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静岡県島田市に瓦礫焼却について至急のお願い

1月31日(火)島田市に瓦礫の焼却について、
安全の確認方法など、焼却炉の性能についても質問書を届けました。
 –> * 島田、瓦礫焼却試験についての質問書(pdf)

■2月7日、島田市が16日(木)に試験焼却を実施すると発表しました。
これを受けて、測定室ではアドバイザーの河野さんと島田市の有志の方と一緒に、
事前調査を行う準備を進めています。

松葉による放射能汚染値の測定を行う目的は:
・現在(焼却前)の島田の放射能の汚染レベルを知る事。
・焼却による環境変化を観察する事

です。

■島田市の会員の皆さんにお願いがあります。
・松葉による事前調査のため、松葉採取を2月10日(金)に行います。

① 明日9日(木)夕までに、島田市内の採取可能な松がある場所を教えてください。
準備期間が無い中で、サンプル採取日を決めましたので、
松のある位置を正確に把握できていません。

サンプルは松葉100g前後必要ですので(末尾の画像ご参考)、
剪定した庭木の松葉では足りません。
松葉の茂った木のある場所(採取しても問題の無い木)を探して下さい。

② 試験焼却が終わった後も松葉の採取の測定を行います。
もし、本格的な焼却が始まるようでしたら、
定期的に環境調査を継続する必要があります。

当測定室からも採取に伺いますが、
おおむね数か月に1度の採取を、都合がつく方に
協力していただく緩やかなチームを作りたいと思います。

詳細は、後日お知らせします。
島田付近にお住いの方、よろしくお願いします。

                   2012年2月9日(水)   馬場利子記

  

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静岡県島田市に瓦礫焼却について至急のお願い静岡放射能汚染測定室

災害廃棄物の受け入れに関する質問書に県の回答をいただきました。

静岡県に届けた『災害廃棄物受け入れに関する質問書』に
多くの方に賛同いただき、ありがとうございました。

1月10日~20日の間に、賛同いただきました方は128名ありました。
賛同者名簿を携えて、1月30日(月)、県の回答を受け取りに行きました。

県の担当官と面接をし、
30分ほど、私たちの気持ちを傾聴して下さいました。
いただいた、回答を以下でご覧いただけます。

御質問に対する回答(静岡放射能汚染測定室御中)

県としては、
・害復興のために速やかに瓦礫の処理を支援する方針である事
・まだ、実際は受け入れを決めた市町村はない事。
・静岡県全体で、600トンを受け入れ予定。
 静岡県の一般廃棄物処理余力の1%が600トンだとの事です。
・岩手県の瓦礫を昨年12月に測定したところ、13Bq/kgだった。
などが書かれていました。

県のこの回答を踏まえて、
翌日の1月31日(火)  島田市長あてに、試験焼却について、
質問書を届けてきました。
また、島田市の回答は後日、お知らせします。

静岡県から頂いた回答の中で、分からなかった事がいくつかありましたので、
担当官に再聴いてみたいと思っています。
よろしくお願いします。
                       2012年2月1日記
                           馬場利子

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災害廃棄物の受け入れに関する質問書に県の回答をいただきました。静岡放射能汚染測定室

瓦礫受け入れについて、静岡県庁に行きます

今日、静岡県庁より、災害廃棄物受け入れ問題について、
1月6日(金)に届けた質問書に回答が出来たとの連絡がありました。
文章でお返事がいただけるとの事ですが、
廃棄物リサイクル課の専門官より「お話が伺いたい」との申し出があり、
日時をお約束して、県庁に伺うことになりました。
皆さんから、提出した質問書への賛同をいただく中で、
「一緒に質問書を届けに行きたい」という希望がありましたので、
もし、今回、日時の都合が付く方があればいらして下さい。
ただし、あまり大勢で訪問しては
県の担当官との信頼関係を作りにくくなると思いますので、
今回は4~5人で行きたいと思います。
静岡県庁 廃棄物リサイクル課に
1月30日(月) 13:00 です。
参加される方は、27日(金)10:00~16:00に
測定室までお電話(054-209-2021)でご連絡ください。
5名になった時点で、次回参加をお願いいたしますが、
ご了解ください。
静岡県のお返事につきましては、HPに掲載し、
ご報告いたします。
賛同署名は、30日に持参いたします。
関心を持っていただき、ありがとうございます。
2012年1月25日   馬場利子 記
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瓦礫受け入れについて、静岡県庁に行きます静岡放射能汚染測定室

瓦礫問題に静岡県の見解が示されました

災害廃棄物の受け入れについて、静岡県下の市町村長会議から
静岡県に対して要望書が出され、1月13日(金)までに回答を求めていた見解が示されました。

「震災がれき、受け入れ目安「100ベクレル」静岡県」(msn産経ニュースより、末尾にも抜粋)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120114/szk12011402380002-n1.htm
この回答の中には、関西広域連合が廃棄物の放射能汚染値の基準100Bq/kgという値も明記されています。
一読下さい。

