健やかないのちとくらしを未来へ・・・ 

放射線リスク最小化Category Archives

4月30日(祝・火)『子どもを守るための上映会と講演』を開きます❤

福島原発事故から8年が経ちました。
原発事故による放射能汚染は現在も続き、緊急事態宣言が出されたままの日本。

起こってしまったことは消せませんが、放射能による健康被害から子どもたちを守りたいと願い、
私たちにできる事を多くの方と共有したいと願って、上映会と講演を準備しました。

上映作品は、2014年に制作された映像記録『チェルノブイリ28年目の子どもたち』。
講演者はOurPlanet-TV 代表の白石草(はじめ)さんです。

この上映会開催は、
福島原発事故前(1986年)にソ連で起こった原子力発電所の事故に対して、
子どもたちの健康を守るための法律ができ

(通称:チェルノブイリ法:年1ミリシーベルトを超える被曝線量が推定される住人の移住や保養などを国が支援する法律)
ソ連で、現在も子どもたちに対して多くの支援が行われている事を、知り、
私たちも子どもたちのためにできる事を学び、実現する事を目的にしています。

開催に当たっては、同じ願いを持つ団体・個人の賛同を募り、実行委員会方式で準備をしています。
共催・賛同団体は、事務局となっているプラムフィールドや静岡放射能汚染測定室と日頃からつながりのある30団体・個人です。

この映像報告はチェルノブイリで、年間1ミリシーベルト以下の低線量地域の子どもたちの様子を取材していますので、
静岡に住む私たちにも少なからず、起こり得る健康被害の内容を知ることができます。
と同時に、ソ連が国の政策として子どもたちに行っている多様な取り組みを知ることで、
これから先、日本でも必要であれば、できることがたくさんあることが理解でき、勇気が湧く映画です。

「まず、知ることからしか始まらない!」私たちはそう思っています。
福島原発事故の影響は、私たち大人が解決すべき問題ですが、
長く、向き合わねばならないのは、現在、幼い子どもたちです。

そのため、今回の企画は高校生以下、無料で参加してもらえるようにしました。
映像には日本語のアナウンスがありますので、小学生高学年であれば、理解できる内容です。
 
公害問題は、歴史が示すように、社会的に解決するためには、多くの年月がかかります。
福島原発事故とはなんなのか、事故後8年経った今、ご一緒に考えていただければと思います。

ぜひ、ご参加ください!

参加券は、チラシにある共催団体・賛同団体で取り扱っています。
お近くにお知り合いがない場合は、測定室&プラムフィールドが実行委員会事務局になっていますので、
お申し込みください。

☎&fax: 054-209-2021 (☎は火~木 10:00~16:00)
mail : ssokuteisitu@yahoo.co.jp

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できる事をきちんと行える国でありたいと心から願っています

2019年4月17日
馬場利子記

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4月30日(祝・火)『子どもを守るための上映会と講演』を開きます❤静岡放射能汚染測定室

皆さんへのお願い ~子どもたちを守るための上映会と講演会~(4月30日 日・祝)の開催を一緒に準備して下さる方を募っています❤

<皆さまへ お願いです>共催団体(個人)・賛同団体(個人)になってください。

福島原発事故から8年、放射能による健康被害を最小限にするためにできることを
   もう1度、多くの人と学び合う【上映会と講演会】を開く準備をしています。

【開催目的】
①チェルノブイリで子どもたちを守るために行われている政策について学び、
  日本の政策に活かすアクションを提案したい。
②「福島原発事故後の放射能による健康被害を少なくするために、充分な政策を実現してほしい」
   という同じ願いを持つグループや個人が繋がって、多くの人に私たちができる事を伝えたい。

【共催・賛同いただきたい企画内容】

~ 子どもたちを守るための上映会と講演 ~ 
日時:2019年4月30日(火・祝) 14時00分~16時00分
会場:アイセル21 大ホール 静岡市葵区東草深3-18(定員:200人)
参加費:参加券500円 高校生以下無料

