健やかないのちとくらしを未来へ・・・ 

11月 2017Monthly Archives

放射能の被ばくを考える点で有用な講演会(会場は東京)のお知らせです❤

放射能による被ばくは、原爆や核実験や原子力発電所の事故だけでなく、
核資源を採掘する現地でも、多くの働く人が被ばくし、
地域の人々も被害を受けています。

そうしたウラン採掘は、アメリカでもオーストラリアでも先住民の暮らす地域であることが多く、
その現状を知ることは、
核を利用した産業が、いかに非人道的であるかをはっきりと理解することができます。

今回、米国ニューメキシコ州ラグナ・プエブロ先住民弁護士のジューン・ロレンゾさんが北海道大学で行われる会議(http://cemipos.blogspot.jp/)
に参加されるにあたり、東京でも報告会を開催されることになり、その案内を頂きました。

会場は東京ですが、お近くの方、ぜひ、参加してみて下さい。
終了後懇親会も開かれる予定です。

【講演会詳細】・・・・・・・・・・・・・・

タイトル:「米国先住民コミュニティへのウラン開発の影響―被曝と補償、終わらない除染」

日時:12月7日(木)18:30~20:30

場所:東京スポーツ文化館、研修ルームC

参加費:1000円 通訳有

主催:グローバルヒバクシャ研究会

協力:公益財団法人第五福竜丸平和協会

連絡先:玉山090-7098-1595 メール:noritama_noen@yahoo.co.jp

報告者:ジューン・ロレンゾさん June L. Lorenzo
プロフィール:
 1960年生まれ、米国ニューメキシコ州ラグナ・プエブロ先住民保留地内ポワティ村在住。
弁護士。1953-82年まで操業していた当時世界最大の露天掘り鉱山であるジャックパイルウラン鉱山
(現在は、連邦政府より汚染が酷い場所としてスーパーファンドサイト、NPLに認定:https://goo.gl/r44qjX )の近くに住む。

子どもの頃同鉱山で働いていた父親がお弁当箱にウラン原石を入れて持って帰り、家族に見せていたという思い出を持つ。
いかにウランの危険性が当時知られていなかったか、その被害が労働者だけでなく家族にも及んでいたかをかなり後になって知る。

 2007年以降、先住民聖地テーラー山のおけるウラン鉱山開発を問題視し、
同山の州政府による文化財認定(2014年確定)運動に関わる。
 日本との関わりはこのウラン開発案件の一つに、現エナジー・フューエルス社のロカ・ホンダ鉱山開発計画があり、
住友商事が2007-08年、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の海外ウラン探鉱支援事業から補助金を受け2016年まで出資していた。

3.11後ウラン価格は大幅に下落し、現在も1パウンドあたり20ドルを割るほど低迷しているにもかかわらず、
経産省ならびにJOGMECは平成19年から毎年10億円規模で5ヶ年で終わるはずだった同事業を平成30年度以降も3億円に減額し、
いまだにウラン燃料の安定確保を旗印に継続している。ウランは供給過剰で実際の需要は再稼働も少なくほとんどないにもかかわらずである!

住友商事もJOGMECも補助金支出後の事業総括を全くしないどころか、助成後5年以降は文書も保持せず、
リードタイムの長い長期にわたる開発案件に対し単年度成果主義を貫き、ウラン価格が暴落しているとみるや、
現地法人と合弁事業で投資しても多くが失敗し撤退が相次いでいる。

日本国民は知らぬ間にエネルギー対策特別会計から支出された公的資金によるウラン開発の片棒をステークホルダーとして担い
関わっていることになる。

先住民コミュニティにしてみれば自らの聖地を住友商事という日系企業(外資)により開発されるかもしれないという恐怖に脅かされ、長きに渡り現地闘争が続いているにもかかわらず、当の出資者(日本国民)は、環境ならびに文化の破壊に加担するかもしれないという認識も無ければ、
それに関する情報も一切もたらされては来なかった。

 ロレンゾ氏は現在毎年スイスジュネーブへ国連人権委員会先住民作業部会関連の会議に出席。
 北大での会議後福島県に視察に行き、当日は、合衆国被曝者補償法等について語る。 
    
●参考サイト:Multicultural Alliance for Safe Environment(MASE):https://swuraniumimpacts.org/
●チラシ:https://yahoo.jp/box/J_1aFC

ご関心のある皆様のご参加を是非どうぞよろしくお願いします。

2017年11月28日記

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放射能の被ばくを考える点で有用な講演会(会場は東京)のお知らせです❤静岡放射能汚染測定室

『測定室だより』第64号(2017年11月30日号)を発行しました❤

11月30日発行『測定室だより』第64号を、会員の皆さんに発送をいたしました。

❤すでに会員の皆さんのお手元に届いている頃だと思いますが、
万一、届いていない場合は、ご一報ください。

❤今号には、
2017年8月2日~10月6日の間に測定を行った食品25検体と、
連載エッセイ『静岡に住む娘へ』第61回などと共に、
●当室アドバイザーの小出裕章さんの寄稿文『朝鮮民主主義人民共和国の核について』を掲載しています。

政府も北朝鮮の核の脅威を、声高に防衛力強化の理由に挙げていますが、
朝鮮民主主義人民共和国の実際は、その様な威力のある核兵器を作る能力はない事を、
論理的に書いてくださっています。
ぜひ、お読みいただきたいと思います。


❤大好評の連載エッセイ『静岡に住む娘へ』は、
2017年9月1日に日本学術会議 臨床医学委員会より出された『子どもの放射線被ばくの影響と今後の課題』について、
チェルノブイリ原発事故から30年のウクライナ政府が出した報告書と対比して、
「甲状腺がんの増加はない」とした、山下俊一医師らの報告を評価して下さっています。

毎回、読み応えがあります!

『測定室だより』は会報として発行していますが、ご希望の方には購入していただいています。
  1冊:500円(送料込)です。

  購読申込みは、mail:ssokuteisitu@yahoo.co.jp 
         ℡:054-209-2021   まで、ご連絡ください。

福島原発事故から6年半経った今も、私たちに出来る事、
実現したい事をこれからも、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

❤忘れない ❤諦めない ❤智慧を分かち合う・・をご一緒下さい。

2017年11月23日
馬場利子記 

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『測定室だより』第64号(2017年11月30日号)を発行しました❤静岡放射能汚染測定室

原子力防災講演会のお知らせ❤ 11月27日(月)静岡県富士宮市にて

講演会『原発災害からのいのちの守り方』開催のお知らせを、
測定室の会員さんより、頂きました。

【講演の内容は】

原発30km圏外で唯一、安定ヨウ素剤の事前配布を実現した、
篠山市原子力災害対策検討委員会委員である守田敏也さんの貴重な講演です。

参加費は無料です❤

2017年11月27日(月)講演会

ぜひ多くの方にご参加頂ければと願います。

2017年11月18日記

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原子力防災講演会のお知らせ❤ 11月27日(月)静岡県富士宮市にて静岡放射能汚染測定室