健やかないのちとくらしを未来へ・・・ 

放射線リスク最小化Category Archives

福島の放射能汚染・現地の映像

市民によって、各地の放射線量を測り、知らせる活動が行われています。

その1つに、
福島県福島市岡部町の放射線量を測定し、告発した映像によって、
街の除染がされ、その後の様子を映像で観る事が出来ます。
https://www.youtube.com/watch?v=WQk7RtV-REM (6分30秒)

この映像では、2012年12月時点でも空間線量0.66μsV/h、
街中を普通に車が走り、除染した放射性物質を入れた大量の袋を
人々は毎日、目にして暮らしている様子が分かります。

そして、今、
除染したこれらの放射性物質を燃やす施設
環境省は造ろうとしています。
小型焼却場建設の候補に挙がっているのは、
福島県最上郡鮎川です。
この町の人々は、計画をしった2012年10月から、
地域で粘り強い活動を続けています。

有害物質を焼却すれば、
どんなに少なくとも排気塔から有害物質の再拡散が起こります。

瓦礫焼却で不安を持った多くの皆さん。
放射性物質の焼却施設の建設についても、
どうぞ、関心を持って意見を届けてください。
この件の報告は、改めて皆さんへのお願いを書かせていただきます。

まだ、福島原発事故は何も終わっていません。
それどころか、放出した放射性物質の処理で、
地域を広げて拡散する政策が執られています。

有害物質は拡散せず、低レベルの汚染物質ならば、
福島原発敷地内に戻すのが本来の取得物変換のルール
だと考えます。
皆さんはどの様にお考えでしょうか?

2013.2.18
馬場利子記

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福島の放射能汚染・現地の映像静岡放射能汚染測定室

2013年、今年も宜しくお願いします

明けましておめでとうございます。
昨年も測定活動、放射能リスク最小化の活動にご一緒下さり、ありがとうございました。

測定室からご挨拶

本年の測定は1月7日より開始いたします。
「地域安心マップ」作成のための測定を申し込みくださっている各地の皆様には
結果報告まで、今しばらくお時間をいただきます。

さて、新年最初の記事は、
■ 昨年末、いただいた情報を転記させていただきます。
 転載記事は、天木直人氏が編集・発行するウエブサイト:http://www.amakiblog.com/
 からの原文のまま表記しています。

=============================
 福島被曝賠償を米兵から訴えられた東電とその衝撃
=============================

12月28日発信のニュース。

「トモダチ作戦」で派遣された米原子力空母「ロナルド・ レーガン」の乗組員8名が
東京電力を相手に94億円の損害賠償訴訟を カリフォルニア州サンディエゴの連邦地裁に起こした。

福島原発事故の影響が正確に伝えられなかったため被曝して健康被害 を受けたからだという。

東電を訴えるのなら同時に「トモダチ作戦」を命じた在日米海 軍司令も訴えるべきだろう。
彼らは被曝線量を知ってい たはずだからだ。

トモダチ作戦ぐらいで被曝するというのなら福島住民の被曝はどうな んだ。比べ物にならない。

8人で94億円の賠償が認められるなら福島住民も一人あたり10億 円以上貰わなければならない。

この訴訟は、日本で行なわれている東電に対する被曝訴訟に大きな影響 を与えるにちがいない。

ーーーーーーーーーーーーー以上ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アメリカでの被ばく被害の損害賠償裁判は、短い時間の放射線被ばくに対して行われたものです。
それならば、未だに続く国内の被ばくについてはどうでしょう?
各地で子どもたちを守るために民間の医療機関が、動き始めています。
私たちは、1人1人が大よそでも良いので、被ばく線量を把握するように努める必要性を強く感じます。

チェルノブイリ原発事故でも、放射能の健康被害がはっきりとしてきたのは2~3年後からだと聞きます。
私たちは、福島原発事故を心に刻んで、
全ての人々、とりわけ子どもたちの健康を守るための政策を作るよう声を挙げ続けたと思います。

本年もご一緒に歩んでくださいますよう、よろしくお願いします。

2013年1月1日
馬場利子記

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2013年、今年も宜しくお願いします静岡放射能汚染測定室

シンチレーション式空間線量計をお貸しします!