主催:賛同グループを募り、上映実行委員会として開催します。

・映像記録『チェルノブイリ 28年目の子どもたち~低線量被曝の現場から』(Ouepkanet-TV制作)
チェルノブイリ原発事故から28年経った現在のウクライナを取材し、
低線量の地域(年間1msv以下の地域)でも子どもや住民の罹患率が上がっている中、学校や医療機関で
どのような健康診断を行い、保養につなげているのか?
日本にとって、参考になる取組みや日々の暮らし方、行政や専門家の声をまとめています。(本編43分)

『チェルノブイリ 28年目の子どもたち~

この映像はすでにインターネットでも映像が配信され、どなたでも観ることができますが、
自宅で観るのは心のハードルが高いテーマですので、今回、DVDを購入し、
皆さんと一緒に、チェルノブイリの子どもたちの様子や、子どもたちの健康を守るために、
ウクライナの国がどの様な政策を実施しているのかを学んでみたいと思います。

『チェルノブイリ 28年目の子どもたち~低線量被曝の現場から』

講演:子どもたちを守るチェルノブイリと日本の今』(仮 演題は3月の実行委員会で決定)
講 師:Ouepkanet-TV代表 白石草さん

Ouepkanet-TV代表 白石草さん

講師紹介:1969年生まれ。1993年早稲田大卒業後、
テレビ朝日系の制作会社、東京メトロポリタンテレビジョンを経て2001年、非営利のインターネット放送局「OurPlanet-TV」を設立。
2009年から2017年まで一橋大学大学院社会学研究科地球社会研究専攻客員准教授。
2012年、日本女性放送者懇談会の「放送ウーマン賞」、日本ジャーナリスト会議の「JCJ賞」を受賞。
福島第一原子力発電所事故をめぐる東京電力のテレビ会議を題材にしたドキュメンタリー『東電テレビ会議49時間の記録』で2014年、日本科学技術ジャーナリスト会議の「科学ジャーナリスト大賞」受賞。

著作:『ビデオカメラでいこう〜ゼロからはじめるドキュメンタリー制作』七つ森書店、2008年3月
『メディアをつくる〜「小さな声」を伝えるために』岩波書店、2011年
『ルポ チェルノブイリ28年目の子どもたち ウクライナの取り組みに学ぶ』岩波書、2013年

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【共催グループ・団体(個人)・賛同団体(個人)になっていただくお願い】

この企画は、実行委員会方式で開催します。
共催グループ・団体(個人)・賛同団体(個人)になっていただいた場合、
遠方で実行委員会に参加できない場合は議事録等、経過報告をお伝えしていきます。

この企画で余剰金が出た場合は、今後、実行委員会で検討する
『福島の子ども支援、健康支援』を行っている団体に全額寄付をします。

【共催グループ・団体(個人)・賛同団体(個人)になっていただくには】
① 共催グループ・団体 : 3.000円 (参加券500円 を7枚お渡しします)
       個人 : 2.000円 (参加券500円 を5枚お渡しします)
賛同グループ・団体 : 2.000円 (参加券500円 を5枚お渡しします)
       個人 : 1.000円 (参加券500円 を3枚お渡しします)

② 共催・賛同登録をお願いします。 (登録申し込みの締め切りは、3月9日(土))

【共催グループ・団体(個人)・賛同団体(個人)になっていただくと…】
③ お名前を入れてチラシを作成します。周りの方たちにお知らせください。
④ 上映会当日、登録団体のチラシを参加者に折り込み配布をさせていただきます。
 (配布チラシは、4月23日(火)までに、事務局(プラムフィールド)までお持ちください)

【共催団体(個人)・賛同団体(個人)になっていただける方は、下記の登録申込書を送付下さい】

【4.30上映会と講演会実行委員会・事務局は】
静岡放射能汚染測定室(プラムフィールド)の事務所で担当させていただきます。 
  住所:静岡市葵区安東1-2-3 プラムフィールド tel&fax: 054-209-2021(火・水・木)
       事務局担当者連絡先 :090-3954-6563(小笠原学:支援交流虹っ子)
                  070-5034-0920(馬場利子:プラムフィールド)

