第60回“放射能を話そう♪”
何か変だね!「放射線副読本」お話し会&安定ヨウ素剤の自主配布会
今回の“話そう♪”は、テーマを設けての学習会です。
この企画を提案して下さったのは、測定室の会員である小笠原学さんです。
小笠原さんは、福島原発事故後、子どもたちの未来を守るために様々な活動をしてくださっています。
小笠原さんからの呼びかけをご紹介します❤
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2018年末から全国の小・中・高校生1人1人に配布されている、「放射線副読本」をご存じでしょうか?
この「放射線副読本」には、以下の内容が書かれています。
『福島第一原発のすぐ近く以外は、全国や海外の都市と同じレベルまで放射線数値は下がっています。』
『福島県が行った外部被ばく検査と内部被ばく検査の結果、全員が健康に影響を及ぼす数値ではなかったとされています。』
放射能汚染に関しては、土壌汚染についての記載は一切ありません。
内部被ばく検査については、小児甲状腺がんの増加に関して記載は一切ありません。
この様な「放射線副読本」が、学校で何の説明も授業もなく、生徒1人1人に配布されています。
皆様はどう思いますか?私はとても無責任だと思います。
大阪府茨木市等は市としてこの「放射線副読本」の配布を中止し、配布した学校は回収しているそうです。
この「放射線副読本」の何が問題で、公平な放射線教育の為に私達に何が出来るのか、
皆さんに分かりやすくお話したいと思います。
子ども達の未来に「命が大切」だと言える社会を作っていく為に、
皆様とご一緒に考え行動する事が出来ればと思います。
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この副読本を学校から貰ってきたお子さんもいらっしゃるかもしれません。
この副読本に対しては、多くの科学者や教員たちも反論の論文を書いています。
学校で授業に使われている報告はまだ、確認されていませんが、
「放射能は無害だ」という人もいる中、少し、この副読本の事を話してみませんか?
★また、この日は、小笠原さんたちの活動の1つでもある安定ヨウ素剤を希望の方に配布も行います★
安定ヨウ素剤の配布会は、事前予約があった場合のみ行います(予約締切3月14日)
(説明)安定ヨウ素剤は、放射性ヨウ素による内部被ばくを防ぐ目的で内服するお薬です。
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○日時:3月20日(水)10:30~12:00
○会場:プラムフィールド(静岡市葵区安東1丁目2−3 マロンコート1F)
会場アクセス : http://plumfield199905.com/access
○お話し会参加費:測定室会員300円・一般500円(お茶とお菓子、『測定室だより』71号500円付)
○話し手:小笠原学さん
1974年生 静岡市在住 理学療法士 2児の父親
3.11福島原発事故以降、福島支援活動と原子力防災活動に取り組む。
(活動紹介)
支援交流『虹っ子』(代表):3.11以降、毎月静岡の有機野菜を福島へ贈る。
「親子わくわくピクニック」(実行委員):2012年より、毎年静岡市で保養活動を行う。
「311を忘れないin静岡」(代表):2014年より、年に4回街頭募金を行う。
「うちっちも安定ヨウ素剤配るっち」(共同代表):原子力防災の学習会と、安定ヨウ素剤の自主配布会に取り組む。
○安定ヨウ素剤:1家族10錠500円(要予約)
○問い合わせ:054-209-2021(プラムフィールド)
共催:静岡放射能汚染測定室・公平な放射線教育を考える会@しずおか
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皆さんと一緒に、気軽に、そして大事なことを話して学ぶ機会にしたいと思います。
ぜひ、お時間のある方は、ご参加ください。
2019年2月7日
馬場利子記