『測定室だより』9号は、2012年3月30日に発行したものです。
掲載記事は、
2月8日より3月5日までに測定した52検体の測定結果と、
島田市の瓦礫の試験焼却について、
松葉による飛散調査のコメントを河野益近さんの寄稿文として掲載しています。
この松葉による飛散調査の結果は、河野さんの論文として、HPでご報告しますが、
瓦礫の試験焼却から分かった事は、島田市の溶融焼却炉では、
日常的にごみ焼却によって、放射性物質が空気中に飛散している可能性が大きいという事でした。
現在、瓦礫の受入れは『震災現地への復興支援』として、
全国各地で進められていますが、
放射能はすでに全国に拡散していることを静岡市を例にとって試算をしています。
瓦礫受け入れは、もはや『復興支援』だという市民はいませんが、
放射能(化学物質も同様です)は拡散しないという原則を、
もう一度、確認していただく資料にしていただければうれしいです。
sokuteisitutayori9gou
『測定室だより』は最新号(現在15号)を発行後、既刊の会報を公開しています。
公開している情報は 『測定室だより』創刊号~9号までです。
何かのお役に立てば、嬉しく思います。
2012年11月19日
馬場利子記
http://sokuteisitu.plumfield9905.jp/2012/11/20/%e6%97%a2%e5%88%8a%e3%80%8e%e6%b8%ac%e5%ae%9a%e5%ae%a4%e3%81%a0%e3%82%88%e3%82%8a%e3%80%8f%e7%ac%ac9%e5%8f%b7%e3%82%92%e5%85%ac%e9%96%8b%e3%81%84%e3%81%9f%e3%81%97%e3%81%be%e3%81%99%e3%80%82%e3%80%80/既刊『測定室だより』第9号を公開いたします。 静岡放射能汚染測定室
2011年12月30日に発行した『測定室だより』6号には、
2011年11月9日から12月8日に測定した47品目の測定結果を
掲載しています。
測定品の緑茶すべてに汚染値を定量していますが、
新しい測定品では、香辛料として使う月桂樹の葉(静岡市清水区産)に
やはり、汚染が出ています。これはチェルノブイリ原発事故(1986年)以後も
ヨーロッパの輸入月桂樹に汚染が見られたのと符合します。
また、当時、問題になり始めた震災瓦礫の広域処理について、
現地(宮城、岩手)の行政への取材記事や
受け入れに対して静岡県住民の意見や動きを追っています。
◆『測定室だより』第6号のPDF◆
『測定室だより』は会員通信として発行していますが、
最新号第9号を発行しましたので、既刊号のデータを皆さんに公開し、何かのお役に立てば嬉しいです。
■既刊の『測定室だより』は会員以外の方も購読していただけます。
1部:500円 (送料 80円)です。
ご希望の方は、T/F 054-209-2021
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にお申し込みください。
2012年4月14日記
http://sokuteisitu.plumfield9905.jp/2012/04/14/%e3%80%8e%e6%b8%ac%e5%ae%9a%e5%ae%a4%e3%81%a0%e3%82%88%e3%82%8a%e3%80%8f6%e5%8f%b7%e3%82%92%e5%85%ac%e9%96%8b%e3%81%97%e3%81%be%e3%81%99%e3%80%82/『測定室だより』6号を公開します。静岡放射能汚染測定室
2月8日より3月5日までに測定した52検体の測定結果と、島田市の瓦礫の試験焼却について、松葉による飛散調査のコメントも河野益近さんの寄稿文として掲載しています。
この松葉による飛散調査の結果は、改めて論文として、HPでご報告しますが、瓦礫の試験焼却から分かった事は、島田市の溶融焼却炉では、日常的にごみ焼却によって、放射性物質が空気中に飛散している可能性が大きいという事でした。
※表紙はクリックすると、大きくなります。 —>
また、国は瓦礫の受入れを『震災現地への復興支援』として進めようとしていますが、放射能はすでに全国に拡散していることを静岡市の例をとって、試算をしました。
瓦礫受け入れを『復興支援』と市民が理解する前に、放射能(化学物質も同様です)は拡散しないという原則をもう一度、確認していただく資料にしていただければうれしいです。
★この『測定室だより』は会員向けの会報として発行していますが、
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創刊号よりバックナンバーもあります。 1部 500円+送料 80円=580円です。
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『測定室だより』発送の際は、名簿の確認等行っておりますが、数日経ってもお手元に届かない場合は、お手数をお掛けしますが、ご一報、お願いします。
★なお、『測定室だより』は最新号を発行後、既刊の会報を公開しています。
公開している情報は 『測定室だより』創刊号~5号までです。
皆さんのお役にたてれば、嬉しいです。
引き続き、放射能の内部被ばくを少なくするための測定活動にご協力をよろしくお願いします。
2012年4月1日
馬場利子記
http://sokuteisitu.plumfield9905.jp/2012/04/01/%e3%80%8e%e6%b8%ac%e5%ae%9a%e5%ae%a4%e3%81%a0%e3%82%88%e3%82%8a%e3%80%8f%e7%ac%ac%ef%bc%99%e5%8f%b7%ef%bc%8820120331%ef%bc%89%e3%82%92%e7%99%ba%e8%a1%8c%e3%81%97%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f%e3%80%82/『測定室だより』第9号(20120330)を発行しました。静岡放射能汚染測定室
