講演タイトル 『原発震災から10年 福島は今 ~そして、私たちにできること~』
講師:小出裕章さん
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日時:6月12日(土)13:00~16:00
会場:静岡市番町市民活動センター 大会議室
参加者:会場53名、Zoom参加52名(サテライト会場7か所55名)合計:153名
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今回はコロナ禍での測定室10周年記念講演会でした。
スタッフは感染予防やZoom配信と様々な準備をしてきましたが、
会場参加は5月末に満席になるほどで、皆さんの関心の高さがうかがえました。
Zoom参加者の中にはサテライト会場(7か所※1)で何人もが一緒に視聴したところもありました。
小出先生は、事故から10年間、国と東電がどんなことを試み、どう進めなかったか、
ようやくわかったデブリの位置や取り出す事の不可能さ、
トリチウム汚染水が現在どんな状況か、
どれも簡潔にわかりやすく話してくださいました。
そしてThe situation is not under control.ということが、とてもはっきりわかりました。
今も厳しい状況に置かれている福島の人たちのことを忘れないだけでなく、
浜岡原発を抱える静岡の住民のひとりとして、できることは小さくても続けたいとあらためて思いました。
小出先生のお話のとおり、人間は間違えるし、機械は壊れる。
まして、地震や新型コロナウイルスのように全く予期せぬことも自然界では起こるのですから。
最後に、ズーム対応をしてくださった番町市民活動センターの倉橋さんはじめ皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。
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(※1)サテライト会場7か所の中の焼津会場では、
地域の方の発案で準備をしてくださり、18名の方が公民館に集ってくださいました。
焼津会場に参加された方からは、「和気あいあい、講師の明確な姿勢が伝わる良い講演だった。
浜岡を再稼働させないように覚悟して臨みたい」との感想も寄せて下さいました。
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♦講演会で小出さんが使われたパワーポイント・データは、以下のアドレスでご覧いただけます。
https://1drv.ms/p/s!AqpGicJWQM2chStT-3nSIKBNpcre?e=ALJpyv
アドレスの入力が難しい場合は、測定室(mail:ssokuteisitu@yahoo.co.jo)までご連絡ください。
データをお送りします。
■講演会に参加して下さった方から
「小出さんのお話をずっと、メモをして聞いていた女の子がいて驚いた」と
感想のメールをいただきました。
ご両親と参加していたその南々迦(ななか)さんが感想を書いてくださいました。
■小出裕章さんのお話を聴いて 感想:焼津市在住 駒井 南々迦 9歳
【注】この感想文は、南々迦さんのお母さまから画像と共にデータにしていただきましたが、
皆さんにも南々迦さんの文字でお届けします。
2021年6月29日
報告:測定室スタッフ 榛葉真理子