健やかないのちとくらしを未来へ・・・ 

11月 2011Monthly Archives

福島原発事故による「自主」避難者に、正当で幅広い「損害賠償」を!の署名のお願い

2011年11月27日(日)
馬場利子記
福島原発事故により避難生活を余儀なくされている人たちや、避難地区ではないけれど放射能を逃れて自主避難している方たちの日々の心痛を思うと、いたたまれない気持ちです。
そんな折、本日、避難者への報償問題について、あまりにも寡少な保障(損害賠償)額が決められようとしているとの情報がありました。と同時に、この様な事があってはならないと、避難者への補償に対する要望書の署名の呼びかけも受けとしました。
署名の文章には、少し戸惑いはありましたが、それよりも何よりも、福島原発事故さえなければ、避難やそれまでの生活が一気に壊される事はなかった人々が経済的に少しでも安心できるように、日本中から想いを届けられたらと願っています。
皆さんのお気持ちを寄せていただければ、ありがたいと思います。
以下、呼び掛け文と署名サイトを転載させていただきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
原子力損害賠償審査会の議論、あまりといえばあんまりな状況になっています。
このままでは、雀の涙程度の「見舞金」的なものが、同額支払われてお茶を濁されてしまうでしょう。原子力賠償の話しは、今後の原発のコストの議論にも関係してきます。原発の事故の経済コストが外部化されてしまってはなりません。何よりも、自主避難者の経済的な苦境を放置してはならないでしょう。
といういことで、急遽、下記のような緊急署名を呼びかけることにしました。
ぜひ、署名にご協力ください!また、拡散にご協力いただければ幸いです。
———————<拡散歓迎!>—————————-
「自主」避難者に、正当で幅広い「損害賠償」を!
避難費用実費を賠償すべき、一律の、雀の涙の「見舞金」など許されない!!
第一次締め切り 12月2日(金)、第二次締め切り 12月9日(金)
署名フォーム1(PC対応):http://goo.gl/2HQzW
署名フォーム2(PC、携帯対応):https://pro.form-mailer.jp/fms/795bfc1624252
———————————————————-
11月25日に開催された原子力損害賠償紛争審査会では、自主避難者・残留者を問わず、すべて一律同額の賠償とする方向で議論が進められました。このままでは、避難に伴う生活費の増加や何度も往復する交通費、子どもや妊婦の付き添いで必要な家族の避難にかかわる費用など、避難に関わる実費を算入することができなくなります。
結果的に、一律の見舞金的なものとして、実際に避難にかかった費用に比べて大幅な減額となる可能性が出てきます。審査会での「一律同額」の根拠は、行政手続きが煩雑になるということでしたが、これは理由になっていません。中間指針に示されている避難区域内の避難者への賠償と同様、被害者からの実費の請求で済む話です。区域内からであろうと、区域外からであろうと、賠償は同様であるべきです。また、賠償が支払われる期間があまりに短すぎます。
審査会では、草間委員から、「緊急時避難準備区域が解除された9月まで」という驚愕の発言がとびだし、結果的には12月という方向が示されていますが、除染に2年かかる、すなわちそれまでには線量が十分さがらないということを考えれば、賠償を認める期間は最低でも2年とし、それ以降も検討できるようにすべきです。
さらに「第二期」(事故後一定期間が経過したのちの期間)は子ども・妊婦本人しか賠償の対象にしないなど、賠償の範囲があまりに限定的です。子ども・妊婦への配慮は、基本的な賠償の範囲を決めて、さらに追加的に賠償範囲を広げる議論の中でなされるべきものであり、賠償範囲を限定するために持ち出されるべきではありません。
私たちは、これらの問題を指摘するとともに、原子力損害賠償紛争審査会に、とりわけ以下を要請します。
———-
○一律一括の金額ではなく、避難費用の実費がカバーできる賠償とすること
○賠償期間は、少なくとも2年間とすること
———-
また、東京電力に対しては審査会の議論がどうあれ、自主避難にかかった実費を完全に補償することを求めます。
(呼びかけ)
国際環境NGO FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン)
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
問い合わせ先:
国際環境NGO FoE Japan 満田/090-6142-1807
福島老朽原発を考える会 阪上/090-8116-7155
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以上です。
よろしくお願いします。    (馬場)
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福島原発事故による「自主」避難者に、正当で幅広い「損害賠償」を!の署名のお願い静岡放射能汚染測定室

既刊の『測定室だより』第2号(8月25日発行)を公開します

                                            2011年11月9日 夜
                                              馬場利子記
11月6日(日)の『チェルノブイリハート』の上映会&トークも、
多くの方に参加していただき、河野益近さんのトークでは、
チェルノブイリ原発事故後の様子や、福島原発事故との対比、
静岡県内の松葉による放射能汚染の状況と来年の農産物の汚染予測などを伺うことが出来ました。
参加して下さり、会場から質問を寄せていただくなど、皆様の協力に心から感謝します。