【登録申込書送付先】 fax: 054-209-2021(プラムフィールド)
               Mail:ssokuteisitu@yahoo.co.jp (測定室)

・・・・・・・・・・・・・ 共催・賛同 登録申込書・・・・・・・・・・・・・・・・

記入月日  (   月   日)

申し込み団体名(個人) チラシに表記する名称で記入ください。

登録区分をお選びください ( )共催団体・( )共催個人・( )賛同団体・( )賛同個人

 担当者名

連絡先(チラシ・参加券送付先) 〒     住所
          ☎   Fax

    担当者のアドレス Mail

    担当者連絡先 携帯電話

チラシの必要枚数   (     枚) 手渡し 又は 郵送希望 (どちらかに○を)

その他 ご希望をお書き下さい。

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多くの方に、
日本では安全とされている低線量(年間1msv)地域でも子どもたちの多くの健康被害が出ている事や、
その健康被害を少なくするための多くの方法があることを知っていただきたいと思っています。

起こってしまった原子力発電所の事故(放射能汚染)を消すことは出来ませんが、
子どもたちを守るための方法を、日本でも実現していくアクションを、皆さんとできる事を
心から願っています。

お力をお貸しください。

2019年2月16日
馬場利子記

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皆さんへのお願い ~子どもたちを守るための上映会と講演会~(4月30日 日・祝)の開催を一緒に準備して下さる方を募っています❤静岡放射能汚染測定室

3月20日(水)10:30~12:00 第60回“放射能を話そう♪”を開きます❤ 

放射能の事を気軽に話そう♪

第60回“放射能を話そう♪”
何か変だね!「放射線副読本」お話し会&安定ヨウ素剤の自主配布会

今回の“話そう♪”は、テーマを設けての学習会です。

この企画を提案して下さったのは、測定室の会員である小笠原学さんです。

小笠原さんは、福島原発事故後、子どもたちの未来を守るために様々な活動をしてくださっています。
小笠原さんからの呼びかけをご紹介します❤

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2018年末から全国の小・中・高校生1人1人に配布されている、「放射線副読本」をご存じでしょうか?
この「放射線副読本」には、以下の内容が書かれています。

『福島第一原発のすぐ近く以外は、全国や海外の都市と同じレベルまで放射線数値は下がっています。』
『福島県が行った外部被ばく検査と内部被ばく検査の結果、全員が健康に影響を及ぼす数値ではなかったとされています。』
放射能汚染に関しては、土壌汚染についての記載は一切ありません。
内部被ばく検査については、小児甲状腺がんの増加に関して記載は一切ありません。

この様な「放射線副読本」が、学校で何の説明も授業もなく、生徒1人1人に配布されています。
皆様はどう思いますか?私はとても無責任だと思います。

大阪府茨木市等は市としてこの「放射線副読本」の配布を中止し、配布した学校は回収しているそうです。
この「放射線副読本」の何が問題で、公平な放射線教育の為に私達に何が出来るのか、
皆さんに分かりやすくお話したいと思います。
子ども達の未来に「命が大切」だと言える社会を作っていく為に、
皆様とご一緒に考え行動する事が出来ればと思います。

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中・校正用の副読本です

この副読本を学校から貰ってきたお子さんもいらっしゃるかもしれません。

この副読本に対しては、多くの科学者や教員たちも反論の論文を書いています。

学校で授業に使われている報告はまだ、確認されていませんが、
「放射能は無害だ」という人もいる中、少し、この副読本の事を話してみませんか?

