新元号に変る10連休中、団体と個人:30の方たちの協力を頂いて開催した企画は、
会場のアイセル21大ホールに満場の来場者を得て、盛会の内に終了する事ができました。
企画の詳細報告は、『測定室だより』第74号(7月20日発行)に掲載させていただきますが、
webでは企画のFB頁(https://www.facebook.com/4.30shizuoka/?epa=SEARCH_BOX)にて、
当日、参加者の皆さんに呼び掛けました『環境省への質問書』の今後の報告もしていきますので、
合せて、ご覧いただければ嬉しいです。
♥参加して下さった人たちは、市民活動を長く続けている方たちも多い中、
「チェルノブイリ法というものがあるという事を知らなかった」
「放射能の被害が、チェルノブイリ原発事故で分かっているのに、
どうして日本は福島の子どもたちをほっておくのか、今日はたくさんの事を知れて良かった」
という感想をいただき、福島原発事故から8年経った今だからこそ、
開催出来て良かったと思いました。
♥上映した『チェルノブイリ28年目の子どもたち~低線量長期被曝の現場から~』(2014年制作)は、
すでに、インターネットでも映像が公開されているものですので、
https://www.youtube.com/watch?v=3hv-5bW17Rs でご覧になることができます。
1人でも観ることができる映像記録を、多くの方と観るだけでなく、
今回は、この映像報告を制作したOurPlanet-TV代表の白石草さんを講師にお迎えし、
『チェルノブイリと日本の今』と題して、お話しを伺いしました。
白石さんのお話は、はっきり、きっぱり、明確で豊富な情報に、
参加者は真剣に聞き入りました。
日本では、放射能による健康被害は小児甲状腺がんに限って、調査され、
福島原発事故前に比べて、多くの子どもたちが甲状腺がんと診断され、手術を受けていても、
「放射線による健康被害とは言えない」と健康被害を否定する見解が繰り返されています。
白石さんは、そんな日本政府の現状や福島県内の放射線量が高い地域での様子なども、
話してくださいました。
ご本人の了解を得て、白石さんの講演と質疑応答の映像を掲載させていただきます。
♥測定室では、
今回上映した『チェルノブイリ28年目の子どもたち』~低線量長期被曝の現場から~と~いのちを守る現場から~の2枚組DVDを
無料で1週間、貸し出しをします。(貸出量は無料ですが、送料200円を返送の時、切手にてご負担ください)
このDVDを使用して、地域で上映会をしていただける事を、測定室もOurPlanet-TVの白石草さんも大歓迎です♥
ぜひ、地域での上映会をご検討ください。
♦DVDレンタルのお申込み
☎&fax 054-209-2021 (☎は、火・水・木 10:00~16:00)
mail: ssokuteisitu@yahoo.co.jp
多くの人が、放射能による健康被害について知り、
子どもたちを守るために様々な対応ができる事を知ることで、
放射能公害を無いことにしたい人々が喧伝する情報に流されず、
必ず、望む政策を実現する道が拓けていくと信じています。
『まずは知ることから始めたいと思います』
私たちのアクションが未来を創ることを、もっともっと、はっきりと意識をし、
勇気を繋いでいきたいと思います。
この企画の第2弾は、6月8日(土)の講演会へと続きます。
どうぞ、ご期待ください。
2019年5月7日
馬場利子記