健やかないのちとくらしを未来へ・・・ 

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放射能の動向は想像を超えた不思議さです。

同じ畑から採れたお米のある1粒の汚染は2.9Bqで、他の2粒は0.0048Bq。
この1粒0.02gのお米の2.9Bqという濃度は、1kgあたりに換算すると約14万Bq/kgにもなる。

・・・という記事が掲載されていると紹介して下さった方がありました。
週刊現代オンライン(2012/10/1)「長崎大の研究結果 福島県産の「新米」から放射性セシウム」http://kodansha.cplaza.ne.jp/wgendai/article/121001/top_05_01.html

記事の内容は、以下の通りです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「食卓に上る今年の福島県産の“新米”の中に、
  放射能に汚染された“高濃度汚染米”が紛れこむ恐れは避けられません」
  

放射線生物物理学の研究者で、放射性物質測定のエキスパートである高辻俊宏長崎大学准教授はこう語る。
その高辻氏の調査によって、今回、米の放射能汚染に関する衝撃の事実が判明した。
現在の検査システムを素通りしてしまう可能性のある“超高濃度汚染米”の存在が、
初めて明らかにされたのである。

調査対象になった米の産地は、福島県いわき市志田名しだみょう地区。
福島第一原発からおよそ30km離れた小さな集落で、
原発事故のあとも、行政上は避難区域とされなかった地区だ。
けれども、住民による自発的な放射線測定で高い空間線量が計測され、
その後、チェルノブイリ原発事故での“避難対象地域”に匹敵するほどの土壌汚染も見つかった。
(略)
 高辻氏は、その志田名地区での実地調査を続ける放射線衛生学の専門家、
獨協医科大学准教授の木村真三氏の依頼を受け、
米などの農作物や土壌、水などの放射能汚染を測定してきた。
その過程で、衝撃的な“超高濃度汚染米”の存在を発見したのである。

 その“ホットスポット”で昨年、試験的に採取された米からは、
1kgあたり357Bq(ベクレル)という高い放射性セシウムの数値が測定された。
厚生労働省が定める規制値は100Bq/kg。およそ3.6倍もの高濃度汚染である。

 高辻氏は、より精密に汚染を調べるため、以下のような測定を行った。
汚染米から2つのサンプルを作り、それらを別個に測定したところ、
全く同じ米のはずが、
一方からは約18gで6.5Bqの高濃度の汚染が測定されたのに対し、
もう一方からは1.27Bqしか検出されなかったのだ。

疑問を持った高辻氏は、さらに、高濃度のサンプル米をまた半分に分け、
それぞれの汚染を測定した。

この作業を何度も重ねていき、最後にはサンプル米3粒が残った。
測定の結果、そのうちのひと粒は2.9Bqで、残りの2粒は0.0048Bq。
驚くべきことに、約18gのサンプル米がもっていた汚染のうち、なんとおよそ半分の汚染が、
0.02gの米ひと粒に集中していることが明らかになったのである。

この0.02gで2.9Bqという濃度は、1kgあたりに換算すると約14万Bq/kgにもなる。

これは、放射能汚染が均等に広がるのではなく、
ひと粒、ないしは田んぼの中の1本の稲穂など、
極端に偏った状態で進む可能性があることを示している。

「高濃度汚染米を取り除こうとするなら、米ひと粒ずつをチェックしなければならない。
でもそれは現実的に難しいですし、個人が5kg、10kgのお米を買ってきて、
その中のひと粒だけ弾いて食べないようにするなどということもできません。
高濃度の汚染米を食べてしまうという、ある種“貧乏くじ”を引いてしまう可能性があるわけです」(高辻氏)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
とありましたが、私には
お米1粒の測定ができるのかどうか・・それも分からなかったので、
いつものように、小出裕章さん(当測定室アドバイザー:京大原子炉実験所)にお尋ねしたところ、
———————————-
「面白い情報をありがとう。 高辻さんは知人です。
 彼らしい測定で、感心しながら拝読しました。

もちろん、米一粒であろうと、それに含まれる放射性物質が検出限界以上にあるのであれば、測定できます。
例えば、私が使っているGe半導体検出器では1kgの土壌や松葉などに
0.001Bqの汚染があるかどうかを追うような測定をしてきました。
試料が1gであれば、体積が小さくなる分測定効率が上がりますので、
もっと微量な汚染も検出できます。
 今回の高辻さんの測定では、0.02gの米一粒に2.9Bqのセシウムが入っていたとのことで、
楽勝で測れます。
ただ、実際上、そんな測定をすべてのお米にすることなどできませんので、
高辻さんがコメントしたというように、「くじ引き」になる以外ありません。」
———————————-
というお返事でした。

本当に自然は、不思議です。
同じ畑で収穫したお米でも、1粒、1粒の汚染がこんなに違うのは、
なぜなのか・・不思議は尽きません。

いづれにしても、こんな汚染は原発事故が無ければ起こらなかったことです。
人の被ばくも、このお米のように1人、1人、大きな違いがあるという事だと痛感しました。

2012年11月22日
馬場利子記

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放射能の動向は想像を超えた不思議さです。静岡放射能汚染測定室

小出裕章さん講演会(6/9)終了。動画アップ!!

