島田市が2月16日(木)に瓦礫の試験焼却を行うという発表がありましたので、
急きょ、松葉による環境放射能の測定を研究テーマにしている河野益近さん
(当測定室アドバイザー、京都大学在職)を招聘して、事前の環境測定用の
松葉採取を行いました。
松葉採取にあたり、松の木の所在地を教えていただけるよう、前日にメール
などでお願いしたにもかかわらず、多くの方から情報を寄せていただきました。
本当にありがとうございました。
多くの場所でサンプルを取っても、焼却による環境への影響を知るという点では、
効果が変わらない為、また、1サンプルあたり1~3日の定量時間がかかる事も
考えあわせて、島田市で7か所、市の境(牧の原市)で1検体、比較対象として
静岡市で1検体、合計5か所での採取となりました。
事前調査の結果は、定量が出来たデータから順次、ご報告していきます。
今後の調査委予定は、
① 試験焼却(16日)の2~3日後に、同じ地点でサンプリングを行います。
② それ以後のサンプリング調査については、島田市の方とも相談をして決めたいと思います。
この相談の期日は、今回の2回の調査結果が出たところで行う予定をしていますが、
島田市の会員さんより意見を頂けるようでしたら、メール、ファックス等でお寄せ下さい。
現地の方の要望や希望を伺いながら、今後の調査につなげていきたいと思います。
今回、ご協力くださった皆様、ありがとうございました。
2012年2月11日(土) 馬場利子記
追記:
瓦礫に入っている放射性物質は、燃やされたときに水蒸気とともに、大気中に排出される
ことも考えられます。また、燃えなかった瓦礫は、1800℃で溶かされ溶融物として、
水砕ピットに落ちて冷やされ、ガラス状のスラグになり、道路などの材料に利用されます。
施設から排出される水蒸気や、水砕ピットの水の処理も気になります。
ゴミ焼却の仕組みは、下記をご参照下さい。
「ごみゼロ日記 静岡」田代環境プラザレポート。
http://ameblo.jp/gomizeo/entry-10194940576.html
・田代環境プラザ(島田市焼却施設)–>