2011年9月4日記
去る8月29日(月)、測定器が夏の暑さと寄る年波(機器の経年劣化)のため、高圧電源アンプが壊れ、測定を一時中止し、測定器の再構築をしました。
実に、アンプが壊れたのは、アドバイザーの河野さんが静岡県内の松葉採取をするため、来静される前日でした。
実は、私たちの測定器は23年前、測定を始める折、河野さんに多大なる尽力をいただいて組立たものですので、年を重ねた測定器が生みの親である河野さんの来静を知って、最後の力を振り絞って力尽きたように思えました。
翌日(30日)の“放射能を話そう♪!”への参加に合わせて、河野さんは代わりのアンプを携えて静岡に来て下さいました。
測定予定日になっていた方3名には、測定の日延べをお願いたしましたが、無事、9月2日より、測定器は再測定を開始し、現在、順調に測定を続けています。
簡単な仕組みの測定器ですら、23年で経年劣化し、機器そのものが崩れるのですから、人が作った複雑な原子力発電の電気制御装置、原子炉が壊れる事だってある・・そう思わずにはいられませんでした。
測定室には冷房も暖房もありませんので、寒い冬には測定器がどんな気持ちで動いてくれるのか、仲良く測定を続けたいと思います。