健やかないのちとくらしを未来へ・・・ 

放射線リスク最小化Category Archives

福島原発4号機「最悪の事故はこれから起きる」!!

インターネット「現代ビジネス』http://gendai.ismedia.jp/articles/-/33518 に
脱原発を訴える「元スイス大使 村田光平さんがが緊急寄稿をしています。

この寄稿文の巻頭文を一部紹介させていただきます。以下 抜粋です。・・・・・・・・
◆「福島4号機」の崩壊が招くメルトダウンと世界の破局
 今、世界を脅かしている大問題があります。それは福島第一原発の「4号機問題」です。
4号機には使用済み核燃料プールがあり、
そこに残っている1535本の核燃料棒がさらなる惨事を引き起こす可能性があるのです。

 昨年3月11日の東日本大震災で福島第一原発が大事故を起こしたのは周知の通りですが、
4号機の建屋は、このときの水素爆発で大変傷んでいます。
しかも地盤に不等沈下があって、倒壊する危険もあります。

 現在、4号機のプールにある1535本の核燃料棒はかろうじて冷却されていますが、
もし4号機が倒壊すれば、冷やす術はありません。
そうなると、最悪の事態—核燃料棒が溶け、メルトダウンが起き、膨大な放射性物質が撒き散らされるという、
いまだ人類が経験したことがない悲劇が起こります。

 そうなれば、これまで放出された分の数倍、数十倍の放射性物質が拡散し、
福島第一原発の一帯には誰も近寄ることができなくなります。
すべての人員が原発から撤退しなければならなくなるのは言うまでもありません。
その結果、4号機のみならず、1号機から6号機までの事故後処置も難しくなり、
全機がメルトダウンを起こす可能性もあります。

 今、4号機も含めて、福島第一原発に残されている核燃料棒の総数は1万4225本にのぼります。
米国の核科学者ロバート・アルバレス氏によれば、
チェルノブイリの85倍のセシウム137が福島第一原発に存在するそうです。
4号機に限っても、セシウム137の量はチェルノブイリの10倍になるのだとか。

 したがって4号機の崩壊は、日本のみならず、世界的な広範囲の汚染を招くでしょう。
「究極の破局に繋がることは確実」と多くの科学者は見ています。

・・・・・・・・・・この文章に始まり、
4号機を含めて、国と東電がこの事態の意味を理解していないこと、
管元総理は、この4号炉爆発、破壊に対応するために、
すでに米国から消火のための薬剤を借り受けてたことなど、
これから進行する可能性のある事態が詳細に綴られています。

皆さん、一読くださり、何が出来るか・・・
どうか、私たちに出来る良い方法があれば、教えてください。
皆で、事態をしっかりと認識し、出来る限りのあやゆることをして、
国や議員、地域を動かしたいと思います。

何も行わず、未来を運に任せてはいられないと真に思います。

2012年9月16日
馬場利子記

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福島原発4号機「最悪の事故はこれから起きる」!!静岡放射能汚染測定室

環境省・『子どもの健康と環境に関する全国調査』を   福島全県に拡大!

皆さんは、環境省が2011年1月より実施している
『子どもの健康と環境に関する全国調査』(エコチル調査)をご存知でしょうか?

私自身のライフワークの主題は『子どもの健康と環境リスク』ですので、
この『エコチル調査』(http://www.env.go.jp/chemi/ceh/)が環境省で実施されるまで、
海外での環境と子どもの健康に関する調査や日本の科学者(医学者や研究者)の
論文などから、環境因子が子どもの健康にどの様な影響を及ぼすか、
情報を収集しながら、『暮らし方』を提案し、市民学習会を続けてきました。

本来、健康に関する事柄は厚生労働省の管轄であるはずですが、
厚生労働省は、病気の原因となる環境リスクを調査し、予防的な政策を実施しようとませんでした。

そんな中で、『環境汚染や食べ物の選択、暮らし方が子どもたちの健康を害している』
様々なデータ
が臨床の医師や研究者から提示されるようになり、
5年の準備期間を経て、2011年1月に『エコチル調査』は環境省によって、
実施されることのなりました。

私が待ちに待った調査が実現したのです。

この『エコチル調査』は
赤ちゃんがお母さんのお腹にいる時から13歳になるまで
定期的に健康状態を登録の医療機関で確認し、
環境要因が子どもたちの成長・発達にどのような影響を与えるのかを明らかにする調査で、
この調査によって、子どもたちの成長・発達に影響を与える環境要因を明らかにし、
化学物質規制や環境基準(水質、土壌)等の国のリスク管理体制を作ることを目的にしています。