さて、『測定室だより』は、測定結果を会員の皆さんにご報告するために
おおよそ、月1回発行していますが、最新号は第4号になりました。

既刊の『測定室だより』第2号 の測定結果などを公開いたしますので、参考にしていただければ、
嬉しいです。 —>   ◆ 測定室だより第2号 13ページ(pdf) ◆

■測定結果(7月12日~8月12日測定分) ■測定についての補足
■測定結果 (7月12日~8月12日測定分)■測定についての補足

 

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既刊の『測定室だより』第2号(8月25日発行)を公開します静岡放射能汚染測定室

48時間の緊急署名!Support the Avaaz Communityより

                                            2011年11月9日 朝
                                                馬場 利子記
皆さんに、緊急の呼びかけをさせていただきます。
『測定室だより』の表紙のイラストを描いてくださっている清重伸之さんより、
署名への参加を呼び掛けるメールを送ってくださいました。

この署名は、世界の諸問題にアクションを起こしている AVAAE.org(http://www.avaaz.org/en/index.php)
によるもので、福島の母親たちが子どもたちを避難させるよう国に要求する抗議行動への賛同の署名です。

以下に英文を訳した呼びかけを転記します。

****日本語版****

日本在住の皆様へ

福島の勇気あるお母さん達が、自分の子供達を避難させる為に抗議行動を始めました。
しかし 、日本政府はこれらの人々の避難に対して何らの援助も行っていません。
福島の子供達を守る為に、大規模な国民の抗議が総理大臣を説得できる唯一の手段です。
二日後に日本政府はこの問題について緊急会議を開催します。福島の子供たちをサポートしよう!

プレッシャーを感じ始め、日本政府は48時間後に緊急会議を開催する予定です。
福島の母親と子供たちをサポートしよう!
子供達の健康と未来のために嘆願書に署名し、できるだけ多くの人にこのメールを転送しよう。
2万人分の署名が集まり次第、嘆願書は野田総理大臣に直接届けられる。

http://www.avaaz.org/jp/save_the_fukushima_children

我が国は今、選択すべき時にある。
家族の価値観を大切にし、全ての子供たちの未来のために国家を再建していくか、
困難に直面する人々に対して、このまま見て見ぬ振りを続け見捨てるか。
福島に住む家族には一刻の猶予もない。日々大量の放射能を浴び、深刻な健康被害のリスクを高めている。

長期的な放射線被曝は、今日の子供たちだけでなく、
その子供たちの子供たちまで、何世代にもわたって悲惨な影響をもたらす。
チェルノブイリの事故後、旧ソ連は現在日本で問題となっている地域よりもはるかに低い放射能汚染地区の住人も避難させた。
放射能で汚染された地域に取り残された福島市の子供たちは、
自主避難に対する政府の援助無しに、この健康を脅かす深刻な状況から抜け出すことはできない。
それにもかかわらず、日本政府は
汚染レベルが25年前のチェルノブイリ事故後に旧ソビエト政府が強制避難地区に設定した基準の4倍に達するまで、
避難地区の対象としない。

何万もの日本人が力を合わせてこの状況に警報を鳴らせば、
情勢を変え多くの家族に希望をもたらすことができる。
日本の皆で共に抗議の声を上げ、野田総理大臣に国の信用に関わる問題であることを示し、
立ち上がって人々の命を救うよう説得しよう。
緊急会議は二日後に開催されます– 今すぐ嘆願書にあなたの署名を!ご家族やお友人にこのメールを転送してください。

http://www.avaaz.org/jp/save_the_fukushima_children

3月11日、大地震に見舞われた日本は、今もまだその破壊の規模を受け入れようとしている。
しかしこの荒廃の中に、国家再建のチャンスがある。
私たちの国は今までにないほど団結し、日本のすべての人々のために、よりよい国にしていこうと行動し始めている。
今こそ日本の子供たちとその子供たちの子供たちのために、健全な未来の土台を作っていこう。

希望を込めて

Luis, Dalia, Iain, Antonia, Carol, Emma, Ricken, Diego,その他Avaazチーム一同より

女性達の反核デモ。
http://www.nipponnews.net/news/womens-anti-nuke-demonstration

フェースブックページ 福島女性たちの座り込み。
http://ja-jp.facebook.com/notes/namida-project/fukushima-womens-sit-in/214560515280077

特集ワイド:女たちの脱原発 座り込み集会ルポ (毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20111102dde012040025000c.html

