健やかないのちとくらしを未来へ・・・ 

2011/07/23Daily Archives

子供たちを放射線被ばくから守るためのガイドライン

2011年6月7日記
馬場利子

放射能から子どもたちを守るために専門家や民間団体が提言や資料を提供をして下さっています。
プラムフィールドにいただいたメッセージをお伝えします。

NPO法人セイピースプロジェクト 編集・発行の『放射線被ばくから子供をまもるために』 (リーフレット)です。
監修は岐阜環境医学研究所所長の松井英介さんです。

子供たちを放射線被ばくから守るためのガイドラインとして、分かりやすく、とても参考になります。

プラムフィールドでは、インターネットを使っていない方や、多部数資料として利用される人のために、 白黒印刷ですが、リーフレットにしてお分けするようにしました。

1部50円(紙代とインク代の負担をお願いします)送料は1~10部は80円。11部~20部は160円です。
ご利用の方は、 電話 プラムフィールド 054-209-2021  メール ssokuteisitu@yahoo.co.jpでお申し込みください。

知恵と勇気を出し合って、歩みましょう。

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子供たちを放射線被ばくから守るためのガイドライン静岡放射能汚染測定室

世界もおどろく日本の基準

2011年5月27日記
馬場利子

私たちプラムフィールドでは、福島原発事故による放射能汚染の広がりに対し、子どもたちをどう守れるのか、国内の農海産物の汚染とどう向き合うか、毎日、スタッフ同士、情報と思いを出し合いながら、放射能汚染測定を再開しようとしています。

そんな中、岐阜のイラストレーターさんが発信されいる『作品』の情報を届けて下さる方がありました。
開いてみて、その内容の非情さと無念さに打ちひしがれてしまいましたが、反面、その資料の分かりやすさに、こうして、誰にでも利用できるように、この資料を配信して下さった事に心から感謝をしました。

 世界もおどろく日本の基準値2000ベクレル

 

こうして観ると、国の安全基準とはいったい何なのでしょう?

チェルノブイリ原発事故後、西ドイツ政府は、放射能防御委員会を設置し、ヨーロッパの強い放射能汚染の最中、 食べ物の放射能汚染の安全基準を国民に示しました。
その値は、食品1kg当たり大人は35ベクレル、子ども・妊婦は10ベクレルの範囲ならば摂取しても健康に害はない
というものでした。

西ドイツでは、当時(1989年)、チェルノブイリ原発事故による放射能汚染を心配した市民によって、食品の放射能汚染測定を求める声が大きくなり、安全な食品を取り扱っていると標榜している店では、食品の放射能汚染値を1品、1品表示をし、購入する人々への情報提供をしていたと言います。

私たちは、日本の基準値のあまりに高い数値を知って、改めて、自らの知識で食品を選んでいく情報を提供する必要性を痛感しています。

静岡放射能汚染測定室が、その1助として、皆さんのお役に立つ情報を発信できればと願い、準備を進めたいと思います。

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世界もおどろく日本の基準静岡放射能汚染測定室

チェルノブイリ~大惨事の環境と人々へのその後の影響

チェルノブイリ原発事故から25年、チェルノブイリの教訓を活かして暮らすために

福島原発事故後、放射能から子どもたちを守るために

2011年5月25日記
馬場利子  

チェルノブイリ原発事故後の健康への影響をまとめた『チェルノブイリ~大惨事の環境と人々へのその後の影響』と題した本がアメリカとヨーロッパで出版され、医学的な論文を調べたデータによって「チェルノブイリ原発事故で1986年から2004年の間に、放射能の影響を受けて亡くなった人は98万5千人」であるという報告がなされています。

 この本は、4名の共著になっていますが、その寄稿者の1人、ジャネット・シェルマン博士が、チェルノブイリのその後について、なぜ、そんなに多くの人が影響を受けて、亡くなったのか、インタビューに答えて、明快に、分かりやすく答えています。

