健やかないのちとくらしを未来へ・・・ 

測定についてQ&A

2011年9月29日作成 2017年7月25日更新 

測定検体の参考重量

みなさんから依頼された検体を容器に詰めて、種類別におおよその重量がわかってきましたので、お知らせいたします。参考になさって下さい。

700g
牛乳  700g
母乳 550g
   
卵(Lサイズ) 10個
   
果物 800g
玉ねぎ 700g
じゃがいも 700g
サツマイモ 700g
   
650g
小麦粉 450g
粉ミルク 400g
茶葉 300g

2011年6月8日 2017年7月25日更新 

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■会員になると他の測定結果も見ることができますか?

全ての測定データは、会員の会報『測定室だより』に掲載し、共有します。
ただし、個別の生産者名などは明記せず、食品名、生産地、製造・収穫年月日(賞味期限)を表記し、公開します。測定データの公開を望まない方は、他の測定機関へご依頼ください。
私たちの活動は、放射能汚染の現状について関心を持つ会員の方々と情報を共有し、 健やかな命を未来へつなぐ暮らし方、食べ方の知恵を見出していく事を目的にしていますので、 データの公開が最も大切な活動の目的だと考えています。

■測定限界値、検出値の精度について

当室所有の測定器は現在3台あります。
1988年に構築した測定器の測定限界値はおおよそ1kg当り3㏃(3Bq/kg)です。
2012年5月と2014年5月に設置したEMF210型は、測定限界値を1Bq/kgに設定して測定をしています。
当室の測定器はNaIシンチレーション型ですので、検出限界値を低く設定しても、測定器の揺らぎもあり、微量の放射性物質の測定は、正確な値を計測する事は出来ません。
データの精度については、測定結果がクリアでない場合は、支援して下さる測定所や測定器メーカーのEMFジャパンのゲルマニウム半導体検出器で確認測定をお願いし、検出値にぶれがないか確かめています。
その場合は、当室での測定結果と確認測定結果の両方をお知らせしています。
ご安心ください。

★母乳の測定に関して

現在、すでに母乳を測定し、公表されている値(参考:母乳調査・母子支援ネットワークHP)などを見ますと、 福島在住の方も含め、約80%の母乳が2~5Bq/kgの値になっています。
この事から推測しますと、当室の測定限界値1㏃/kgでの測定で、おおよその状態が分かると思いますが、検出限値1㏃/kg以下は、「不検出」という測定になることをご理解下さい。
それよりも、微量な測定値を期待されている場合は、ゲルマニウム半導体検出器で測定している分析センターなどに 依頼されることをお勧めします。

■食べもの以外も測れますか?

2011年6月当初は、食品の測定だけで何週間もお待ちいただく状態でしたが、その後、静岡市の測定室は測定器を増設し、土や環境試料も測定できるようになりました。
お子さんがよく行く公園や森などの土や水は一度、放射能濃度の測定をしておくと安心して遊ぶことが出来ます。環境試料の測定は安心して暮らすための有効な方法だと思います。

【測定できるもの】
・土(公園や、幼稚園・学校の校庭など。畑の土。特に畑に入れる堆肥は測定をしてから 利用されることをお勧めします)
・水(家庭の水道水・川遊びをする川の水や海の水など)
・尿(内部被ばくを観察するための測定)
・その他、測定希望の検体があれば、ご相談ください。

■測定品はいつ持って行ったら良いですか?
測定は予約制です。測定品をお持ちいただく前に予約をしてください。
詳細は測定依頼書をご覧ください。(HP上からダウンロードできます)

■測定には、どのくらいの量が必要ですか?
測定品は 容量で500~700ml用意ください。
重量ではなく、測定容器1杯分必要です。お茶の場合、約300gです。

■遠くから送る場合、鮮度が心配なのですが・・?
測定品は特に鮮度は問いません。
腐敗しても、放射能含有量は変わりません。
お送りいただく場合は、クール宅急便でお送りいただく必要はありませんが、測定日の前日に届くようにお送りください。

■食べものは測定後、返してもらえますか?
固形物の場合、粉砕して測定容器に詰めますので現姿でご返却出来ませんが、お返しできます。
測定品の返却を希望される場合、測定申込書にその旨、お書きください。お送りする場合は、返送料500円をご負担いただく事をご了承下さい。

■放射能汚染が高いと思われる検体も測定してもらえますか?
測定品の汚染が非常に高い場合は、お断りすることがあります。
測定スタッフの安全(外部被ばくを防ぐ)のため、受け取って簡易線量計で測定し、 線量が高い場合は、測定せず、そのままお返しします。その場合は、測定料は全額お返しし、 返送料は当室で負担させていただきます。ご理解ください。

■安全かどうかも教えてもらえますか?

①食品の測定値から、安全性の判断は当室ではしかねます。
多くの食品のデータを見る事によって、日常的に食べるにはふさわしくないレベルについて、ドイツの放射線防御委員会の助言に照らして、参考の意見はお伝えできると思いますが、 安全性の判断をお伝えする能力はありません。

②特に環境試料(土など)は、まだまだ、地域によって比較的高い汚染を示すことがあります。福島原発に近い地域の測定値と比較するなど、環境の放射能汚染とどの様に付き合っていくのか、まずは測定をして現状を知ることから行っていきたいと思います。

皆さんからの意見、情報を交換していきたいと思います。
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