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測定室代表 馬場利子

グリーンコープの託送料金控訴審裁判:第4回期日(6月5日:口頭弁論)傍聴及び報告集会zoom参加のご案内

原発にかかる「賠償負担金」と「廃炉円滑化負担金」を経済産業省令によって託送料金に上乗せすることは違法であることを問う裁判の控訴審第4回期日のご案内です。

第1回期日には元電力・ガス取引監視委員会委員長・八田達夫さんの「電力自由化の観点からの二つの負担金の問題点や二つの負担金は本当に公益的課題に対応するものなのか」をテーマにした意見書、
第2回期日には龍谷大学教授・大島堅一さんの「電力自由化の下では二つの負担金は託送料金原価にはならない『制御不能費用』であり、託送料金上乗せは電気利用者からお金を引き出す『打ち出の小づち』のようなもの」とする意見書を提出し、代理人弁護士がそれらをもとに口頭弁論を行いました。

そして、今回の第4回期日(6月5日)には、4人の会計学の学者が共同で作成された「二つの負担金は一般送配電事業の運営のための『適正な原価』といえるのか」という会計学の観点からの見解を意見書としてまとめ提出します。
口頭弁論はその意見書をもとに行います。
弁護団は、第一審では追求できていなかったことを徹底的に深めて毎回意見陳述を行っています。
裁判を応援する私たちも、力強く後押ししていきたいと思います。

2023年3月22日一審の判決を待つ人々


福岡高等裁判所から遠い私たちは、第4回期日への傍聴は難しいと思いますが、
 閉廷後、報告集会が開かれますので、Zoomでの参加も、よろしくお願いいたします

以下、控訴審第4回期日の傍聴と報告集会、zoom参加の要領です。

【第4回期日・口頭弁論】
 【日時】2024年6月5日(水)14時30分~
 【場所】 福岡高等裁判所「101号法廷」

 ※14時頃までに裁判所1階ロビーに集まってください。裁判所の案内があり次第、随時傍聴席に入室していだきます。
 ※閉廷後、弁護士会館に移動し、記者会見・報告集会を行います

【記者会見・報告集会】
 【開催時間】閉廷後15時15分頃~
 【会場】 弁護士会館

【報告集会へのzoom参加について】
 【時間】閉廷後、15時頃~
  【zoom参加】14時30分より入れるよう、zoom設定をしています。

 ★Zoom参加を希望される方は、測定室:✉ssokuteisitu@yahoo.co.jp まで連絡をください。
   Zoomのミーティング IDとパスコードをお知らせいたします。

■違法な電気料金への上乗せは、裁判でしか止めることができません。
 引き続き、裁判に多くの人が関心を寄せることで、裁判所に校正さ審査と判決を求めていきたいと思います。

2024年6月3日記

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グリーンコープの託送料金控訴審裁判:第4回期日(6月5日:口頭弁論)傍聴及び報告集会zoom参加のご案内静岡放射能汚染測定室

6月2日(日)『原子力防災お話会』&『安定ヨウ素剤の自主配布会』開催のお知らせ

測定室の会員である小笠原学さんより、
 6.2「原子力防災お話会」&「安定ヨウ素剤の自主配布会」
   〜子どもたちの健康を守るために〜
の開催のご案内をいただきました。

‥‥呼びかけと催しの概要をお知らせします・・・

 現在日本には54基の原子力発電所があり、12基が稼働中です。
 何かのキッカケで放射能が放出しても、目に見えるものではありません。
 どのような準備ができるでしょうか。どう避難したらいいでしょうか。
 自分たちで身を守るための正しい知識を伝える活動をしています❗️
 自分たちで身の守るための正しい知識を身につけましょう!

6.2原子力防災チラシ

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6月2日(日)『原子力防災お話会』&『安定ヨウ素剤の自主配布会』開催のお知らせ静岡放射能汚染測定室

6月8日(土)開催の七沢潔さんの講演会『原発と小さき人々、そしてメディア~能登、福島、チェルノブイリの取材から~』のお知らせ♦

私たち『静岡放射能汚染測定室』は、今年の6月で測定を再開して13年になります。

2011年6月11日に、測定室の活動を再開した目的は、
 国内で起こった原発事故に対して、
  私たち1人1人が、食べ物や環境の放射能汚染の現状を知り、
   冷静に、適切に対応して暮らす方法を共有するためでした。

そして、13年・・。
 不幸中の幸いというのは正しい表現では無いかもしれませんが、
 静岡近郊の農産物や環境(水、空気、土)には、濃度の高いセシウム134,137の汚染は見られず、
『放射能を測って知ろう』という同じ想いの会員の方たちに支えれれて、現在も日々の測定を続けています。

■ただ、放射能を測定するだけでなく、私たちの願いは・・
 ①原発のない未来
 ②電力の大量消費を見直して、地域で作る自然エネルギーで暮らすこと
 ③起こってしまった原発事故の汚染を拡げないこと・・

そんな活動を続けている中で2024年1月1日に起こった能登半島地震。
 もし、震源地が少しずれていたら志賀原発は大参事を引き起こしていたかもしれません!

