健やかないのちとくらしを未来へ・・・ 

2013/07/13Daily Archives

『放射線と健康障害』の特集記事をご紹介します。

測定室の会員さんより、
月刊誌『DAYS japan』6月号が送られてきました。

すでに、皆さんはお読みでしょうか?

7月4日(木)の当室で開催しました“放射能を話そう♪”でも
寄贈者から、記事について紹介がありましたが、
記事は
北海道がん治療センター 西尾正道名誉院長(放射線科)の
講演を収録した
『特集~ウソだらけの放射線と健康障害~です。

特集~ウソだらけの放射線と健康障害~

医師・西尾正道さんは、
「いわき放射能市民測定室たらちね」の甲状腺検査の顧問でもあり、
専門はがんの放射線治療です。

その専門知識と、長年の医学的データや情報を示して、
放射能による被ばくの危険性を、簡潔に分かりやすく、
多くの視点から、説明されています。

私自身が、放射能による健康被害について知るために
色々な資料や情報を探してきたほとんどの事柄が書かれています。

たとえば、
ICRP(国際放射線防御委員会)の安全基準は、
原子力事業を成り立たせるために、労働被曝を可能にする数値から、決められた基準値である事。
そして、その基準は決して、安全な数値ではない事も示されています。

加えて、原発震災直後に福島医科大学副学長として迎えられた
山下俊一氏が『低線量での影響はない』根拠として常に引用している
長崎、広島での原爆による健康被害調査は、
健康調査対象を、爆心地から2km以内に居た人
に限定しており、
被曝の影響はもっと広い地域で起こっている事を切り捨てただけでなく、
2km以上離れた人々と、被爆者と認定された人の間には
健康状態(癌の発生率のみ調査)には有意差がない報告になっている事は
恣意的な調査の結果で、本当は低線量でも健康被害が起こっている事が
丁寧に説明されています。

そして、現在行われている国の健康調査が欠陥だらけであること、
無料の甲状腺検査を全国で行う必要性も、指摘しています。

私たちが、放射能と共に暮らすために、
自ら情報を得て、出来事を理解していく上で保存版の資料になる

と思いましたので、
出版元にお願いをして測定室に取り寄せました。

DAYS JAPAN 2013年6月号 1冊 定価820円の所、
送料込で 1冊 740円にてお届けします。

ご希望の方は、下記までお申込み下さい。
℡&fax 054-209-2021 (月~木 10:00~16:00)
mail: ssokuteisitu@yahoo.co.jp

保存版で多くの人へ回覧していただける資料です。

2013年7月13日
馬場利子記

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『放射線と健康障害』の特集記事をご紹介します。静岡放射能汚染測定室