忙しい師走のひと時ですが、12月12日(金)の【2025年度 脱原発大集会】について、
お知らせをさせていただきます。
当測定室では、日本が原発で電気を作る方法から、再生可能な発電システムに進んでくことを願いながら、 国の政策が原子力発電を温存するために、数々の無理で違法な政策を進めていることに対して、 見直しを求めて、アクションを続けています。
その1つが、グリーンコープでんきの【託送料金取り消し訴訟】を応援しています。
2020年10月の提訴以来、測定室の会員の皆さんには会報『静岡放射能汚染測定室だより』で報告をし、
裁判の経緯をお伝えしてきました。
■静岡では、2021年6月11日より【グリーンコープの託送料金訴訟を支える会・静岡】を発足させ、
裁判の広報や応援を続けてきました。
今回、グリーンコープの託送料金訴訟を支える会より、
12月12日(金)に九州福岡で開催される【脱原発集会】へのZoom参加の呼びかけがありましたので、 ご案内させていただきます。
この集会では、午後にシンポジュームが行われ、託送料金裁判について弁護団からも裁判について報告が行われます。
最高裁に上告された現在までの経過もよく分かるお話になります。
お時間を作って、参加ください。
・・・・・・・・開催趣旨とプログラムは以下のとおりです。・・・・・・・・・・・・
2025年度 脱原発大集会
【日 時】2025年12月12日(金)
第一部:脱原発学習会 10:30~12:00
第二部:パネルディスカッション 13:00~15:00
【場 所】博多バスターミナル9F 大ホール(福岡市博多区)
ハイブリッド(ZOOM)
♦Zoom ミーティング ID: 891 9643 8977 パスコード: 869887 ♦
【主 催】グリーンコープ共同体組織委員会・グリーンコープの託送料金訴訟を支える会共同主催
【開催趣旨】
グリーンコープは、設立当初から原発のない社会の実現めざして、脱原発運動に取り組んでいます。
その運動の継続するために、原発や原発のバックエンド等に関する情報を知るための学習会を開催してきました。
今年も脱原発学習会を開催し、国のエネルギー政策をはじめ、今般の脱炭素政策によってより推進モードになってきた原発の問題点について知る機会にしたいと考えます。
加えて、脱原発社会実現のためにはじめた原発フリーの電力小売事業を行う中で浮上したのが、「託送料金問題」です。
東京電力福島第一原発事故の賠償費用と原発の廃炉のための費用を電線使用料(託送料金)に上乗せして国民から徴収することを、経済産業省令で決めたことは法律違反である、取り消してほしいとの訴えを裁判所に起こしています。
私たちの訴えは、一審・控訴審共に棄却され、現在最高裁へ上告中です。
そこで最高裁の判示が出るまでに何らかの社会的な取り組みを行い、この問題が単なる法的な争いではなく、今後に続く原子力政策や原発行政にも絡んでくる問題であることを多くに人たちに発信していくことが大事なことだと考えています。
その一環として、この度、共同体組織委員会と「グリーンコープの託送料金訴訟を支える会」が連携して、
第一部を脱原発学習会として原発に関する学習会を開催し、
第二部は託送料金をテーマにしたパネルディスカッションを開催したいと考えます。
【スケジュール】
【第一部:脱原発学習会】
10:30 開始・開催の挨拶
10:35 講演: 講師 青木 美希さん
「GX推進法と第 7 次エネルギー経計画により原発推進に向かおうとしている今、知っておきたい原子力政策とは」
「各大手電力会社の持つ原発の動きと、世界の原発の動きを知る」
【第二部:パネルディスカッション】
13:00 パネルディスカッション
テーマ:託送料金裁判をとおして何を伝えたいこととは
~この裁判は単なる法的な争いではなく、その根幹にあるのは、原発のないエネルギー社会を実現するために私たちにできることを考え、
どう実践に向かうか、その糸口を探りましょう~
パネリスト:青木美希さん(講師)、
金森絵里さん(立命館大学教授)、
小島延夫さん(託送料金訴訟弁護団長)、
馬場勝さん(託送料金訴訟弁護団・弁護士)、
日高容子さん(共同体代表理事)、
上川畑由美さん(共同体組織委員長)
ファシリテーター:東原晃一(グリーンコープ共同体顧問)
14:55 おわりの挨拶
15:00 閉会__
【パネリストプロフィール】
●青木美希さん(ジャーナリスト・作家)
北海タイムス、北海道新聞、全国紙の3紙で記者として計23年。
『地図から消される街』(講談社現代新書、2018年)で日本医学ジャーナリスト協会賞など3賞、
『なぜ日本は原発を止められないのか?』(文春新書、2023年)で脱原発文学大賞、貧困ジャーナリズム賞を受賞。
YouTube『あおタイムス』を立ち上げ、東京電力福島第一原発やその周辺の今を現地映像、インタビューで伝えている。
●金森絵里さん(立命館大学教授) 立命館大学経営学部教授。専門は会計学。
2011年の福島第一原発事故後から原発会計の研究を始める。
原発会計に関する著書に、『原子力発電と会計制度』(2016年)、『原子力発電の会計学』(2022年)、
『公共政策と会計』(2027年2月刊行予定)、『原子力発電のあゆみとフクシマ』(共著、2018年)など。
イギリス・カーディフ大学PhD、京都大学博士(経済学)
●小島延夫さん(弁護士)
1984年に弁護士となって以来、環境問題に取り組んできた。
福島第一原発事故以降は、電力システムのあり方、原発制度のあり方についても調査研究。
2005年から2019年まで早稲田大学法科大学院教授(行政法・環境法・民事公益弁護)。
現在、駒澤大学法科大学院・筑波大学法科大学院で非常勤講師(環境法・環境法演習)。
グリーンコープ託送料金訴訟の弁護団長。
●馬場勝さん(弁護士)
昭和52年神奈川県出身。平成23年12月弁護士登録。
平成30年6月に福岡市内に馬場総合法律事務所開設。
平成29年2月よりグリーンコープの法務部に所属し、グリーンコープ全体の法的助言、法的問題・紛争解決、
コンプライアンス整備などに携わる。
託送訴訟弁護団には平成28年9月3日の立ち上げ時より参加
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■お時間を作ってご参加下さい。
2025年12月5日 記
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