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測定結果を一般公開します

2011年6月11日~7月10日の測定結果を一般公開します。

2011年9月7日
馬場利子記

2011年6月11日に、会員の方からの依頼測定を開始し、以後、現在まで測定した検体は100品目を超えました。

当室で測定したデータは、全て、全会員に公開し、共有することを活動の柱としていますので、『静岡放射能汚染測定室だより』を発行しています。

『静岡放射能汚染測定室だより』第2号(測定結果36品目)を8月25日に発行しましたので、ここに創刊号(7月27日発行)の測定結果(26品目)をお知らせします。

放射能の振る舞い(動向)は、地域や生命(食べ物)の種によって、単純に判断する事は出来ません。
ですから、飽きずに測定を重ね、植物、動物、魚介類・・・、地域、生産方法などによって、どの様な傾向になるのか知っていく事が大切だと思います。

今後も、『静岡放射能汚染測定室だより』の新刊が発行され、前号の測定結果が会員に周知、共有された頃(概ね、月初め)に、前号の測定結果をHP上に公開していきたいと思いますので、一般の方にもお役に立てればありがたいです。

以下、『静岡放射能汚染測定室だより』創刊号掲載の測定結果です。

■測定についての補足■

※1と※2
同一茶畑の茶。茶摘みの前に葉に散水しなかった茶葉※1と、散水をした茶葉※2 を比較測定。
測定値からは、摘む前に葉を水で流す方が、汚染が少ないという結果になっていますが、散水する木と散水しない木そのものの汚染が同じではないので、この1回の比較では散水の効果について、断定はできませんが、1つの試みでした。

※3と※4
同一茶園の昨年度産※3と事故後の新茶※4のデータです。

※5  放牧飼育で、牧草を食べて育っている牛の乳

※6  八朔は外皮をむいて、食べる姿にして測定。

※7と※8
同じキャベツの葉を、洗ったもの※7と洗わなかったもの※8

 

※9と※10
※1、※2と同じ茶園。
茶の製法の違いで汚染の度合いをみたいと要望で測りました。
※11  原料は小樽の鱈と静岡産の鰯。

※12と※13
飲用茶にして測定したいとの依頼に、茶葉3g×5人分=15gに、60~70度に冷ました湯150ml×5=750mlを注ぎ、1分待って入れた一煎目めのお茶を測定。

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測定結果を一般公開します静岡放射能汚染測定室

第2回 『放射能を話そう』報告

2011年8月30日(火) 10:30~12:00

測定室アドバイザー河野先生とのQ&A
スカイプ部 始動

進行:測定室スタッフ 竹内せつ子
報告:測定室スタッフ 伊藤美智代

参加者 43名 (内、男性6名)+乳児・幼児5名
会員:23名 一般:12名 スタッフ:8名
伊豆の国市・富士宮市・富士市・静岡市・藤枝市・島田市・掛川市・磐田市・浜松市
スカイプ参加者:6名 

今回は、当測定室アドバイザーの河野益近さん(京都大学大学院電子核工学)が、全国の松葉の汚染調査を終えて、さらに詳しい調査をする県に「静岡県」を選んで来静、『放射能を話そう』にも飛び入り参加してくださいました。そのお知らせが測定室だより2号に間に合ったこともあり、前回よりも少し広めのスペースを確保したプラムフィールドでしたが、やはりあふれるばかりに大勢の方が参加してくださいました。真夏日を思わせる暑い中、ありがとうございました。 

前置きなしのQ&Aに徹した90分。17個の質問に河野さんは丁寧に答えてくださり、前回同様、みなさんの体験・経験も語られ、本当に充実した90分でした。そして、子育て中のお母さんたちの具体的な心配や素直な質問に、大切なことは放射能被ばくを抑えるための方法だけではなく、一人ひとりが困難な状況に出会った時の「生き方」を問われているのだ!と思いました。 

 

最後に測定室代表・馬場より、現在の測定室の状況の説明とメッセージがありました。 

◎スタッフが測定作業にも慣れてきたので、A一日2検体の測定も徐々にできるようになってきたところ、測定器のアンプが土曜日(8/27)に壊れ、この3日間測定が止まっています。この測定器は甘えん坊のおばあちゃんで(23年前のもの)、心臓移植をし(新しいものと交換)測定をしていました。土曜日に不具合になった部品を本日、河野先生が京都より持ってきてくださり、河野先生やW氏の手により、近日中には修復の予定です。→セッテイング・調整が無事終了し、9/1より、測定が再開しています。 

◎これからも月1回のペースでこのような会を続けていきたい。 
 -私たちスタッフは専門的な知識や技術があるわけではなく、測定に関わる事務的なことをやっているが、経験として、海外の使用状況が分からない食べ物を選ぶか、セシウムの汚染をとるのか、正しい結論はないが、考えていくことが大切と思っている。そのためにも、このような会を続けていきたい。 

◎皆さんの知り得たこと・経験を測定室にお寄せください。 
 『話そう会』だけでなく、行政への働きかけなどはホームページなどでも伝え合い、粘り強く行政にお願いし続けることが、この汚染の中で生きていく大人たちの責任かと思う。「A市でやっていることを是非、私たちの市でもやってほしい」という声を伝えることが大事! 