子どもたちへの健康被害の理由の1つに、
「安全な食べ物を摂る事ができなかった」事を指摘をしていますが、チェルノブイリ原発事故から25年経った今、日本は、チェルノブイリ原発事故と同等、あるいはそれ以上の放射能汚染を受けるようになってしまいました。

すでに起こってしまった事をむやみに不安がったり、不安のあまり無かったことにしてしまう事は、子どもたちを守る行動には繋がりません。

放射能から身を守るためには、

  1. 汚染源(汚染地)から距離をとる
  2. 放射線にあたる時間を短くする
  3. 空気や食べ物から体に取り込まないようにする事  が言われています。

私たちプラムフィールドでは、6月より、放射能汚染の測定を開始し、子どもたちを放射能による内部被曝から守るための情報を共有する活動を再開させます。

『静岡放射能汚染測定室』の活動については、 http://sokuteisitu.plumfield9905.jp/wordpress/ をご覧ください。

今、どんな食べ物が、どの様に影響を受けているのか、皆さんと一緒に実測し、これから、どの様に食べ、どの様に子どもたちを守っていくのか、知恵を分かち合っていきたいと思います。

チェルノブイリ原発事故後の食品測定データから、放射能を取り込みやすい農産物につても、すでに分かっています。無用な不安をひとまず、横に置いて、現実を知る事から始めましょう!

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チェルノブイリ~大惨事の環境と人々へのその後の影響静岡放射能汚染測定室

子どもを被曝から救うためのポータルサイトMSCR

2011年5月19日記
馬場利子

『浜岡原発の運転を止める』要望書への賛同署名を集める中で、全国の多くの方と繋がりを持つことが出来ましたが、今回、ご紹介する「子どもを被曝から救うためのポータルサイト」の活動もその1つです。

「子どもを被曝から救うためのポータルサイト」「Moms to Save Children from Radition」(MSCR) を開設した代表者のお1人が、 4月27日にプラムフィールドを尋ねて下さり、このポータルサイトのお話をしてくださいました。

このサイトは、
 「子どもたちを救うために力を貸してください!」
そんなtwitter上での福島に住むひとりのママの悲痛な叫びに、
“子どもを放射能被爆から守りたい”と願う有志たちが続々と呼応し、
立ち上げたのがポータルサイト「Moms to Save Children from Radiation(MSCR)」で、
代表者の4名は、フリーランスでライターをしている女性たち。

子育て中の方もいらっしゃるので、「他人事とは思えない。とにかく子どもたちを被曝から守るために海外へも情報を提供し、子育ての不安を共有し、出来る事をしていきたい」という事でした。

5月に入って、このサイトが出来上がったとのお知らせを受けましたので、サイトを尋ねてみると、情報が満載されていて、情報発信のプロの方たちはさすがだと感銘を受けました。

このサイトの目的はこう書かれています。
『 私たちが目指すのは、1人でも多くの子どもたちを被曝から救うこと――。
当サイトに集まった「ママたちの声」を政府に伝えることで、子どもの年間被曝量基準値の引き下げ、汚染地域での数値計測と公表の徹底、学校授業自粛、学童疎開検討、疎開手当検討などを働きかけていきます。
また、情報が足りない、周囲の目が気になる、などの理由で避難、疎開に踏み切れずにいる母親、家庭の後押しができるよう、情報発信をしていきます。』

私たちの子育て時代にはなかったインターネット・ツールが、放射能汚染に対して、母子が孤立したり、適切な情報がなくて不安を感じる事が無いように、サポートしてくれる場をとなるに違いありません。

様々な人が、知恵と力を出し合い、未来を創る活動が、人や社会を幸せにしていく・・。
ボランタリーな活動が、大震災と原発事故の悲惨な現実を乗り越えていくエネルギー源となっている事を実感します。

ママサイト・・ありがとうございます。

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子どもを被曝から救うためのポータルサイトMSCR静岡放射能汚染測定室