監督アヤ・ドメニックさんの日本滞在が、今回は短期間であるため、
静岡での講演会をお願いすることはできませんでしたが、お近くの方は、お出かけください。
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映画『太陽が落ちた日(THE DAY THE SUN FELL)』は、
原爆投下時に広島赤十字病院の医師だった監督の祖父を映画製作の出発点にしながら、
当時の看護婦や肥田舜太郎医師の「原爆のその後を生きる姿」を丁寧に紡いでいった作品です。
チューリヒ在住のドメーニグ綾監督(42)は、
「娘や孫のために作った。私の家族の歴史であり、同時に反核を含む私の哲学が凝縮している作品」と語る。
広島と福島をつなぐ重いテーマでありながら、登場人物がユーモラスに生き生きと描かれる。(https://goo.gl/DGZVLn より抜粋)
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この企画は、当測定室も呼びかけ団体になっている『乳歯保存ネットワーク』が主催団体として、
進めているもので、開催日程は、以下の通りです。
■2017年10月11日(水) 14:00~17:00
「太陽が落ちた日」チラシ アヤ・ドミニク監督を迎えて
【会場】岐阜大学教育学部 1F B102 講義室 JR岐阜駅北口バスターミナル9番のりば乗車 バス停「岐阜大学」下車
・霧箱を使って (放射線の可視化)
・「太陽が落ちた日」上映
・アヤ・ドメニックさんのおはなし
【参加費】 無料
【主催】 乳歯保存ネットワーク
■2017年10月12日(木) 14:00~17:00
「太陽が落ちた日」チラシ アヤ・ドミニク監督を迎えて
【会場】彦根市民会館 〒522-0001 彦根市尾末町1番38号
・「太陽が落ちた日」上映
・アヤ・ドメニックさんのおはなし
【主催】彦根・愛知・犬上 原発のない社会を作る会
【上映協力費】 500円
【協力】 乳歯保存ネットワーク
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この映画のDVDを購入しましたので、
スイス在住の監督の来静は難しいと思いますが、測定室でも上映会を企画したいと思っています。
各地で、上映会をしていただける方は、ご連絡下さい。DVDをお貸ししします。
静かな映画ですが、そこに証言されている事柄は、
原爆投下当時、アメリカが行った被爆者治療と被爆者の選別についてはっきりとわかるものになっています。
広島や長崎の放射線医学研究所の医師たちが
「内部被ばくの健康被害はなかった」と言い切る姿を福島原発事故後によく見かけましたが、
それは、『内部被ばくがなかった』のではなく、
被爆者の治療を選別し、原爆光線に直射された患者さんしかデータを採らなかったため、
『内部被ばくのデータがない』のだという事が、この映画の証言で、はっきりと分かります。
福島原発事故から6年半以上経った今、知ること・忘れない事・諦めない事・生きる事を
改めて、心に想う映画です。
2017年10月5日
馬場利子記