『測定室』だよりは、会員相互に測定データを共有するために発行していますが、
新刊の『測定室だより』を発行する機会に、関心を持っていただける方に、
既刊のデータを掲載し、公開をしています。
◆『測定室だより』第7号は 2012年2月3日に発行したものです。
<今号では>、
■昨年、12月8日~1月11日に、当室で測定した58検体の測定結果を掲載しています。
■お茶、一番茶、二番茶、三番茶の測定比較をしました。
平成23年度産の日本のお茶は全てにセシウムが検出されていますが、
今回の測定では、同一茶園のお茶で、一番茶、二番茶、三番茶の測定比較をしています。
最も福島原発からの放射能の影響を受けた一番茶から、
時間が経つにつれて影響が小さくなっていくことが分かります。
■乳児、幼児用粉ミルクの原料産地をご存知でしたか?
測定依頼のあった粉ミルクの測定結果を掲載していますが、
測定に当たり、メーカーに原料乳の産地を問い合わせています。
その結果、 森永は非公開、アイクレオは北海道とアメリカ産原料であることが分かりました。
また、飲用牛乳(明治)も原料の産地はメーカー非公開でした。
産地に関心を持つ消費者に情報を伏せるのは、
放射能汚染の問題だけでなく、メーカーの姿勢が感じられる結果でした。
不安のある原料が使われていなければ、産地の公開をして欲しいものです。
疑わしきは、買わず・・でしょうか?
◆『測定室だより』のバックナンバーは、会員以外の方も購読していただけます。
創刊号(2011年7月発行~最新号11号 いづれも1号 500円です。
<購読を希望される方は>
Tel/Fax : 054-209-20121
Mail : ssokuteisitu@yahoo.co.jp
当測定室までお申し込みください。
◆福島原発から、放出された放射性物質は全国、全世界を汚しました。
放射性物質は、消えることなく、移動します。
地下水、牛乳、小麦などの汚染はこれからです。
測定をすることで、内部被爆を少なくする食べ方、暮らし方を見つけていく作業に
ご一緒下さい。
2012年7月6日
馬場利子記