8月2日から行われてる福島原発3号機のFHM(燃料交換機)引き揚げ作業に伴う放射性物質の飛散の可能性について、
線量計をお持ちの皆さんに、数日間、測定を行っていただけるようお願いをしておりました。
8月2日以降、現在(8日)までは、特に急激な線量の変化は
静岡市でも、その他の地域でも観察されていないようです。
当測定室の測定と観察でこんな事がありました。
◆8月2日の昼(13時頃)
測定器の画面をカメラで写そうとしましたが、片手では上手くシャッターが押せず、
つい測定室の玄関前のタイルの上に測定器を置いてしまいました!!
通常ですと、この地点の空間線量(地上約1メートルで)は、0.04~0.06μsVですが、
この値に、びっくり!
すぐさま、測定器を包んでいるビニール袋を交換し、
地表から1メートル離して、再測定をしました!
測定室の玄関前は、人の出入りが多いため、水を流して洗ってはいますが、
現在、夏休みのため、掃除をしていない日が続いていました。
そして、道路を挟んだ向かいの土地で、住宅地の整理作業が行われ、埃が舞っている環境にありました。
同じ時間、同じ場所ですが、地表と地上ではこれだけの差がある事を
再確認した測定でした。
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、たかが玄関の泥、チリと侮らず(笑い)
出入口である玄関のお掃除を、改めてお勧めします!!
その後、数日間、同じ場所で測定をしている結果は、以下の通りです。
その他の測定もほぼ、同じ値を推移しています。
測定器をお持ちのみなさん!
測定をする事も、忘れがちですが、時々、放射能と共に暮らしている事を
思い出すための測定をお勧めします!
観察を続けていると、何か起こった時に測定値は自分自身で理解していく手助けをしてくれます
お子さんと一緒に、あるいは、お友だちにも、測定値を共有していただけると、
主体的に暮らす仲間になれると思います!
暑い夏ですが、当室でも簡易測定器を携帯して測定を続けたいと思います。
2015年8月8日
馬場利子記