島田市で行われた瓦礫の試験焼却に関して、
当測定室で瓦礫と残り灰の放射能測定を行った結果をHPで掲載していますが、
その内容について、
「静岡で測定した瓦礫の放射能は不検出となっていますが、
Ge測定器で測定した結果が、
Cs-134 : 6.4 (Bq/kg)、 Cs-137 : 13.1 (Bq/kg)
セシウCs-134 +Cs-137 : 19.5 (Bq/kg)でした。
静岡の測定器の検出限界がセシウム134で3Bq/Kg,
セシウム137は5Bq/Kgならば、検出されないのはなぜですか?」
というご質問を頂きました。
放射能の性質と、その測定について理解していただくための
良い質問だと思いましたので、アドバイザーの河野さんに
お返事を頂きました。
<河野さんのお返事(説明)>・・・・・・・・・・・・・・・
【瓦礫の測定について】
瓦礫に含まれる放射能は均一ではありません。
大きい瓦礫を集めて測ると重量あたりの放射能は小さくなります。
逆に言えば、より細かい瓦礫を集めて測定すれば、
重量当たりの放射能は大きくなります。
それは放射性物質は多くの部分が瓦礫の表面に付着しているためです。
イメージとしては、海岸の小石を集めて塩を得るよりも、
同じ重さの砂を集めたほうがより多くの塩を得ることができる、と同じです。
これは塩分が小石や砂の表面についているということで説明ができます。
同じ重さだったら小石よりも砂のほうが表面積が大きいためです。
塩を放射能(放射性物質)、小石や砂を瓦礫の大小に置き換えていただければ
理解できると思います。
濃度が均一なものでも、付着しているものの体積によって
重量当たりの答えが変わってきます。
濃度が均一ではないものは、さらに不確定な要素を含むことになります。
すなわち、試料のサンプリングの仕方で放射能の量は変わってきます。
大きい瓦礫を選ぶか小さいのを選ぶか・・・。
個人的には、瓦礫の放射能測定は、その程度のものだと思います。
2倍3倍は違っているかもしれませんが、10倍は違わないと思います。
2012.3.8
河野 益近
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ちなみに
静岡の瓦礫を測定容器に詰めた写真を掲載します。
瓦礫(木くず)を細かく砕く事は出来なかったので、
比較的大きな木片もそのまま入れて、その周りに小さな木片を詰めました。
しかし、河野さんがGe測定器で測定をした時は、
Ge用の試料容器が小さい(200cc)ため、
「なるべく、細かな瓦礫を詰めた」そうです。
測定の特質を知り尽くした人(河野氏)の定量と、
まだまだ未熟者(馬場)の違いが測定値に現れた顛末でした。
皆さんに放射能の現実的な存在値に近づけた測定が出来なかった点をお詫びします。
恐縮です。
この経験を経て、
その後の『焼却後の無害化処理灰』の測定の折りは、
金属のように固い処理灰を、金槌で約1時間かけて粉砕して
測定をしました。
同じ瓦礫の測定で、測定値(定量値)が違う事について、
ご了解いただけたでしょうか?
静岡の測定器では
測定容器にしっかりと重量を詰める事が出来ない検体については、
検出限界も上がってしまいますので、
環境試料として重要な測定データである島田市の瓦礫を
Ge測定器での測定をお願いした次第です。
ご質問、ありがとうございました。
■ちなみに、食品の測定につきましては、
スピードカッターなどを使用し、小さな試料、あるいは液状にして
容器に詰めて測定をしていますので、ご安心ください。
2012年3月10日記 馬場利子
http://sokuteisitu.plumfield9905.jp/2012/03/10/%e3%80%9d%e5%b3%b6%e7%94%b0%e5%b8%82%e3%81%ae%e7%93%a6%e7%a4%ab%e3%81%ae%e8%a9%a6%e9%a8%93%e7%84%bc%e5%8d%b4%e3%81%ae%e6%b8%ac%e5%ae%9a%e7%b5%90%e6%9e%9c%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e2%80%9d/〝島田市の瓦礫の試験焼却の測定結果について”質問にお答えします。静岡放射能汚染測定室
昨年11月30日に発行しました『測定室だより』第5号は
2011年10月12日から11月8日に測定した測定結果や、
測定室が主催した『チェルノブイリ・ハート』の上映会の報告や
アドバイザー 河野益近さんのアフタートークの様子などを掲載しています。
・測定室たより 第5号 目次 ・測定結果 (2011/10/12-11/08)
<< クリックすると拡大。
◆『測定室だより』第5号12ページ(PDF)◆
『測定室だより』は会員通信として発行していますが、
現在の最新号は第7号となりましたので、
既刊号のデータを皆さんに公開します。
測定した緑茶には、すべてのお茶から汚染が検出されていますが、
飲用茶にするとどのお茶も不検出(検出限界1Bq/kg以下)になっています。
参考にしていただければ、嬉しいです。
2012年2月21日 馬場利子記
http://sokuteisitu.plumfield9905.jp/2012/02/21/%e6%b8%ac%e5%ae%9a%e5%ae%a4%e3%81%a0%e3%82%88%e3%82%8a%e3%80%80%e7%ac%ac5%e5%8f%b7%e3%82%92%e5%85%ac%e9%96%8b%e3%81%97%e3%81%be%e3%81%99%e3%80%82/測定室だより 第5号を公開します。静岡放射能汚染測定室