★また、この日は、小笠原さんたちの活動の1つでもある安定ヨウ素剤を希望の方に配布も行います★

安定ヨウ素剤の配布会は、事前予約があった場合のみ行います(予約締切3月14日)
(説明)安定ヨウ素剤は、放射性ヨウ素による内部被ばくを防ぐ目的で内服するお薬です。

♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪

○日時:3月20日(水)10:30~12:00

○会場:プラムフィールド(静岡市葵区安東1丁目2−3 マロンコート1F)
    会場アクセス : http://plumfield199905.com/access

○お話し会参加費:測定室会員300円・一般500円(お茶とお菓子、『測定室だより』71号500円付)

○話し手:小笠原学さん

1974年生 静岡市在住 理学療法士 2児の父親
3.11福島原発事故以降、福島支援活動と原子力防災活動に取り組む。
(活動紹介)
  支援交流『虹っ子』(代表):3.11以降、毎月静岡の有機野菜を福島へ贈る。
 「親子わくわくピクニック」(実行委員):2012年より、毎年静岡市で保養活動を行う。
 「311を忘れないin静岡」(代表):2014年より、年に4回街頭募金を行う。
 「うちっちも安定ヨウ素剤配るっち」(共同代表):原子力防災の学習会と、安定ヨウ素剤の自主配布会に取り組む。

○安定ヨウ素剤:1家族10錠500円(要予約)

○問い合わせ:054-209-2021(プラムフィールド)

共催:静岡放射能汚染測定室・公平な放射線教育を考える会@しずおか

♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪

皆さんと一緒に、気軽に、そして大事なことを話して学ぶ機会にしたいと思います。

ぜひ、お時間のある方は、ご参加ください。

2019年2月7日
馬場利子記

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3月20日(水)10:30~12:00 第60回“放射能を話そう♪”を開きます❤ 静岡放射能汚染測定室

第59回“放射能を話そう♪”(1月25日 金曜日)にご参加ください♪ 今回は『手前味噌つくり』です❤材料の放射能測定結果もご覧ください!

測定室の事務所となっている“プラムフィールド”では、共同購入活動で取り扱っている食品で、
毎年、20年以上続けている『味噌つくり』を行っています。

今回も材料の全てを放射能測定を行い、皆さんにお知らせをしています。

♪・♪・♪・♪・♪・♪・【放射能の測定結果】♪・♪・♪・♪・♪・♪・ 

❤大豆  生産者:北海道 渡部農場   測定日:2018年12月27日

【産地】北海道河東郡上士幌町上音更 【収穫日】2018年11年

セシウム137:不検出(検出限界値0.94㏃/㎏)
     セシウム134:不検出(検出限界値1.08㏃/㎏)

❤白米  生産者: 愛知県 中宇利減農薬稲作研究会 

【産地】愛知県新城市    【収穫日】2018年10月

測定日:2018年11月20日
     セシウム137:不検出(検出限界値0.93㏃/㎏)
     セシウム134:不検出(検出限界値1.07㏃/㎏)

❤天日湖塩  【産地】中国内モンゴル自治区ジランタイ
【収穫日】2018年9年 

  測定日:2018年12月18日
     セシウム137:不検出(検出限界値0.72㏃/㎏)
     セシウム134:不検出(検出限界値0.82㏃/㎏)

♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・

材料の注文は締め切っていますが、味噌つくりが初めての方、
プラムフィールドの味噌の仕込みをご一緒に体験していただけます。

お時間のある方は、1月25日(金) 13:30~15:30 ご参加ください❤ 

場所は、今年からプラムフィールド(測定室)で行います♪

味噌を仕込まない方も、体験セットがあります!!

❤見学、おしゃべり、体験・・何でも楽しい時をご一緒ください。

お味噌など発酵食品は、体内の不要物質の排泄を促す作用が知られています。
糀の力を借りて、“美味しいと評判”のプラムフィールドの味噌つくりをぜひ、体験ください❤

2019年1月14日
馬場利子記

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第59回“放射能を話そう♪”(1月25日 金曜日)にご参加ください♪ 今回は『手前味噌つくり』です❤材料の放射能測定結果もご覧ください!静岡放射能汚染測定室

測定室:夏休み明けに、“福島原発汚染水・基準値を上回る”のニュース!!

長い夏休みを終え、測定室の活動は8月21日(火)より通常に戻りました。
スタッフのリフレッシュ休暇に、ご協力、ありがとうございました。

浜松分室で測定をしている測定器

夏休み最後の8月20日(月)、
国が海洋に流そうとしている福島原発の汚染水について、
新聞各社が、放射性物質の濃度が基準値を超えていたことを報じました!

