健やかないのちとくらしを未来へ・・・ 

BabaToshikoAuthor Archives

About BabaToshiko

測定室代表 馬場利子

託送料金:リモート勉強会(2月5日・金 13:30~14:30 講師:馬場利子)のお知らせ♥  ぜひ、ご参加ください!!

馬場利子より、お知らせをします。

覚えていらっしゃいますか?
2017年9月28日、経済産業省令により、電気の託送料金に「福島原発事故賠償負担金」と「廃炉円滑化負担金」を上乗せする決定がなされました。

この違法な取り決めがなされる前(2017年2月、3月)、
私たちは静岡県内で20団体の賛同・参加を得て、『リレー講演会を開催』し、
新電力事業者の方たちにも参加いただいて、託送料金について考えました。

2017年2月.3月に開催した託送料金静岡県内リレー講演会

託送料金(電気を送るための費用)は、
2016年に電力が自由化されて新規に電力事業者となった企業も送電契約をしなければならないため、
原子力発電とは無縁の事業者にも、一律に、原発事故、廃炉など原子力発電所で利益をあげてきた企業の負債を肩代わりさせようとする経済産業省の省令改正は、『電気事業法』の改正を行わず、こっそりと(!)決められました。

私たち『静岡県内❤リレー講演会』実行委員会では、
国会審議を経ないで決められようとしている『託送料金の上乗せ』について、
国会議員に働きかけをするなどのアクションを行いましたが、パブリックコメントでも反対が大多数だった意見を無視して、決定された経緯があります。

電気を送る費用としての託送料金に、原発の関連費用を送電会社の『営業費』として計上して、
発電会社に上乗せして請求することが2020年10月から始まりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

託送料金に「福島原発事故賠償負担金」と「廃炉円滑化負担金」を上乗せする経済産業省の決定は違法であるとして、グリーンコープでんきが、2020年10月15日に、国に対して、『託送料金取り消し訴訟』を提訴しました。

なぜ、託送料金取り消し訴訟なのか、訴訟のもつ意味などを、皆さんにお伝えしたいと思い、色々な方に、相談をしてきました。

今回、『浜松市政向上委員会』鈴木恵さん(浜松市議会議員)の主催で勉強会を開いていただけることになりました。

・・・・・・以下、主催者からのお知らせです・・・・・・・・・

『ちょっと、聴いてください!託送料金~国(経済産業省)の暴走を今、止めたい!』

日時:2021年2月5日金曜日 13:30 ~14:30

開催方法:Zoomミィーティング 公開

●講師 馬場利子さん(環境カウンセラー、フリーライター)

●参加費 無料

●Zoom勉強会に参加する方法 :どなたでも参加できます。
 ↓ にアクセス
https://zoom.us/j/96299401569?pwd=UWlDT2Q1aGxmdjREamw0NU15MUZYUT09

ミーティングID: 962 9940 1569
    パスコード: 31534

「託送料金」ってご存知ですか?
託送料金とは、私たちが電気を使う際の「電線使用料」のこと。
その中に、本来入るべきではない原子力発電所を維持するための費用(電源開発促進税・使用済燃料再処理等既発電費)がすでに含まれていること、加えて2020年10月から「賠償負担金」と「廃炉円滑化負担金」が上乗せされている。

託送料金になぜ原発関連の廃炉費用の経費が入っているのか?
そして、どう止めることができるのか、一緒に考えませんか?

主催者:問い合わせ先
浜松市政向上委員会 鈴木恵 megu@megumi-happy.net

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

国の違法な取り決めに、気付いた人がしっかりと意見を言い、取り消しを求めるアクション!!
ドキドキ、ワクワクのお話と質問タイム。
お時間がありましたら、ぜひ、ご一緒ください。
お待ちしています。

2021年1月29日   馬場利子記

2020年10月15日提訴:託送料金上乗せ取り消し訴訟をみんなで応援

Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加
Post to Google Buzz
Bookmark this on Google Bookmarks
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
託送料金:リモート勉強会(2月5日・金 13:30~14:30 講師:馬場利子)のお知らせ♥  ぜひ、ご参加ください!!静岡放射能汚染測定室

