去る6月8日(土)、『原発と小さき人々、そしてメディア~能登、福島、チェルノブイリの取材から~』と題して七沢潔さんの講演会を開催いたしました。
この講演会は、静岡県下19の繋がりのある団体に、共催・賛同をいただいて準備を進め、当日はスタッフを含め134人の来場がありました。
講演会開催の目的は、今年元旦に起こった能登半島地震の震源地:石川県珠洲市高屋地区は、かつて珠洲原発建設計画があり、それを住民の反対運動で中止させた歴史をもう1度振り返り、地震と原発の問題を考える機会にすることにありました。
もし、珠洲市議会が決めた『原発の誘致』を止められなかったとしたら、珠洲原発は間違いなく大事故を起こしていたことを考えると、建設反対運動を担ってくださった珠洲市の人々の活動によって、私たちの安全が守られたことになります。
今講演会では、能登半島地震と原発問題について、1990年のNHKドキュメンタリー番組『原発立地はこうして進む~奥能登地域攻防戦』を制作された七沢さんが、映像記録と共に、ドイツの脱原発運動とドイツの脱原発への政策転換や、福島原発事故後の取材を通しての見地など、豊富な経験と活動を深く語って下さいました。
当日、参加した方たちは一様に、「原発の建設を止めた地域がこんなにあることを知らなかった」「勇気が出た」「諦めちゃいけないと思いました。」と七沢さんのお話から、大きな勇気と感動を受け取った感想を寄せていただきました。
■参加できなかった皆さまのために、当日の講演の映像記録(64分)をお届けします■
■また、講演会当日、会場にて、
珠洲原発の建設を止めて下さった『珠洲市高屋地区の皆さん(圓龍寺)への感謝の気持ちと、能登半島地震被災地支援として、支援募金を集めさせていただきました。
会場での支援募金総額は48.340円でした。
この珠洲市高屋地区への支援金は、会場の募金に加えて、講演会の余剰金全額(59.099円)を合せた107.439円を、珠洲市唯一の寺:圓龍寺に寄付させていただきます。
この寄付は、静岡県で開催した『6月8日の七沢潔さんの講演会』に参加した人たちからの、感謝とエールとしてお届けいたします。
寄贈の報告は改めて、お知らせいたします。
講演会開催に協力いただいた皆様、来場して下さったみなさま、ありがとうございました。
2024年6月14日記
#『原発と小さき人々、そしてメディア~能登、福島、チェルノブイリの取材から~』
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