■私たちは心から、原発のない未来を願ってできることは何なんだろう・・?
 つぶやき続け、仲間と話し合いを続ける中で、今年の講演会の講師に巡り合いました。
 

6月8日七沢潔さん講演会のチラシ表


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

七沢潔さんがお話をされた映像を観た中で、こんな一言がありました。
 「日本では全国50カ所で原発の建設を止めている」
 

私はこんなに長い間、原発のない社会を望んで活動をしてきたにも拘らず、その事実を知りませんでした。
 衝撃でした!
 自分もどこかで、“国や企業が決めたことは変えられない・・”と思っていたのではないか・・・!!

■七沢潔さんは、静かに、時には笑顔で原発の未来について語っていらっしゃいます。
■取材を通して現実を見続けている七沢さんのお話を、皆さんと一緒に聴いて、【原発のない未来のためにできること】を私たちの中に描きたいと思っています。

お時間を作ってご来場ください。

♦参加券は、共催・賛同の各グループにあります。
  講演会事務局での予約も受け付けます。 ⇒✉ ssokuteisitu@yahoo.co.jp
     

■諦めない、忘れない、そして願いを実現する!!

6月8日(土)13時半より、静岡市生涯学習センター(アイセル21)の大ホールで、お待ちしています。

2024年4月26日
馬場利子記

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6月8日(土)開催の七沢潔さんの講演会『原発と小さき人々、そしてメディア~能登、福島、チェルノブイリの取材から~』のお知らせ♦静岡放射能汚染測定室

会報『測定室だより』第99号(3月20日発行号)を、お送りしました。

会報『測定室だより』99号(3月20日号)を郵送、ウエブ会員共に発送をいたしました。

 すでに、皆さまのお手元に届いている頃だと思いますが、万一、受け取っていない方は、お手数ですが、ご一報ください。 
  《連絡先:mail:ssokuteisitu@yahoo.co.jp》

『測定室だより』99号表紙


■今号では、
 ・2023年12月2日~2024年2月2日に測定をした32検体(静岡:食品31検体)(浜松分室:環境試料1検体)の測定報告を掲載しています。

■測定報告では、
 浜松分室で測定をした【北海道石狩産のピートモス】に、わずかに(1.88~2.89㏃/kg)のセシウム137を検出しました。

 このピートモスの測定に関して、1990年5月にフィンランド産とノルウエ―産のピートモスを測定した結果も、補足として掲載をしました。

また、特記すべき記事は、
今年元旦に起こった能登半島地震を受けて、OurPlanet-TVが2024年1月30日に主催した緊急シンポジウム 『能登半島から考える原発のこれから』の映像記録を紹介しています。
 ⇒ 緊急シンポジウム 『能登半島から考える原発のこれから』の第1部『震源地・珠洲の原発計画』(45分)は
   (https://youtu.be/ejixdypBvL4) でご覧いただけます
。⇒

『測定室だより』99号の編集を終えた後、2024年6月に開催する【総会記念講演会】の講師に、
 緊急シンポジウム 『能登半島から考える原発のこれから』でもパネリストとして登壇されている七沢潔さん(NHK在職中は、ディレクターとして主に沖縄、原発、戦争に関するドキュメンタリー番組を制作。退職後、ジャーナリスト・中央大学客員教授)に来静をお願いし、承諾をいただきました。

【総会記念講演会】は6月8日(土)午後に予定をしています。
 詳細が決まり次第、お知らせをいたしますので、ぜひ、お時間を作ってお出かけください。

・・・・・・・
また、『測定室だより』では、すでに、グリーンコープでんき:託送料金取り消し訴訟に公正な判決を求めるオンライン署名のお願いをしていますが、
 今回、原告であるグリーンコープによる手描き署名が開始されました。

 署名用紙を掲載します。
■賛同いただける方は、ダウンロードをして、署名を記載して、直接、グル―ンコープへ送付をお願いします。
⇒署名ダウンロードは、https://www.greencoop.or.jp/gcwp/wp-content/uploads/2024/02/240213_syomei_a4.pdf 