しかし、ようやくこの調査が実施された3か月後に、東北大震災による福島原発事故が起こりました。

子どもの健康と環境リスクの調査項目に、『放射能』は入っていませんでしたから、
もはやこの調査は実質の環境リスクを反映できないのではないか・・・と案じられ、
何度も環境省に問い合わせをし、放射能も調査項目に入れてもらえるよう、
要望を続けました。

やはり、産婦人科・小児科の医師たちの思いも同じで、
昨年7月末、エコチル調査の項目に『放射能』も加えられることになりました。
しかし、福島県での『エコチル調査』の参加登録は、
福島県立医科大学附属病院でしかできませんでしたので、
この調査に参加できる人は少数しかありませんでしたが、
今月から福島県全域に調査機関が広がる事になりました。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=15655
http://www.ecochil-fukushima.jp/aisatsu.html

福島県に生まれてくる子どもたちも、他県の子どもたちと同様に
13歳までの成長を詳細に調査、記録されることにより、
成長に不安があれば全面的に医療機関からサポートを受けられるようになりました。

皆さんの中で、まだ、『エコチル調査』のサポーターになっていらっしゃらない方がありましたら、
是非、環境省『エコチル調査』のHPより、サポーター登録をして、
この調査を見守っていただけますよう、お願いします。

サポーター登録をすると、何か月かに1度、『エコチル調査』の進捗状況や
環境省主催の子どもと健康に関する研究会や講演会等の案内がメールで届きます。
それらには誰でも無料で参加する事ができます。

福島の子どもたちが健康に育つことができるよう、
成長を医療機関が追跡調査し、万全の健康管理をして下さることを、
応援していきたいと思います。
決して、国がこの調査のデータをうやむやにしたり、
改ざんする事が無いように、皆さんが関心を寄せて下さることを切にお願いをします。

今、私はすでに生まれている福島の子どもたちも、しっかりと
健康調査を福島全県の医療機関で受けられるように、
福島県医師会にお願いのお手紙を書いています。
すべての子どもたちが健やかに育つ環境を作ることが私たち大人の願いです。

2012年9月5日
馬場利子記

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環境省・『子どもの健康と環境に関する全国調査』を   福島全県に拡大!静岡放射能汚染測定室

[ 脱原発法制定全国ネットワーク] 結成!

8月31日(金)に国会議員らに呼び掛けて、
「脱原発法をめざす国会議員と市民の集い」が、国会院内集会で行われました。

立ち上げ集会には、48人以上の国会議員が参加し、
呼びかけ世話人である内橋克人さん、海渡雄一さん、河合弘之さん、宇都宮健児さん、木村結さんらが
登壇し、趣旨を説明、国会議員らの各地域からの報告も行われました。
詳細はHP http://datsugenpatuhounet.blog.fc2.com/ にあります。

【出席国会議員】は以下の通りです。(五十音順)※
<衆議院議員>
阿部  知子/社民 (比)南関東
石毛 えい子/民主 (比)東京都  
石原 洋三郎/生活 福島1
泉   健太 /民主 京都3
稲見  哲男/民主 大阪5
大谷   啓/生活 大阪15
笠井   亮 /共産 (比)東京都
川内  博史 /民主 鹿児島1 
菅   直人 /民主 東京18
古賀  敬章 /生活 福岡4
近藤  昭一 /民主 愛知3
首藤  信彦 /民主 神奈川7
高井  崇志 /民主 (比)中国
玉置  公良 /民主 (比)近畿
辻    惠 /民主 大阪17
辻元  清美 /民主 大阪10
中島  隆利 /社民 (比)九州
初鹿  明博 /民主 東京16
服部  良一 /社民 (比)近畿
原口  一博 /民主 佐賀1
平岡  秀夫 /民主 山口2
松崎  哲久 /生活 埼玉10
水野  智彦 /民主 (比)南関東
山崎   誠 /民主 (比)南関東
山崎  摩耶 /民主 (比)北海道
吉井  英勝 /共産 (比)近畿  

<参議院議員>
相原 久美子/民 主 比 例
糸数  慶子/無所属 沖 縄
江田  五月/民 主 岡 山
大河原 雅子/民 主 東 京
岡崎 トミ子/民 主 宮 城
今野   東/民 主 比 例
ツルネンマルテイ/民 主 比 例
那谷屋 正義/民 主 比 例
平山   誠/大 地 比 例
福島 みずほ/社 民 比 例
福山  哲郎/民 主 京 都

脱原発の法律を制定する事に積極的に動いてくださる議員さんを
地域の中で、しっかりと応援し、脱原発を実現するアクションを広げていきましょう!!