シンチレーション式環境放射線測定器(堀場製作所;Radi)が当室に寄贈されました。

当室では、ガイガーカウンターの貸し出しを行っていますが、
シンチレーション式の空間線量計を寄付(匿名希望)していただきましたので、12月より貸し出しをいたします。

ガイガーカウンターでは、線量も高めに出ますが、
シンチレーション式でより、正確に測定をしていただけるようになりました。

貸し出しの需要が多かった昨年は、貸出期間を2泊3日としましたが、貸出期間も延長・変更します。

<貸出期間>1週間

<レンタル料>シンチレーション式;Radi―2000円
          旧来の貸し出し機 ガイガーカウンター;1000円 

<借用申し込み> mail:ssokuteisitu@yahoo.co.jp
Tel&fax:054-209-2021

福島原発事故から1年8か月。
暮らしを営む現在の空間線量を測定し、放射能の存在と振る舞いを観察していただけると、
時系列の記録から、未来を見る目を養えると思います。

いつもありがとうございます。

2012年11月26日
馬場利子記

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シンチレーション式空間線量計をお貸しします!静岡放射能汚染測定室

放射能の動向は想像を超えた不思議さです。

同じ畑から採れたお米のある1粒の汚染は2.9Bqで、他の2粒は0.0048Bq。
この1粒0.02gのお米の2.9Bqという濃度は、1kgあたりに換算すると約14万Bq/kgにもなる。

・・・という記事が掲載されていると紹介して下さった方がありました。
週刊現代オンライン(2012/10/1)「長崎大の研究結果 福島県産の「新米」から放射性セシウム」http://kodansha.cplaza.ne.jp/wgendai/article/121001/top_05_01.html

記事の内容は、以下の通りです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「食卓に上る今年の福島県産の“新米”の中に、
  放射能に汚染された“高濃度汚染米”が紛れこむ恐れは避けられません」
  

放射線生物物理学の研究者で、放射性物質測定のエキスパートである高辻俊宏長崎大学准教授はこう語る。
その高辻氏の調査によって、今回、米の放射能汚染に関する衝撃の事実が判明した。
現在の検査システムを素通りしてしまう可能性のある“超高濃度汚染米”の存在が、
初めて明らかにされたのである。

調査対象になった米の産地は、福島県いわき市志田名しだみょう地区。
福島第一原発からおよそ30km離れた小さな集落で、
原発事故のあとも、行政上は避難区域とされなかった地区だ。
けれども、住民による自発的な放射線測定で高い空間線量が計測され、
その後、チェルノブイリ原発事故での“避難対象地域”に匹敵するほどの土壌汚染も見つかった。
(略)
 高辻氏は、その志田名地区での実地調査を続ける放射線衛生学の専門家、
獨協医科大学准教授の木村真三氏の依頼を受け、
米などの農作物や土壌、水などの放射能汚染を測定してきた。
その過程で、衝撃的な“超高濃度汚染米”の存在を発見したのである。

 その“ホットスポット”で昨年、試験的に採取された米からは、
1kgあたり357Bq(ベクレル)という高い放射性セシウムの数値が測定された。
厚生労働省が定める規制値は100Bq/kg。およそ3.6倍もの高濃度汚染である。

 高辻氏は、より精密に汚染を調べるため、以下のような測定を行った。
汚染米から2つのサンプルを作り、それらを別個に測定したところ、
全く同じ米のはずが、
一方からは約18gで6.5Bqの高濃度の汚染が測定されたのに対し、
もう一方からは1.27Bqしか検出されなかったのだ。

疑問を持った高辻氏は、さらに、高濃度のサンプル米をまた半分に分け、
それぞれの汚染を測定した。

この作業を何度も重ねていき、最後にはサンプル米3粒が残った。
測定の結果、そのうちのひと粒は2.9Bqで、残りの2粒は0.0048Bq。
驚くべきことに、約18gのサンプル米がもっていた汚染のうち、なんとおよそ半分の汚染が、
0.02gの米ひと粒に集中していることが明らかになったのである。

この0.02gで2.9Bqという濃度は、1kgあたりに換算すると約14万Bq/kgにもなる。

これは、放射能汚染が均等に広がるのではなく、
ひと粒、ないしは田んぼの中の1本の稲穂など、
極端に偏った状態で進む可能性があることを示している。

「高濃度汚染米を取り除こうとするなら、米ひと粒ずつをチェックしなければならない。
でもそれは現実的に難しいですし、個人が5kg、10kgのお米を買ってきて、
その中のひと粒だけ弾いて食べないようにするなどということもできません。
高濃度の汚染米を食べてしまうという、ある種“貧乏くじ”を引いてしまう可能性があるわけです」(高辻氏)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
とありましたが、私には
お米1粒の測定ができるのかどうか・・それも分からなかったので、
いつものように、小出裕章さん(当測定室アドバイザー:京大原子炉実験所)にお尋ねしたところ、
———————————-
「面白い情報をありがとう。 高辻さんは知人です。
 彼らしい測定で、感心しながら拝読しました。

