健やかないのちとくらしを未来へ・・・ 

第2回 『放射能を話そう』報告

2011年8月30日(火) 10:30~12:00

測定室アドバイザー河野先生とのQ&A
スカイプ部 始動

進行:測定室スタッフ 竹内せつ子
報告:測定室スタッフ 伊藤美智代

参加者 43名 (内、男性6名)+乳児・幼児5名
会員:23名 一般:12名 スタッフ:8名
伊豆の国市・富士宮市・富士市・静岡市・藤枝市・島田市・掛川市・磐田市・浜松市
スカイプ参加者:6名 

今回は、当測定室アドバイザーの河野益近さん(京都大学大学院電子核工学)が、全国の松葉の汚染調査を終えて、さらに詳しい調査をする県に「静岡県」を選んで来静、『放射能を話そう』にも飛び入り参加してくださいました。そのお知らせが測定室だより2号に間に合ったこともあり、前回よりも少し広めのスペースを確保したプラムフィールドでしたが、やはりあふれるばかりに大勢の方が参加してくださいました。真夏日を思わせる暑い中、ありがとうございました。 

前置きなしのQ&Aに徹した90分。17個の質問に河野さんは丁寧に答えてくださり、前回同様、みなさんの体験・経験も語られ、本当に充実した90分でした。そして、子育て中のお母さんたちの具体的な心配や素直な質問に、大切なことは放射能被ばくを抑えるための方法だけではなく、一人ひとりが困難な状況に出会った時の「生き方」を問われているのだ!と思いました。 

 

最後に測定室代表・馬場より、現在の測定室の状況の説明とメッセージがありました。 

◎スタッフが測定作業にも慣れてきたので、A一日2検体の測定も徐々にできるようになってきたところ、測定器のアンプが土曜日(8/27)に壊れ、この3日間測定が止まっています。この測定器は甘えん坊のおばあちゃんで(23年前のもの)、心臓移植をし(新しいものと交換)測定をしていました。土曜日に不具合になった部品を本日、河野先生が京都より持ってきてくださり、河野先生やW氏の手により、近日中には修復の予定です。→セッテイング・調整が無事終了し、9/1より、測定が再開しています。 

◎これからも月1回のペースでこのような会を続けていきたい。 
 -私たちスタッフは専門的な知識や技術があるわけではなく、測定に関わる事務的なことをやっているが、経験として、海外の使用状況が分からない食べ物を選ぶか、セシウムの汚染をとるのか、正しい結論はないが、考えていくことが大切と思っている。そのためにも、このような会を続けていきたい。 

◎皆さんの知り得たこと・経験を測定室にお寄せください。 
 『話そう会』だけでなく、行政への働きかけなどはホームページなどでも伝え合い、粘り強く行政にお願いし続けることが、この汚染の中で生きていく大人たちの責任かと思う。「A市でやっていることを是非、私たちの市でもやってほしい」という声を伝えることが大事! 

◎飽きずに、そして、“放射能の振る舞いは分からない“けれど、分からない中でどうするか?向き合い続けましょう!
 -「結局、どうしたらいいかわからない」とあきらめてしまうのではなく、自分たちがどんな風に暮らしていきたいのか?を考え続けていきましょう。河野さんはじめ私たちチエルノブイリ事故を知っている世代にとって、一番の驚きは、「福島の事故があっても、まだ原発を続けよう」としていること。浜岡原発も決して安全なわけではありません。「どんな風に暮らしたいか?」を考えるためにも、是非、引き続き測定結果をながめてくだされば…と思います。 

※「河野先生とのQ&A」は現在、まとめ中
※スカイプの様子、感想も、後日報告します。
(スカイプ参加された方の感想をお待ちしています)

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第2回 『放射能を話そう』報告静岡放射能汚染測定室

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