全国女たちの座り込み! (市民社会フォーラム)
http://civilesociety.jugem.jp/?eid=11124

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

呼びかけは以上です。
どうぞ、賛同を検討ください。

私も、放射線量の高い地域で、子どたちが暮らすことを何よりも憂慮しています。
本来は、国が避難地域をもっと広範囲に指定し、
すべての責任と保障を持って子どもたち、いえ、国民の安全を守るべきだと考えます。

心ある人々が私たち日本の再生を後押ししてくれています。
勇気をもって、進むときを迎えています。
このチャンスに、私たちの心(暮らし)と社会システムのスイッチを切り替えたいと切望します。

            

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48時間の緊急署名!Support the Avaaz Communityより静岡放射能汚染測定室

スギ花粉の放射能汚染について

                                2011年11月8日

過日、測定室の会員さんから、このような質問が来ました。

「今年は各地で桜が咲いたり、異常気象が続いているようです。
スギ花粉の飛散も、11月から見られるのではないかとニュースで言っていました。
杉にはセシウムが吸着していると聞きますが、花粉にセシウムは移行するのでしょうか。
福島の親御さんたちも、みなさん、同じ心配をされています。 何かご存知でしたら教えてください、
よろしくお願いします。                  長野県 Y・K  』

そこで、この質問を『測定室だより』第4号に掲載し、
「★会員さんからこんな質問が来ています。どなたか情報をお持ちの方、測定室までお知らせください★」
とお願いしましたところ、以下のようなメールをいただきました。

『杉花粉について紹介されているサイトがありました。
http://savechild.net/archives/11532.html
奥多摩のスギ花粉から93ベクレル/kg、スギの葉から1300ベクレル/kg検出、
文科省が6月に行なった計画的避難区域内のスギの葉は最高17万7600ベクレル/kg
飛び出したら要注意ですね。
子どもは マスクしないと、 すいこみますね。    会員 K・O」 

K・Oさん、お返事を、ありがとうございました。
さっそく、質問者にもお知らせします。

スギ花粉の記事が掲載されていたHPは 『こどもを守ろう SAVE  CHild』 です。
(http://savechild.net/archives/11532.html)から、記事を転記させていただきます。

「11月4日のモーニングバード(テレビ朝日)で、
独自に奥多摩(東京・青梅)のスギ花粉の放射性セシウム検査を行なった結果、
スギ花粉から93.8ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されました。
そして、このスギの葉からは322ベクレル/kg 、
土からは1381ベクレル/kgの放射性セシウムが検出という内容でした。
文部科学省が6月に行った調査では、
福島県川俣町の計画的避難区域内のスギの葉で、最高で17万7600ベクレル/kg検出されています。
スギの葉の汚染の差から考えると、
福島原発に近い地域の花粉に含まれるセシウムの量は、奥多摩のものより遥かに多いのではないでしょうか。」

春は花粉症の人には辛い季節でしたが、来春は、放射能が花粉に乗って拡散されるとなると、
私たちは、宮崎駿さんのアニメにある『風の谷のナウシカ』のような世界に生きることになりますね。

それならば、実際にこの地球を浄化してくれる生命が居るように思えまます。
きっと・・・。
                                             馬場利子記

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スギ花粉の放射能汚染について静岡放射能汚染測定室

『チェルノブイリハート』上映会&トーク、河野益近さんのお話

                                        2011年11月6日(日)記

本日、午前と午後、多くの方に参加していただいて、ドキュメンタリー映画『チェルノブイリハート』の上映と、
当測定室アドバイザーである京都大学の河野益近さんのお話を伺いました。

当室会員である壷阪道也さんが、河野さんのトーク(午後の部)をビデオ記録をしてくださり、
当室に投稿をしてくださいました。


下記アドレスのTwwitter VID に動画としてアップしました。
是非ご活用ください。

『チェルノブイリ・ハート』河野益近さんのトーク – 1時間10分51秒
http://www.twitvid.com/KO7DC                      

壷阪道也 」

皆さんの参考にしていただければと思います。
壷阪さん、ご協力ありがとうございました。

なお、
『チェルノブイリハート』は、同会場で11月12日(土)~11月25日(金)まで、シネ・ギャラリーで
1日2回、①10:30~  ②14:00~ の本上映があります。 
本日、ご来場いただけなかった方も、今日の鑑賞券で入場いただけますので、ぜひ、お出かけください。

鑑賞券1枚 1000円は引き続き、本日の上映会共催団体・共催者にて、お求めいただけます。

また、映画鑑賞後の 話そう会♪  (お茶付) は
11月24日(木) 13:30~  当放射能汚染測定室 (プラムフィールド)にて、行います。
参加費 : 測定室会員 300円
       一般      500円(500円の『測定室だより』付) 

お時間のある方は、話そう会♪にもいらしてください。

 

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『チェルノブイリハート』上映会&トーク、河野益近さんのお話静岡放射能汚染測定室