一方、私たちが1月6日(金)に届けている質問書のお返事が、何時頂けるか1月13日(金)に担当課である静岡県廃棄物リサイクル課一般廃棄物班のK職員にお電話で伺いました。
「現在、専門の部署でお返事を書いていますので、出来ましたら、直ぐにお電話を差し上げます」という丁寧なお返事をいただきました。

質問書を届ける際、「担当課はどちらになりますか」と受付で聴き、教えられた廃棄物リサイクル課一般廃棄物班を訪ね、「担当はこちらで良いでしょうか?」と確認してお渡ししたのですが、放射性物質に係るために専門の部署があるのか、県民の質問を担当する課があるのか、それも興味が湧きました。

来週早々にもお返事を頂けるようですので、今回示された静岡県の見解とお返事を読んで、また、県や環境省に要望書を届けたいと思います。

今回の災害廃棄物受け入れ問題は、放射能を帯びた廃棄物だから嫌なのか、放射能と関係のない災害廃棄物なら、受け入れは良いのか、皆さんと意見交換をしながら、将来、廃棄物処理の方法をどうしたいのか、考えるきっかけになればと願っています。

参考資料として、環境省が出している『災害廃棄物の広域処理の推進に係るガイドラインQ&A』をここに掲載します。

『災害廃棄物の広域処理の推進に係るガイドラインQ&A』(PDF)

2012年1月15日(日)   馬場利子記

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瓦礫問題に静岡県の見解が示されました静岡放射能汚染測定室

瓦礫受け入れに的確に対処した模範自治区を紹介します

現在、静岡県は各市、各市民あげて東北の瓦礫受け入れについて議論が進んでいますが、
すでに皆さんもご存知かもしれませんが、
本当に的確で冷静な提案をしている行政区の情報を得ましたので、ご紹介いたします。

 

関西広域連合が発表した
『東日本大震災で発生した災害廃棄物の受入について(提案)』です。
以下、提案の全文を転記します。

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『東日本大震災で発生した災害廃棄物の受入について(提案)』

 

 東日本大震災で発生した災害廃棄物は膨大な量に及び、被災地の復興に向けて、出来る限り速やかな処理を図るために、広域な対応が求められている。
 このような状況にかんがみ、関西広域連合としては、下記の通り放射性廃棄物に汚染された可能性のある災害廃棄物の取り扱いに関する基準や処理方針を国が明確化することを前提に、被災地の災害廃棄物の広域処理に向けた取り組みを検討することとする。

1、  災害廃棄物処理のための基準についての明確化

 原子炉等規制法では、原子力発電所内の工事で発生したコンクリートや金属類等のうち、そのまま再利用できるとした基準(クリアランスレベル)は100Bq/kgである。
 しかし、環境省の「東日本大震災により発生した災害廃棄物の広域処理の推進に係るガイドライン(以下「ガイドライン」という。)には、安全に埋立可能な目安として8.000Bq/kgという値が示されているが、クリアランスレベルとの間に数値上大きな乖離が生じている。 
 こうしたことから、住民に対し、安全性の確保について一貫した説明が出来ない状況となっている。
 国にあっては、放射性物質に汚染された可能性のある災害廃棄物の取り扱いに関する基準について、クリアランスレベルとの関係を含め明確に説明するよう要請する。

2、  災害廃棄物の処理の全体方針スケジュールの明確化

 広域処理の必要量の把握の前提となる災害廃棄物の種類別発生量、域内処理可能量、コンクリートがら、木くずなどのリサイクル可能量などが明らかにされておらず、処理の全体方針が明確化されていない。
 それゆえ、広域処理の必要性やその具体量、処理方法などが明確にされていない。環境省にあっては、災害廃棄物全体の処理方針と計画及びスケジュールを早期に明らかにするよう要請する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以上です。
 

東北の支援という名目に流されず、住民の合意を得るために、
国の災害廃棄物処理(瓦礫の受け入れの要請)について、
疑問点や乖離する現状を、このように表現し、提案ができる関西広域連合の
手腕と知識にとても感動しました。

先週、静岡県に持参した質問書の答えを受け取りに行く機会に、
この『東日本大震災で発生した災害廃棄物の受入について(提案)』を
持って行きたいと思います。

同様に、静岡市にも届けたいと思っています。
皆さんの自治体で瓦礫受け入れの動きがあるようでしたら、
是非、この『提案書』を参考にしていただけたらと思います。

災害復興の支援の名のもとに、感情論で放射能を環境問題の別枠にする事がないよう、
自然の循環を最大限に生かした処理を求めたいと思います。

2012年1月12日   馬場利子記

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瓦礫受け入れに的確に対処した模範自治区を紹介します静岡放射能汚染測定室