皆さんの地域選出の議員さんは居ますか?
脱原発の波は、確実に起こっています。
希望と夢をもって、できる事を続けましょう!

2012年9月3日記

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[ 脱原発法制定全国ネットワーク] 結成!静岡放射能汚染測定室

『測定室だより』第8号(3月3日発行)を公開します。

『測定室だより』は、会員相互に測定データを共有するために発行していますが、
会員以外の方で、放射能汚染に関心を持っていただける方に、既刊のデータを公開しています。

◆『測定室だより』第8号は 2012年3月3日に発行したものです。
                                        表紙(目次) —>

全ページpdfファイル  —> 8号0222原稿(完成版 PDF)

<今号では>、
■2012年1月11日~2月7日に、当室で測定した51検体の測定結果を掲載。

■2011年秋に収穫した米(玄米)の測定依頼が多くあり、その測定結果も掲載しています。

■緑茶(2011年産)にセシウムが検出された茶葉(セシウム合算 428㏃/kg)を
 水出し飲用で測定し、その茶殻も測定しました。
 引用茶は不検出でしたが、茶殻ではセシウム合算 23㏃/Bq を検出しています。

■静岡県内の学校給食用パン用小麦と
 静岡県西部地区の給食用牛乳を測定し、その結果を掲載。

測定依頼が子どもたちの学校給食用の食材も多くありました。

◆『測定室だより』のバックナンバーは、会員以外の方も購読していただけます。
創刊号(2011年7月発行~最新号12号 いづれも1号 500円です。

<購読を希望される方は>
Tel/Fax : 054-209-20121
Mail :  ssokuteisitu@yahoo.co.jp
当測定室までお申し込みください。

◆福島原発から、放出された放射性物質は全国、全世界を汚しました。
放射性物質は、消えることなく、移動します。
地下水、牛乳、小麦などの汚染はこれからです。

測定をすることで、放射性物質の特性や在り様を知り、
内部被爆を少なくする食べ方、暮らし方を見つけていく作業にご一緒下さい。

2012年8月21日
馬場利子記

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『測定室だより』第8号(3月3日発行)を公開します。静岡放射能汚染測定室

環境省の環境測定調査結果が出ています

環境省から、水質の関する放射能濃度測定3種の結果が出ました。
環境省のHPから全データを見ることが出来ますが
概要をまとめてみました。

報告されたのは
①全国の海水浴場の水の測定結果
②宮城県内の公共用水域の放射性物質測定結果
③茨城県内の公共用水域の放射性物質測定結果

です。


①水浴場の放射性物質に係る水質調査の結果について 
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=15558

調査実施数  ;33の都道府県において、526ヶ所の水浴場等で実施。
調査日    ; 4月上旬~7月上旬
結果概要  ; 526か所すべて検出限界以下

<参考・基準値> 水浴場の放射性物質に係る水質の目安
   放射性セシウム134および放射性セシウム137の合計:10Bq/L以下
 
 

②宮城県内の公共用水域における放射性物質モニタリングの
            測定結果について(4月-6月採取分)
 
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=15559

調査実施数 ; 宮城県内の公共用水域における環境基準点等59地点
           (河川:43地点、湖沼:16地点)
結果概要 
 (1)水質 (検出下限値: 1 Bq/L)
     (河川) セシウム134:不検出 ~ 3 Bq/L
           セシウム137:不検出 ~ 4 Bq/L

(湖沼・水源地)
セシウム134、セシウム137:全地点において不検出

<参考・基準値>
  食品衛生法に基づく食品、添加物等の規格基準(飲料水)
          (平成24 年3月15 日厚生労働省告示第130 号)
       放射性セシウム(Cs-134、Cs-137 合計):10Bq/kg

   水道水中の放射性物質に係る目標値(水道施設の管理目標値)
        (平成24 年3月5日付け健水発0305 第1号厚生労働省健康局水道課長通知)
       放射性セシウム(Cs-134、Cs-137 合計):10Bq/kg

