを見つけて支え合う暮らしは、得意(笑)なことですよね❤

どうぞ、引き続き、元気でお過ごしください。

2022年5月1日
馬場利子記

Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加
Post to Google Buzz
Bookmark this on Google Bookmarks
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
既刊の『測定室だより』第59号(2017年3月30日発行)の全頁を公開します❤静岡放射能汚染測定室

『測定室だより』第89号(2022年4月20日号)を発行しました♪

『測定室だより』は測定室の会報として発行しています。
 ♦会員の皆さんには、すでにお手元に届いていると思いますが、
  万一、まだ、受け取っていない方は、ご一報ください。

 ♦また、今年度(2021年度)より、会報をメールで受け取る【ウエブ会員】を設けました。

 ♦ウエブ会員の方には4月15日にメールにて、会報をお送りしましたが、
  万一、受け取っていない方は、お手数ですが、ご一報ください。
 
 《連絡先:mail:ssokuteisiru@yahoo.co.jp 》

『測定室だより』89号表紙

今号では・・
 ★ 2021年12月11日~2022年3月11日に、静岡測定室で測定をした78検体(食品:76検体、環境試料:2検体)と浜松分室で測定をした食品1検体の測定結果を掲載しています。

また、特記すべき記事は、

■グリーンコープでんきが、「賠償負担金」と「廃炉円滑化負担金」が経済産業省令によって託送料金に上乗せされることの違法性に対して国相手として2020年10月15日、福岡地方裁判所に提訴した
 【託送料金取り消し訴訟】(https://www.greencoop.or.jp/takuso-ryokin/)の第6回期日(2022年3月23日)の報告を掲載しています。

私たち測定室(馬場利子)は、この取り消し訴訟を提訴する前の【グリーンコープ託送料金検討委員会】にも3年間参加し、
 グリーンコープ内で、訴訟の意義や必要性が討議される過程も共有させてもらいました。

「間違ったことは、おかしい!とハッキリ伝えることが大事」
という当たり前の気持ちが、
 (一社)グリーンコープのメンバーを裁判に向かわせ、国の違法を問うています。

■私たち『静岡放射能汚染測定室』でも、『グリーンコープの託送料金訴訟を支える会・静岡』を2021年6月に発足させ、裁判を応援しています。

グリーンコープでんき『託送料金取り消し訴訟』6回期日報告

・・・・・会報に折り込みをしたチラシは『6月4日(土)の上映会と講演』です・・・・・・・・・

6月4日(土)『国民の選択』上映と監督の講演チラシ表

[caption id="attachment_6968" align="aligncenter" width="640" caption="6月4日(土)『国民の選択』上映会と講演チラシ裏"][/caption]

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この『測定室だより』は会報として発行していますが、
 購読をご希望の方には、紙冊子1部500円(送料込)・ネット会報1部300円でお送りしています。

 ⇒ウエブ会報をご希望の場合は、mail:ssokuteisitu @yahoo.co.jp 迄、ご連絡ください。

★年間購読料(5号/年)は3000円(会員の方の測定料は、一般の測定の半額以下になっています)です。
  
定期購読申込みは、mail:ssokuteisitu@yahoo.co.jp 
       ℡&fax:054-209-2021       まで、ご連絡ください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

❤同じ想いの人が集う、市民測定室の活動を支えて下さる皆さんに感謝して、
 これからも、『知ることから始める暮らし』を続けていきたいと思います。

  2022年4月18日    馬場利子記

#グリーンコープでんき託送料金取り消し訴訟
#グリーンコープの託送料金訴訟を支える会・静岡

Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加
Post to Google Buzz
Bookmark this on Google Bookmarks
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
『測定室だより』第89号(2022年4月20日号)を発行しました♪静岡放射能汚染測定室