毎年恒例の年1回行ってきた“手作り味噌ワークショップ=放射能を話そう♪”は今年は見送りました。今年の味噌の材料の放射能測定結果をお知らせします♪

あっという間に、新年も1か月が過ぎようとしています。

毎年1月に行ってきた味噌つくりワークショップ:放射能を話そう♪を、
新型コロナウイルスの感染予防のため、今年は集って仕込む企画をお休みすることにしました。

手作り味噌を作り始めてもう20年以上になりますので、私たちの周りでは自宅で作る人も増えていますが、
新しく味噌を作ってみたい方には対応できなくて、申し訳ありません。

今年も39瓶分の糀用のお米を持ち込んで作ってもらい、
北海道の生産者さんからの大豆や“おーぷん・みるめ”で取り扱っているこだわりの味協同組合の塩を分け合います。

糀用の白米、大豆、塩の放射能測定をしましたので、ご覧ください。

放射能の測定をしていると、セシウム134やセシウム137が検出されなくても、
測定スペクトルで色々なことが分かります。
関心のある方は、お尋ねください。

【糀用の白米】 測定日:2021年1月13日 生産地:茨城県稲敷市 (※1)
   セシウム134:不検出 検出下限値0.90㏃/kg
    セシウム137:不検出 検出下限値1.08㏃/kg


※1)糀用の米は、毎年、愛知県新城市産を使っていましたが、
 昨年の新米を測定した際、茨城県稲敷市の特別栽培(種の自家採取、古代種利用、完全無農薬・無化学肥料)のお米が、
どこよりもウラン系の放射性物質も少なく、放射能測定結果が良好だったため、今年はこのお米の使用を決めました。

【大豆】(※2)測定日:2021年1月8日  生産地:北海道河東郡上士幌町    
     セシウム134:不検出 検出下限値0.86㏃/kg
     セシウム137:不検出 検出下限値1.04㏃/kg

(※2)大豆のスペクトルをご覧ください。
  セシウム134やセシウム137は検出していませんが、放射性K(カリウム)は当然のことながら、高くなっています。
 植物も人間である私たちも、地球に住む生き物は放射性カリウムをたくさん取り込んで生きています。
 特に大豆は栄養価も高い分、地球由来の放射性物質も養分と一緒に持っていることが分かります。

 地球と共に生きることが放射能の測定からも分かります。

【塩】測定日:2021年1月7日 生産地:中国武漢の天然塩『天外天塩』
   セシウム134:不検出 検出下限値0.86㏃/kg
     セシウム137:不検出 検出下限値1.03㏃/kg

放射能測定結果を見て下さり、ありがとうございました!!
すべての生き物と地球で暮らす私たち人間が、『人口の放射性物質をまき散らす』ことの無念さを日々、感じながら測定をしています。

もう、これ以上、電気を作るためだけに原子力発電所で核の利用を続けるのは一刻も早く止めたいと、心から願っています。

2021年1月26日
馬場利子記

Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加
Post to Google Buzz
Bookmark this on Google Bookmarks
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
毎年恒例の年1回行ってきた“手作り味噌ワークショップ=放射能を話そう♪”は今年は見送りました。今年の味噌の材料の放射能測定結果をお知らせします♪静岡放射能汚染測定室

2021年、測定室再開から10年の年が明けました。

新しい年をいかがお迎えでしょうか?
 旧年中も、測定室の活動を支えていただき、ありがとうございました。

コロナ一色だった2020年。
 年の瀬が近づくにつれ、2021年3月11日を想い、この10年を振り返り、
 原発事故と放射能、放射能から身を守るために叶った小さな事柄を数えてみても・・、
 復興とは無縁の現実は、収束しないコロナ禍と相まって、明るい気持ちになれませんでした。

そんな時、若い友人からマスクのプレゼントをもらいました。

東日本大震災で1本だけ残った陸前高田市の奇跡の松からできた布

♥このマスクは、
 東日本大震災で1本だけ残った陸前高田市の奇跡の1本松の枝から『コカリナ』(木製の笛)を作り、
 演奏してきた日本コカリナ協会の方たち
が、
 木を布にする技術を持つ繊維メーカーの協力を得て、1本松の木片から布を作り、
 その布で作られたものです。

♥コカリナの教師をしている友人は、
私たちは大きな支援はできないですが、コカリナマスクを販売した収益で、
 熊本豪雨の被災地の方たちに、このマスクを贈らせてもらいました。」・・と話してくれました。

コカリナマスク説明書

「私たちは大きな支援はできないですが・・・」の言葉を聞いて、はっとしました。
 私が気持ちが晴れなかったのは、放射能や原発政策を変える『大きな成果』を期待していたからでした。

 こうして、いろいろな人たちが、困難を乗り越えるために想いを行動に替え、
 『困難を人ごとにしない』『できることで愛を伝える』活動が続いている事に、
 私の小さな独りよがりは吹き飛びました!!!

