『測定室だより』は、年10号、会員通信として発行しています。
会員の皆様には、すでに発送を終えていますが、
万一、まだ、届いていない方は、お手数ですがご一報ください。
今号には、
★2017年1月30日~3月23日に当室で測定をした
食品:12検体、環境試料:2検体の測定結果を掲載しています。
季節の果物(ネーブル)や干し芋(御前崎市産)など、地産の季節のものを
測定できました。
特記すべき測定は、
静岡市清水区三保で採取した天然の岩牡蠣を測定することが出来ました。
結果は不検出でした。
海が放射能で汚れているのではないか・・と不安に思い、
海水浴や砂遊びをためらっていたという若いお母さんが、測定依頼をして下さったのですが、
海岸で生育している牡蠣が不検出であったことで、ひとまず安心しました。
★この岩牡蠣の測定スペクトルが、セシウムは不検出ながら、
ウラン系の放射性物質の存在を示すものでしたので、
スペクトル図と共に、アドバイザーの河野益近さんのコメントを
掲載しています。
★毎号、好評の連載『静岡に住む娘へ』(当室のアドバイザーである河野益近さんのエッセイ)は、
原発の廃炉作業について、放射線量の高い原子炉の処理がいかに困難か、
数値を上げて、分かりやすく書かれています。
原発の問題は、事故が起こると大変な事になる・・だけでなく、
そもそも、廃炉作業は可能なのかおぼろげな疑問を、明快に解説して下さっていまます。
毎回、とても有益なお話しになっています。
❤『測定室だより』は、会員以外のみな様にも、ご希望の方には、お届けしています。
1冊:500円(送料込)です。
購読申込みは、mail:ssokuteisitu@yahoo.co.jp まで。
℡:054-209-2021
❤私たちは、放射能の測定と暮らし方、そして子ども達の健康を守る福島の子ども支援を
諦めることなく、できる事を続けていきたいと思っています。
私たちの歩みが、何か皆さんのお役に立つことができれば、幸せです。
2017年4月30日
馬場利子記