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5月26日(日)日本科学史学会のシンポジュームTag Archives

学会のお知らせ【5月26日(日)於いて:岐阜大学 日本科学史学会のシンポジューム《放射線の被曝調査と防護基準策定を めぐる科学と倫理

3.11以後、日本核物理学会のHPを見ながら、近くで開催される学会があれば参加したいとリサーチしています。

静岡の近郊で開かれたのは、2014年3月27日(木)~30日(日)、東海大学 湘南キャンパスにて。
そこで、知り合った徳島大学の博士課程に在籍する物理学専攻の若手の研究者さんから、
「日本の原子核物理学の学会では、放射能・福島原発事故に関するテーマや研究発表はほとんど取り上げられることなく、最先端の実験物理学に終始している」と聞きました。

いったい、専門家というのは、誰の事を指すのだろう?・・といぶかりながら、学会と研究論文を検索していますが、
核物質の利用と原子力発電所の安全性について、学会発表があったとは、確認できていません。

今回は、私の出身地、そして卒業大学で、科学史学会という耳慣れない学会があり、
福島原発事故後に行われた調査、研究について考察されると知りました。
どんな、アプローチがされるのか、聴講したいと思っています。

皆さんもお近くの方はぜひ、お時間があれば、お出かけください。

日本科学史学会シンポジューム2019年5月26日

シンポジュームへの参加は、一般も可能です。

♦シンポジュームでは、
原爆、核実験、原発事故などの後に行なわれてきた被ばく調査・研究のあり方について、
そしてその調査・研究をもとにした放射線防護基準の策定過程について、
科学的な側面と社会的・倫理的な側面の両面から、歴史的に検討するとともに、
現在浮上している問題事例を提示し、それらの問題点を考察されます。

とくに、東京電力福島原発事故後の福島県伊達市で実施された住民の個人線量測定の結果を分析した研究
宮崎真・早野龍五両氏によるJournal of Radiological Protection 誌掲載の2 論文)について多くの問題点が黒川眞一氏らによって指摘されていることや、放射線審議会での防護基準策定に関する議論について、考察されます。

会場は、岐阜大学(岐阜駅よりバスで約30 分)地域科学部H棟 C 会場
参加費:一般1000円 事前申し込み不要。

詳細は学会HP(https://historyofscience.jp/soukai/2019gifu-u/)

2019年5月21日
馬場利子記

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