がれき問題「広域処理は今すぐ中止可能!」です♪
環境省(細野豪志大臣)に宛てた瓦礫の広域処理の見直しを求める要望書を書き、
多くの方から、賛同署名をいただき、ありがとうございます。
この要望書を公開し、賛同署名の呼び掛けに呼応してくださった方たちより、
日々、多くの希望に満ちた (広域処理は余りにも政策として未熟で、論理的ではない)
様々な情報を寄せていただいています。
その中で、広域処理が見直される可能性を示唆した情報があります。
瓦礫総量の見直しについて、とてもよく分かる情報が
『愛知県のあざらしサラダ』(愛知県がれき受け入れ問題)
「広域処理は今すぐ中止可能」
http://azarashi.exblog.jp/15398813/
に掲載されています。
この中では、環境省が公開した岩手県と宮城県の瓦礫総量を挙げて、
瓦礫広域処理は今すぐ止められる・・と言っています。
たとえば、
宮城県
約1,570万トン⇒約1,150万トン(約14年分)と2割以上減っています。
そして、
岩手県では、約480万トン⇒約530万トン(約12年分)と
処理量が増えていると環境省の資料に書かれていますが、
実はこの増えた分は、
「がれきに含まれていた土砂」や「海水をかぶった農地の土」との事です。
広域処理を受け入れようとしている自治体の皆さん・・・。
この瓦礫処理問題では、いくつも唖然とする数値を見てきましたが、
島田市の試験処理に搬入された瓦礫も、全くの木材チップでした。
土と混ぜれば、すぐにでも有機物として分解されるような木片を、
遠く運んで燃やす必要など、子どもが考えても不要な事です。
そして今度は、土砂や農地の土を焼却しようというのです!!
おかしくないですか?
全国、どこの自治体でも、生活廃棄物を処理する焼却場で、
土や砂を燃やしてはいません。
どこの自治体でも埋め立て処理をしている土や土砂をなぜ、燃やすのでしょう?
現地で埋め立てれば良いものだで運んでくるのには、何か他に目的があるからでしょうか?
この岩手県の「上げ底」の量は約83万㌧もあり、
純粋な「がれき」に限れば岩手の瓦礫総量も約33万㌧減っていることになるそうです。
再計算すると、宮城で約415万㌧、岩手で約33万㌧、
両県合わせて約448万㌧も瓦礫総量が減っていると言います。
とすれば、私たちが試算した被災地に稼働する焼却場だけで、
1.6年どころか、もっともっと早く処理できることになります。
このままいけば、環境省が何が何でも受け入れを要請してきた結果、
瓦礫不足も起こりえます。
北九州市の皆さん、
市の担当者の方に詰め寄っても、彼らには解決する権限がありません。
それよりも、何も情報や資料を調査せず、国が言ったからそうするというような議員さんこそ、
次の選挙では、退席していただきましょう。
瓦礫問題はあと一歩です。
宜しくお願いします。
2012.5.29