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自然放射線と先天的疾患の増加についてTag Archives

『測定室だより』第44号を発行しました♪

『測定室だより』は、当室の会報として発行していますが、
一般の方にも、ご希望の方には購読していただくことが出来ます。

今号には、
当室で2015年6月27日~7月30日に測定した
31測定、31検体(食品21検体・環境試料9検体・尿1検体)の測定結果を掲載しています。

たより44号表紙

今回の測定の中で、特記すべき測定は、
同じ生産地・生産者によって収穫された2012年産と2014年産の黒大豆の測定で
両方ともに、セシウムを検出したため、
その乾燥大豆を、水に戻した時、またそれを茹でて煮た時・・と
状態を変えて、どの様にセシウムが変化するか、比較測定を行い、
結果を報告しています。

2011年時、農地の汚染が比較的強かった地域では、
特別な放射能軽減措置を行わない畑では、その後も、農産物への移行はなくならず、
各年度産の黒大豆の変化も観察しています。

その他には、
◆『ネイチャー』掲載論文より、
『ケララ海岸部の高環境放射線量地域におけるダウン症および関連疾患について』を 
邦訳論文を転載しています。

自然放射線であっても、被曝量が増せば、先天的疾患が増える論文に、
日本で人工放射線量が高い地域で暮らす事の安全性について、示唆的な事実を読み取っていただけます。

日本で、放射性物質による外部被曝、内部被曝の健康被害への理解は、
これから医学的にも、生物学的な専門分野の研究者から、進められていくと思います。

セシウム137の半減期は、30年。
どの様に、放射能と付き合っていくか、静かに・的確に考えていきたいと思います。

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会員外の方で、
購読ご希望の方には、1冊500円(送料・税込)でお送りしています。
ご希望の方は、お申し込みください。
年会費は、1年3000円です。

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◆『測定室だより』第43号は9月20日発行です。
 すでに、会員の方には、お手元に届いていると思いますが、

万一、まだ、届いていない方がありましたら、ご一報ください。
直ぐにお送りします。

【お申込み・問い合わせ先】
電話・fax :054-209-2021
mail:ssokuteisitu@yahoo.co.jp

2015年9月23日
馬場利子記

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『測定室だより』第44号を発行しました♪静岡放射能汚染測定室