世界は・人は素晴らしい愛に満ちている・・♥

♥2021年、311から10年になる今年も、
『大きな成果は出せないかもしれないけれど、311を忘れず、
 311だけでなく多くの被災者の方や、コロナで新たな困難を抱えた人たちに想いを寄せて、
 私たちにできることを続けたいと思います。
  

本年もよろしくお願いします。

2021年1月元旦
馬場利子記 

Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加
Post to Google Buzz
Bookmark this on Google Bookmarks
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
2021年、測定室再開から10年の年が明けました。静岡放射能汚染測定室

★2020年12月25日(金)~冬休みのお知らせ★

新型コロナウイルス感染拡大により、様々な活動の見直しや変更を余儀なくされた2020年も、
会員の皆さん、測定室のスタッフ、とりわけボランティアスタッフの皆さんの協力で、
今年1年も、変わらず測定活動をすることができました。

普通の事が、普通にできるということが、どれほどありがたいことか、改めて感じた1年でした。

測定室&測定器は、冬休みを取らせていただきます。

2021年は1月6日(水)より、測定を開始いたします。

♦冬休み中の連絡は、メールにて ssokuteisitu@yahoo.co.jp 、または Fax:054-209-2021 まで。

どうぞ、皆さま良いお年をお迎えください。

2020年12月25日記

Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加
Post to Google Buzz
Bookmark this on Google Bookmarks
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
★2020年12月25日(金)~冬休みのお知らせ★静岡放射能汚染測定室

『測定室だより』第82号(2020年12月20日号)を発行しました。河野益近さんの連続エッセイ、今号は『トリチウム汚染水の処理方法』についてです♥

新型コロナウイルスの感染が、第3波となり、各地で医療現場のひっ迫が伝えられる中、
政府の経済優先政策:go to キャンペーンの見直しの声が大きくなってきています。

行動の自粛を呼びかけ、個人に感染予防を求めながら、片や旅行や飲食を勧める政策をとる政府に安全、予防の判断を委ねず、
1人1人が考え、行動する大切さを痛感しながら、測定室の活動をしています。

そんな中、♦会報『測定室だより』82号(12月20日発行)をお届けしました。
 会員の皆さんには、すでにお手元に届いていると思いますが、
  万一、届いていない場合は、ご一報ください。

測定室たより82号表紙

❤今号には、
 静岡測定室で2020年8月25日~2020年10月22日に測定をした:食品87 検体
 浜松分室で2020年5月~2020年11月に測定をした:食品2検体・環境試料1検体 の

合計:90検体の測定結果を掲載しています。

♦特記すべき測定は
 収穫期を迎えた秋の季節がら、新米や新蕎麦粉、果物の測定がありました。
  
 食品加工の原料を扱う問屋さんが、毎年、多くの豆類を測定してくださっていますが、
 今年も18検体の豆や雑穀類を測定しました。
 豆はカリウムを多く含む食品であることから、セシウムを比較的吸収しやすいですが、
 全国各地で収穫された豆に汚染が見られなかったことは、安心して食べられ、ありがたいです。

♦毎号、好評の河野益近さんの連続エッセイ、
 今号は『トリチウム汚染水の処理方法』について、丁寧に書いてくださいました。

多くの方が、汚染水処理の方法について、関心をお持ちだと思いますので、ここにご紹介いたします。


■『測定室だより』は会報として発行していますが、
 購読をご希望の方には、1部500円(送料込)でお送りしています。

★年間購読料(6号/年)は3000円(会員の方の測定料は、一般の測定の半額以下になっています)です。
  
購読申込みは、mail:ssokuteisitu@yahoo.co.jp 
       ℡:054-209-2021       まで、ご連絡ください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

安心の基準は、1人1人が起こっている事を知ることから、考え、選択していくものだと思います。

同じ想いの人が集う、市民測定室の活動を支えて下さる皆さんに感謝して、
これからも、『知ることから始める暮らし』を続けていきたいと思います。
よろしくお願いします。

2020年12月10日
馬場利子記

Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加
Post to Google Buzz
Bookmark this on Google Bookmarks
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
『測定室だより』第82号(2020年12月20日号)を発行しました。河野益近さんの連続エッセイ、今号は『トリチウム汚染水の処理方法』についてです♥静岡放射能汚染測定室