グル―ンコープ紙署名呼びかけ文

■能登半島地震で被災された皆さまの暮らしが1日も早く、落ち着いた日々をなりますように・・・。

2024年3月20日記

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会報『測定室だより』第99号(3月20日発行号)を、お送りしました。静岡放射能汚染測定室

能登半島地震を踏まえて,日本科学者会議原子力問題研究委員会の声明  2024年1月22日付け

                  【声明】2024年1月22日

                        日本科学者会議原子力問題研究委員会

 『能登半島地震を踏まえて全ての原発を運転停止すべきである
  IAEA深層防護の第5レベル・緊急時避難について、規制委員会の新規制基準に含まれていないことは重大な欠陥である。』

 2024年1月1日に発生した能登半島地震(M7.6、震度7、地震動加速度最大2828ガル)と津波により、家屋の倒壊、道路の寸断・陥没、山崩れが起こり、食糧・エネルギー・上下水・通信・福利厚生・文化芸術などのインフラおよび伝統的な地場産業や漁業や里山農業などの生業が破壊された。

 能登半島の中で孤立した集落の住民たちは、国と自治体による支援・救助が遅れたため、生きるのに困難な生活を強いられている。
 私たちは、亡くなられた方々に哀悼の意を表し、被災者に心よりお見舞いを申し上げる。

 また、かねてより地質学者らは能登半島で大地震が起き、地盤の隆起が起きると想定してきたが、今回実際に、原発が存在する志賀町でも4mの隆起と津波の遡上が起きた。
 被災状況の全容が明らかになるまでにはまだ時間がかかるだろうが、とりわけ、現在のところ志賀原発に絞って情報収集したところ、次のことが明らかにされている。

(1)志賀原発1号機と2号機は、2011年3月の東日本大震災以降、現在に至るまで定期点検により運転停止中である。

(2)北陸電力は、取水槽の水位が3m変動し、津波が志賀原発に及ぼした影響を調査中である。原発の敷地は海抜11mの高さにあり、さらに4mの防潮堤が設置されていたため浸水被害はなかった。また、1号機補機の防潮壁の一部に沈下と傾きが確認されたが、補修中である。

(3) 志賀原発敷地内にある外部電源変圧器から23,400 リットル(ドラム缶117本相当)の絶縁油が漏れ出た。排水溝の出口付近の海面に少量の油が流出した。変圧器の故障で外部電源5回線のうち2回線が使えなくなった。

(4) 使用済み燃料プールから冷却水の一部(326 リットル)がスロッシング(強い地震動による揺動)により溢れ出た。冷却ポンプが一時止まったが、再起動した。

(5) 志賀原発から30km圏以内にあるモニタリングポスト117カ所のうち18カ所で停電と通信障害のためデータ収集ができなくなった。

(6) 1号機原子炉建屋地下2階震度5強、399.3 ガル(3方向の合成)が観測された。(なお、志賀原発における最大加速度は基準地震動を超えたと言われているが、そのデータは見つからない。)

 私たちは、能登半島における被害状況(上記冒頭)とマスコミ報道の志賀原発における事象(1)〜(6)を踏まえると、志賀原発が放射性物質の大量放出を伴う重大事故を起こした場合、強い地震が加われば、能登半島とその周辺に住む住民は屋外避難だけではなく、屋内退避も困難になる。

 IAEA深層防護の第5レベルでいう緊急時避難について原子力規制委員会の新規制基準に含まれていないことは重大な欠陥であることが判明した。
 福井県などで重大事故時を想定した避難訓練は、全く実効性がないと考えられる。

 1995年に兵庫県南部地震を起こした断層と今回の能登半島地震を起こした断層の間に位置する福井県若狭湾沿岸にも大きな断層がある。

 現在(2024年1月22日)、福井県にある関西電力の原発のうち5機(大飯原発3、4号機、高浜原発3、4号機、美浜原発3号機)が運転中である。また、九州電力の原発4機と四国電力の原発1機も運転中である。

 今回の震源地域といわれる珠洲市にかつて、北陸、中部、関西の三つの電力会社が共同で原発の建設を計画していた「珠洲原発」は、地元住民の間で建設に対し賛否が分かれ、住民の反対運動と電力自由化による競争激化などもあり、2003年12月、3社は計画の凍結を表明した。

 「地震大国」の日本では原発はやめるしかない。
 私たちは、日本が原子力発電から決別すべきとの立場であるが、さしあたりこれら10機の原発の運転を直ちに停止すべきであると考える。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 以上、原文のまま引用掲載をしました。

2024年1月26日記

#日本科学者会議原子力問題研究委員会声明
                    

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能登半島地震を踏まえて,日本科学者会議原子力問題研究委員会の声明  2024年1月22日付け静岡放射能汚染測定室