 (2)底質 (検出下限値: 10 Bq/ kg(乾泥))
    (河川)  セシウム134:不検出 ~ 1,400 Bq/ kg(乾泥)
          セシウム137:不検出 ~ 2,000 Bq/ kg(乾泥)

    (湖沼・水源地)
          セシウム134:不検出 ~ 1,200 Bq/ kg(乾泥)
          セシウム137:12 ~ 1,800 Bq/ kg(乾泥)

   (3)周辺環境 (検出下限値:10 Bq/ kg(乾))
    (河川) セシウム134:15 ~ 2,300 Bq/ kg(乾)
         セシウム137:27 ~ 3,400 Bq/ kg(乾)
         空間線量: 0.05 ~ 0.42μSv/h

  (湖沼・水源地)
         セシウム134:53 ~ 1,700 Bq/ kg(乾)
         セシウム137:94 ~ 2,700 Bq/ kg(乾)


③茨城県内の公共用水域における放射性物質モニタリングの
                測定結果について(5月-7月採取分 
   
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=15560

 (1) 調査地点 ; 茨城県内の公共用水域における環境基準点等70地点
            (河川:53地点、湖沼・水源地:12地点、沿岸:5地点)
 (2) 調査内容
    ・水質及び底質の放射性物質濃度の測定
    ・水質及び底質採取地点近傍の周辺環境(河川敷等)の
         土壌の放射性物質の濃度及び空間線量率の測定
 
  結果概要   
  (1)水質 (検出下限値: 1 Bq/L)
        セシウム134、セシウム137:全地点において不検出

  (2)底質 (検出下限値: 10 Bq/ kg(乾泥))
     (河川) セシウム134:不検出 ~ 1,900 Bq/ kg(乾泥)
          セシウム137:不検出 ~ 2,900 Bq/ kg(乾泥)

     (湖沼・水源地)
          セシウム134:41 ~ 420 Bq/ kg(乾泥)
          セシウム137:63 ~ 670 Bq/ kg(乾泥)
     

    (沿岸) セシウム134:不検出 ~ 25 Bq/ kg(乾泥)
          セシウム137:不検出 ~ 39 Bq/ kg(乾泥)
 
  (3)周辺環境 (検出下限値:10 Bq/ kg(乾))
     (河川) セシウム134:22 ~ 1,400 Bq/ kg(乾)
          セシウム137:38 ~ 2,100 Bq/ kg(乾)
          空間線量: 0.06~0.39μSv/h

    (湖沼・水源地)
          セシウム134:29 ~ 300 Bq/ kg(乾)
          セシウム137:42 ~ 430 Bq/ kg(乾)
          空間線量: 0.08~0.14μSv/h

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以上が環境省公表のデータです。

<結果からの考察>
1,調査された海水浴場では海水は全て不検出で現時点で海水浴を控える必要はないようです。

2.宮城県では
  ・水質調査は不検出
  ・河川、湖沼・水源地の底では 
    不検出~セシウム134.137合算で5700Bq/kgと非常に高い汚染が見られる地点があります。
  ・また、空間線量も 0.05 ~ 0.42μSv/h  とまだ、高い汚染も見られます。

3.茨城県も同様に、
 ・水質調査は不検出
  ・河川、湖沼・水源地の底では 
       不検出~セシウム134.137合算で4800Bq/kgと高い汚染が見られる地点があります。
  ・また、空間線量も空間線量: 0.06~0.39μSv/h  とまだ、比較的高い値が見られます。

4.水源地の底地で水の汚染が見られることから、両市に住んでいらっしゃる方は、
 水源地の水利用に関して、取水口の位置の確認や、
 市が水質検査を行う頻度を問い合わせるなど、測定情報を知り、
 放射性物質の移動を観察する必要があると思います。

5.環境省に問い合わせましたところ、
 「現在のところ、静岡県で調査する予定はない」との事でした。
 静岡県も国指定の汚染地域ですから、
 市町独自で調査を行っているのかどうか、皆さんも確認をお願いします。

他県、静岡県内の水源地放射性物質濃度調査の結果が分かりましたら、
測定室にもご一報ください。
HP上で、環境の汚染状況を共有したいと思います。
宜しくお願いします。

2012年8月15日
馬場利子記

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環境省の環境測定調査結果が出ています静岡放射能汚染測定室