もちろん、米一粒であろうと、それに含まれる放射性物質が検出限界以上にあるのであれば、測定できます。
例えば、私が使っているGe半導体検出器では1kgの土壌や松葉などに
0.001Bqの汚染があるかどうかを追うような測定をしてきました。
試料が1gであれば、体積が小さくなる分測定効率が上がりますので、
もっと微量な汚染も検出できます。
 今回の高辻さんの測定では、0.02gの米一粒に2.9Bqのセシウムが入っていたとのことで、
楽勝で測れます。
ただ、実際上、そんな測定をすべてのお米にすることなどできませんので、
高辻さんがコメントしたというように、「くじ引き」になる以外ありません。」
———————————-
というお返事でした。

本当に自然は、不思議です。
同じ畑で収穫したお米でも、1粒、1粒の汚染がこんなに違うのは、
なぜなのか・・不思議は尽きません。

いづれにしても、こんな汚染は原発事故が無ければ起こらなかったことです。
人の被ばくも、このお米のように1人、1人、大きな違いがあるという事だと痛感しました。

2012年11月22日
馬場利子記

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放射能の動向は想像を超えた不思議さです。静岡放射能汚染測定室

静岡放射能汚染測定室・浜松分室を開きます

2012年11月3日(土)より、
『静岡放射能汚染測定室・浜松分室』を、浜松市北区初生町に開設します。

当室の母体は、1988年12月19日に活動開始をした『浜松放射能汚染測定室』です。当時の測定器を大修理をして、昨年、測定を開始した2011年6月11日から、2012年5月まで、旧測定器で測定を続けました。その間、会員の皆さんの会費を積み立て、静岡では新たに測定器を購入し、環境試料の測定も開始しました。

鉛のブロックで遮蔽された、グランマ測定器

旧測定器は浜松で構築され、多くの人に支えられました。
大切にされてきたこのお祖母ちゃん測定器(グランマ測定器)を
懐かしい人と街へ、里帰りをさせてもらいました。

浜松分室の運営は、静岡放射能汚染測定室と同様に行います。
測定の依頼も今までと同じ方法で、分室でもお申込み頂けます。
現会員の方で、浜松市北区初生町近くにお住まいの方は、
是非、足を運んで下さい。

以下に、分室室長より、皆さんにご挨拶を申し上げます。

……………………………………………………………………………

静岡放射能汚染測定室 浜松分室 開設について 
    静岡放射能汚染測定室・浜松分室室長 杉浦直樹

 福島の悲しい事故以来、産地を選んだり震災前原料のものを確保したりと、あさのは屋でもできる限りの放射能対策を行なってきましたが、実感として、長期的には測定することでしか食品の安全は確認できないと感じています。そこであさのは屋に併設して、静岡放射能汚染測定室のもと、「静岡放射能汚染測定室 浜松分室」を設け、Nal検出器を用いた食品の放射能測定を行うこととなりました。

静岡放射能汚染測定室は非営利の市民活動であり、自然食品を販売するあさのは屋とは異なる団体ですが、健やかな命と暮らしを大切にするという想いを共有しています。『静岡放射能汚染測定室』の浜松分室として、浜松の会員様向けに食品の放射能測定を行うとともに、あさのは屋でご提供する食品の測定を行なうことで、皆様の健やかな命と暮らしの一助となりたいと願っております。
                               記
静岡放射能汚染測定室 浜松分室について

1)測定開始 : 2012年11月3日(土)より
所在地 : 静岡県浜松市北区初生町379-4(あさのは屋内)
電話/FAX:053-436-2313 (あさのは屋) e-mail: hamamatsu.bunshitsu@gmail.com
※浜松分室では当面スタッフが常駐できないため、浜松分室へのご連絡は出来るだけメールでお願いします。

2)食品の放射能測定について 
 静岡放射能汚染測定室の規約に則り、食品の放射能測定を行います。詳しくは、静岡放射能汚染測定室のパンフレットをご覧ください。
(浜松分室では、食品に限り測定を行ない、土壌などの環境資料の測定は静岡放射能汚染測定室で行います)

3)受付方法   
浜松分室での測定を希望される方は、「食品測定申込書」にご記入の上、上記FAXかメールにてご連絡ください。
食品測定申込書は、静岡放射能汚染測定室のHPにて入手いただける他、あさのは屋内にも常備致します。

4)ボランティアスタッフの募集
 浜松分室では、食品の放射能測定をお手伝いいただける方を募集致します。
                              以上よろしくお願い致します。 2012年10月26日

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静岡放射能汚染測定室・浜松分室を開きます静岡放射能汚染測定室