◎飽きずに、そして、“放射能の振る舞いは分からない“けれど、分からない中でどうするか?向き合い続けましょう!
 -「結局、どうしたらいいかわからない」とあきらめてしまうのではなく、自分たちがどんな風に暮らしていきたいのか?を考え続けていきましょう。河野さんはじめ私たちチエルノブイリ事故を知っている世代にとって、一番の驚きは、「福島の事故があっても、まだ原発を続けよう」としていること。浜岡原発も決して安全なわけではありません。「どんな風に暮らしたいか?」を考えるためにも、是非、引き続き測定結果をながめてくだされば…と思います。 

※「河野先生とのQ&A」は現在、まとめ中
※スカイプの様子、感想も、後日報告します。
(スカイプ参加された方の感想をお待ちしています)

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第2回 『放射能を話そう』報告静岡放射能汚染測定室

測定器の修復が終わり、順調に測定を再開しました

2011年9月4日記 

去る8月29日(月)、測定器が夏の暑さと寄る年波(機器の経年劣化)のため、高圧電源アンプが壊れ、測定を一時中止し、測定器の再構築をしました。 

実に、アンプが壊れたのは、アドバイザーの河野さんが静岡県内の松葉採取をするため、来静される前日でした。

実は、私たちの測定器は23年前、測定を始める折、河野さんに多大なる尽力をいただいて組立たものですので、年を重ねた測定器が生みの親である河野さんの来静を知って、最後の力を振り絞って力尽きたように思えました。 

翌日(30日)の“放射能を話そう♪!”への参加に合わせて、河野さんは代わりのアンプを携えて静岡に来て下さいました。 

測定予定日になっていた方3名には、測定の日延べをお願いたしましたが、無事、9月2日より、測定器は再測定を開始し、現在、順調に測定を続けています。 

簡単な仕組みの測定器ですら、23年で経年劣化し、機器そのものが崩れるのですから、人が作った複雑な原子力発電の電気制御装置、原子炉が壊れる事だってある・・そう思わずにはいられませんでした。 

測定室には冷房も暖房もありませんので、寒い冬には測定器がどんな気持ちで動いてくれるのか、仲良く測定を続けたいと思います。

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測定器の修復が終わり、順調に測定を再開しました静岡放射能汚染測定室

スカイプで参加ができるようになりました!

8月30日【火】の『放射能を話そう♪!』はスカイプで参加ができるようになりました!

2011年8月25日(木)記 

* * 放射能測定室 Skype(スカイプ)部開設しました * *

Skype(スカイプ)部部長の 浅羽(あさば)です。 

Skype=スカイプとはインターネット回線を通した電話ができるソフトです。
ただの1対1の電話ではなく会議、最大25人までは世界のどこにいても無料で(電気代はかかります)同時に話せますので、静岡市の放射能測定室に当日行けなくても、Skypeの設定してあるPCまたは、スマートフォンがあればどこからでも お話し会に参加できます。
(ただし、今回の多数参加Skype会議通話は音声のみになります。ご了承ください。)

放射能測定室に設置したPCからSkypeを介して、全ての内容を聞くことができ、時間があれば意見・質問も可能です。

<参加方法>

当日、Skype参加してくださる場合は、Skypeの設定が必要です。
前もって準備をして下さい。

★     Skypeのアドレスhttp://www.skype.com/intl/ja/welcomeback/ ★ 

まずは、ソフトをインストールし、メニューバーのコンタクトからSkypeユーザーの検索を選び「放射能測定室」と入力してください。
放射能測定室の名前をクリックしてコンタクトの追加を選択。
メッセージを送ってください。
こちらの確認がすめば、マイクとスピーカーが内蔵されているPCならすぐに始められます。

『放射能測定室』私のスカイプ名です。
不在の時はメッセージを残してください。
30日に間に合うように設定を行います。

お話し会は10時半からですので10時からSkypeの接続をします。

世界のどこからでもお話し会に参加できます。
自分のPCのマイクのミュート(音量を消す)を設定すれば、お子さんの声が測定室には聞こえません。
安心して、気軽に参加してみてください。

  放射能測定室 Skype部 浅羽より

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

浅羽さんは、三島市に住む4人のお子さんを持つママです。
測定室の会員で、三島では『自然派ママの座談会』を主宰していらっしゃいます。
環境劇団“ECO’S”メンバーでもあり、劇団の練習はスカイプを使っていますので、
そのスカイプ稽古もサポートして下さっています。

今回の測定室での企画に「全世界から参加できるようにしましょうよ!」という発想は、まさに、宇宙的♪
30代の若いママならではの協力を頂きました。

測定室のスタッフ一同、本当に励まされます。
皆さんも、繋がれる形で、ご一緒に歩いて下さい。

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スカイプで参加ができるようになりました!静岡放射能汚染測定室

『測定室だより』第2号 8月25日号 発行しました

2011824日記 

712日から812日に測定した36検体の測定結果を掲載しております。sokuteisitudayori.no.2■会員の皆さんには、一両日中にお手元に届くと思います。 

今週末(8月27日)までに届かなかった場合は、お手数ですが、測定室までご連絡ください。名簿と発送物を照らし合わせて確認をしておりますが、万一、行き違いがありました時は、直ぐに『測定室だより』をお送りし、会員名簿の確認をさせて頂きます。 

■    当測定室の会員以外の方で、『測定室だより』を購読ご希望の方は、メール、もしくはお電話でお申し込みください。

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『測定室だより』第2号 8月25日号 発行しました静岡放射能汚染測定室