『3.11以後の世界~市民に出来ること~』
お越し頂いたみなさま、ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。

Wongさんのオープニングのピアノ演奏から始まり、小出さんの講演へ。
トリニティから広島。 チェルノブイリから福島第一原子力発電所。
その歴史と現状を、とてもわかりやすい資料で見せて頂き、頭の中が整理されました。

後半は、小出さんをWongさんがインタビュー。
今、全国で話題になっている瓦礫のこと、すべての原発が停止している日本のこれからのこと、など、
希望が紡がれていく様子が見えてきました。
そして、最後は演奏と朗読へと続きました。

記録を担当してくださった壷阪さんブログ「ごみゼロ日記」にレポートし、動画をアップしてくださいました。

前半:オープニングWongさん演奏~小出さん講演。(68分)

後半:小出さん、Wongさん質疑~演奏。(58分)

3.11以後の世界~市民に出来ること(前半+後半:128分)
前半、後半、含め三本の映像に、アップ後の1週間でのべ、約3,000の再生となりました。

これからの希望を繋いでゆく場になりました。
小出さん、Wongさん、お越し頂いた皆さま、ありがとうございます。

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小出裕章さん講演会(6/9)終了。動画アップ!!静岡放射能汚染測定室

小出裕章&ウォン・ウィンツァン 6/9(土)進行予定

いよいよ、測定室再開1周年記念、会員総会と記念講演会が今週末になりました。
多くの皆様に参加申し込みをいただき、スッタッフ一同、緊張と喜びでドキドキしています。

小出裕章さんの講演会は、まだ席に少し余裕がありますので
お申込みいただくことは可能です。
フォームからの申し込みではなく、直接、測定室にお電話でお申込み下さい。 
T/054-209-2021 申し込みは6月8日(金) 16時まで
 お申込みがない場合は、当日の入場はお断りする事がありますので、ご了承ください。

■当日の進行についてお知らせします。
プログラム
①測定室の見学 11時~11時45分  見学希望の方は直接、測定室にお越しください。

②昼食(申込者) 12時~12時45分  静岡市葵生涯学習センター(アイセル21)
                             41会議室にて

③会員総会  開場 : 12時30分  会場は同上 
           13時~13時45分   議事

④記念講演会  『3.11以降の世界~市民にできる事~』   
         開場 : 13時30分 会場 静岡市葵生涯学習センター(アイセル21)
         開演 : 14時             1階大ホール
               講演:小出裕章 インタビュアー&ピアノ:ウォン・ウィンツァン
         閉会 : 16時
         参加費 : 事前申し込み 一般 1000円 ・ 測定室会員500円

⑤交流会   17時30分~20時 会場 炭焼&Bar 炙の介 
         静岡市葵区昭和町1-8 TEL. 054-273-8844
         http://www.nasubi-ltd.co.jp/aburinosuke/index.php
         参加費 : 事前申込み 4800円 (消費税込 フリードリンク)

悲しみではなく、勇気を・・。
恐怖でなく、知恵を・・。
諦めではなく、希望を・・

ご一緒下さる皆様とお目にかかれますことをスッタッフ一同、楽しみにしています。

2012年6月6日(水)
馬場利子記

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小出裕章&ウォン・ウィンツァン 6/9(土)進行予定静岡放射能汚染測定室

☆測定室1周年企画。小出裕章&ウォン・ウィンツァン

6月9日(土) 測定再開1周年記念講演会 『3.11以後の世界~市民に出来ること~』
・小出裕章(京大原子炉実験室・当測定室アドバイザー)&ウォン・ウィンツァン(ピアニスト・作曲家)
☆申込受付中! ・詳細 –> http://sokuteisitu.plumfield9905.jp/2012/04/04/
 

記念講演会の日時が迫り、入金の確認・チケットの郵送が間に合わないことから、フォームでのお申し込みを締め切らせて頂きました。
参加申し込みは、お電話(054-209-2021)に直接、お申込み下さい。
           参加申し込み締め切りは 6月8日(金) 16時まで
お申し込みのない場合は、入場をお断りする場合がありますのでご了承ください。

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☆測定室1周年企画。小出裕章&ウォン・ウィンツァン静岡放射能汚染測定室

名優:小出裕章!原子力スイシンジャー?

来る6月9日(土)静岡にお招きしている小出裕章さんが、映画に登場しています!
知人から、コメント付きで送られてきた劇の映像です。

『原子力スイシンジャー』
http://www.youtube.com/watch?v=9FiwgKYdwrg&feature=youtu.be

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<コメント>
*これは!とてもわかりやすい!
小出先生ありがとうございます。劇団の皆さん面白すぎです。

*素晴らしい。小学校低学年でも理解できるかも。
小出氏お疲れ様です。

*最後の小出先生の回想シーンは中島みゆきの歌が
ぴったりで泣けてしまった。

*劇中小出氏のせりふは、これまでの講演会等での
主張のエッセンスであり、これを原子力ムラ・スイ-シン
ジャーの論陣が 誰一人として論破できなかったのが痛快。
「冤罪」で捕まってしまうところまで小出氏がどこと
なく楽しそうに演技していたのが印象的だった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

観終わると、
山下俊一さんたちの根拠のない発言について、
将来、個人的な責任を問われる日が来ることが確信できて、
妙に胸がすく想いがします。

6月9日(土)、静岡で小出裕章さんと有意義な時間を持てるよう、
準備をしたいと思います。

2012年4月10日
馬場利子記

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名優:小出裕章!原子力スイシンジャー?静岡放射能汚染測定室