パンデミックの日々、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
マスクが社会生活のエチケットになりましたが、
『マスクでウイルスは防げない』という第一報から、瞬く間に『マスク着用』が推奨される日本の感染予防対策は、
国民1人1人の“自粛生活と予防”なくしては、収束していかないもどかしさを感じています。
そんな中でも、測定室は密に集まる事も無く、測定や『測定室だより』の編集を進めています。
今日は、既刊の『測定室だより』55号を公開いたします。
『測定室だより』は会員通信として発行をしていますが(最新号は第78号2020年4月20日発行)、
会員で共有をし終えた情報を、随時、公開をしています。
今回、公開します『測定室だより』第55号は、2016年10月30日発行の会報です。
◆55号の全頁は、以下でご覧いただけます。
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http://u0u0.net/7wkw
❤今号には、当測定室で2016年8月17日~9月16日に測定をした
静岡測定室:食品9 検体・環境試料7検体・尿1検体:合計17検体
浜松分室:食品1検体 の18検体の測定結果を掲載しています。
◆測定依頼は少なかったものの、
2013年5月から、同じ場所の道路脇側溝に溜まった土を継時的に測定しをしている4回の結果を
報告しています。
静岡市葵区の住宅街で、事故から5年経ってもセシウム137.セシウム134が検出されることが分かります。
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■経時的な測定結果は以下の通りです。単位はすべて㏃/kg
1回目:2013年5月10日(たより22号) Cs137:434.64 Cs134:232.45
2回目:2014年7月24日(たより34号) Cs137:138.86 Cs134: 52.96
3回目:2016年2月07日(たより50号) Cs137: 73.45 CS134: 16.32
4回目:2016年8月23日(たより55号) Cs137: 49.88 CS134 9.25
採取場所の静岡市葵区城東町は住宅専用区域で、県庁から徒歩10分くらいの街中。
道路はすべて舗装してあり、海岸線からこの地域までは平野で、周囲数キロ以内に標高の高い山はありません。
静岡市内の耕した畑では、2016年夏の測定では、Cs137が検出されても数㏃/kgですから、
住宅の屋根や庭木、栽培されているプランターや庭の土などから流出した雨水が
土と一緒に側溝に溜まった状態となり、同じ市内の畑よりも高い値が観察できる1例です。
その他、特記しすべき記事は
●アレックス・ローゼン (Alex Rosen)医学博士 (小児科医/IPPNWドイツ支部副議長)の論文
『如何に福島県立医学大学が彼ら自身の調査をサボタージュしているか』 2016年8月4日
(和訳:グローガー理恵)
も掲載しています。
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既刊号を紙面でご利用になりたい場合は、ご一報ください。
当HPで公開しました『測定室だより』第1号~54号は、1号250円(定価500円)送料込でお送りします。
❤申し込み先: mail: ssokuteisitu@yahoo.co.jp
電話/Fax:054-209-2021 (火~木 10:00~16:00)
何らかのお役にたてれば、幸いです。
放射能の内部被ばくは、その存在を知り、避け方を知っていけば、必ず、減らせるものです。
忘れず、諦めず、知らないために不安を感じる事のないように情報を共有していけたらと願っています。
❤明日が、今日よりほんの少し、安心できる社会になるよう・・1歩1歩、丁寧に生きられますように・・。
2020年5月8日
馬場利子記