◆朝日新聞デジタル版:2018年8月20日付け
https://digital.asahi.com/articles/ASL8N4CR7L8NUGTB004.html?rm=350  より転記します。

東京電力は20日、福島第一原発で増え続ける放射性物質トリチウムを含んだ低濃度の汚染水について、
保管する大型タンクに入れる前の放射性物質の検査で、トリチウム以外に、ストロンチウム90、
ヨウ素129が国の基準値を超えていたことを明らかにした。
東電はこれまで「トリチウム以外の放射性物質は除去されている」として、十分な説明をしていなかった。

構内で発生した汚染水は、セシウムを吸着する装置と、62核種を除去する装置「アルプス」を通り、
取り除けないトリチウムを含む汚染水がタンクに保管されていると説明されていた。

 だが、「アルプス」の出口で汚染水を定期的に調べている分析検査で、
トリチウム(半減期12年)のほか、ストロンチウム90(同29年)と
ヨウ素129(同1570万年)が国の基準値を上回っていた。

最大値はトリチウムは1リットルあたり138万ベクレル(基準値の約23倍)、
ストロンチウム90は141ベクレル(同約5倍)、ヨウ素129は62ベクレル(同約7倍)だった。

 東電は「吸着するフィルターの性能が落ちていたことも考えられる」としている。
数値はホームページで公表しており、
国が定める敷地境界の放射線量(年間1ミリシーベルト)も超えておらず、
「保管上は問題はない」としているが、「今後はわかりやすくお知らせしていきたい」とコメントした。

 現在、タンクには約109万トンの汚染水がためられている。
処理を巡っては、海洋や大気での放出といった方法が国で議論されている。

東電によると、仮に放出となれば、事前に検査が行われる。
放射性物質が検出されれば、アルプスに再び送って除去できるという。
東電は「現在の汚染水がそのまま放出されるわけではなく、今回のこととは別問題」としている。
                          (石塚広志)

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◆この件に関して、
『原子力規制を監視する市民の会/福島老朽原発を考える会』の阪上 武氏は、
HP上(http://kiseikanshi.main.jp/2018/08/22/1312/)で、このように補足しています。

   ~~~~~~~HPより抜粋~~~~~~~~~

トリチウム汚染水については、エネ庁が汚染水処理対策委員会とその下の小委員会で検討し、
海洋放出の方向で調整しようとしており、8月30日と31日には、説明・意見聴取会を予定しています。
規制委員会の更田委員長も一貫して海洋放出を主張しています。

汚染水処理対策委員会や小委員会の議論は、トリチウム汚染水の取り扱いについて、
トリチウム以外の各種はALPSで除去されることが前提となっており、
ヨウ素129などの件については、議論の対象になっていません。
説明・意見聴取会の資料にもありません。一体エネ庁はこの状況を把握していたのでしょうか。
規制委員会はどうでしょうか。

いずれにしろ、トリチウム汚染水の取り扱いについては、説明・意見聴取会の開催の前提も崩れた状況だと思います。

ヨウ素129の危険性については以下が参考になります(美浜の会)
http://www.jca.apc.org/mihama/reprocess/rokkasho_series7.pdf

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

◆改めて、ヨウ素129の危険性について、読んでみると、
福島原発の汚染水だけでなく、六ヶ所の再処理工場の排水への心配が蘇ります。

処理できない汚染を、『基準値以下なら海に流しても良い』と誰が決めたのか・・
暗澹とする夏休み明けです。

処理できない汚染を出す施設・技術を使い続ける事を、再考しないまま、
汚染をなかったことにするのは、政策とは言えない!!と政治の無策が無念です。

元に戻せない破壊や汚染を決してしない・・・。
私たちの願いを、しっかりと持ち続けることの大切さを痛感します!!

2018年8月24日
馬場利子記

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測定室:夏休み明けに、“福島原発汚染水・基準値を上回る”のニュース!!静岡放射能汚染測定室