昨日(8月19日)未明、松井英介先生が永眠されたとのメールを、お連れ合いの松井和子さんよりいただきました。
そのメールには、松井先生がご自身の予後を充分承知していらして、
最後に書かれたメッセージ(8月15日記)も添付されていました。
当測定室では、2013年6月11日(土)に第2回 測定室総会記念講演会に講師としてお話しいただき、
その後、松井先生らが乳歯のストロンチゥムの測定を開始するということで、
乳歯保存ネットワークにも賛同団体として参加させていただいて、現在まで、交流が続いておりました。
松井先生は私(馬場利子)と同郷(岐阜)で、岐阜大学医学部付属病院放射線科を退官された後、
岐阜市郊外で座禅洞という医院を開業され、診療を続けておられました。
3年ほど前に、病気が分かり、診療や市民活動を続けられながら、療養を続けておられましたが、
「最後まで意識がはっきりとしていた」(和子さんの言葉)中で、旅立たれたとのことでした。
頂いたお手紙は、個人宛になっていますので、
皆さんにご紹介することは、叶いませんが、8月17日に届いた『座禅洞たより』2020年8月号を
皆さんにも、松井先生からの最後のメッセージとして、掲載させていただきます。
ストロンチウムの測定所を開設され、まだまだ、やるべき事がたくさんあった松井先生のお気持ちを思うと、
言葉がありません。
コロナ禍で、どの様な形でお別れの会が開催できるのかも未定ですが、
49日の間、この地に留まっている松井先生の魂と、静かに対話をし、
残された私たちにできることは何か・・考えたいと思っています。
生前の御恩と、その働きに心から、お礼を申し上げます。
2020年8月20日
馬場利子記