測定室だより』は、当室の会員通信として発行をしていますが、
会員で共有をし終えた情報を、随時、公開をしています。
『測定室だより』第38号を2016年11月9日に公開して以来、
HPへ公開する作業が止まっていました事を、お詫びいたします。
作業が滞った理由は、
昨年(2016年)10月頃より、電気の送電料(託送料金)に
福島原発の廃炉費用や賠償金を上乗せしようとする経済産業省の動きがあり、
新エネルギーへの切り替えを進める中で、
原発に依存する電気を使う人が少なくなるように願ってきた私たちは、
原発に関係のない新電力にも、託送料金に見合わない料金を支払わなければならないことに驚き、
繋がりのある多くの人たちの力を借りて、託送料金について伝える活動を
全力で取り組んでいました。まさに、全力疾走でした。
それも、市民活動は『時代の中の生もの』である事を実感する期間ではありました。
今回、公開します『測定室だより』第39号は、2015年3月20日発行したものです。
39号には、
当室で2015年1月7日~2月13日に測定をした
◆食品:21検体、環境試料:5検体 計28検体の測定結果を掲載しています。
★測定品で、特記すべき事は、
季節柄、収穫期を終えた新物の豆類(おもに北海道産)や、
広島産のレンコン、干し椎茸2検体を測定しています。
静岡産の干し椎茸にも、2015年のこの時期、
セシウム134とセシウム137合計で約21.55~24.75㏃/kgを検出しています。
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さて、先日(5月1日)にHPで福島県浪江町の森林火災についてお知らせし、
静岡県、神奈川県、東京都で5月1日の午後から空間線量が上昇している測定値を掲載し、
皆さんに、ガイガーカウンターで空間線量を継続して観測するようにお願いをしました。
結果として、雨による一時的な空間線量の上昇で、福島の山火事に影響されたものではないと分かりましたが、
この39号と前号38号では、静岡市に降った雨を直接採取し、測定をし、
その結果からの考察記事を掲載しています。
空間線量と雨の関係ではありませんが、
雨の汚染が何に由来しているのか、関連がある読み物ですので、
その記事を以下に上げますので、読んでみてください。
自然界にある放射性物質と人工放射能について、整理できると思います。
★大好評の連載エッセイ 『静岡に住む娘へ』では、
この雨に含まれる放射性物質について、河野さんが書いて下さっています。
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たより39号は、以下のURLで全頁、ご覧いただけます。
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https://www.dropbox.com/s/tnzwxbvmnvsaxbv/39%E5%8F%B7%E5%8E%9F%E7%A8%BF.pdf?dl=0
(注):ただし、公開期間は半年(2017年10月まで)とします。
その後、このデータをご利用になりたい方は、測定室にメールでご請求ください。
直接、PDFデータをお送りします。
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また、紙面でご利用になりたい場合も、ご一報ください。
当HPで公開しました『測定室だより』第1号~38号は、1号250円(定価500円)送料込でお送りします。
❤申し込み先: mail: ssokuteisitu@yahoo.co.jp
電話/Fax:054-209-2021 (月~木 10:00~16:00)
何らかのお役にたてれば、幸いです。
2017年5月4日
馬場利子記