『測定室だより』は、会報として発行していますので、
すでに会員の皆さんには、お手元に届いていると思います。
万一、まだ、届いていない方は、お手数ですが、ご一報ください!
今号には、
★2016年6月14日~8月4日に当室で測定をした
食品:12検体、環境試料:2検体、尿:3検体=合計19試料の測定結果を掲載しています。
会員さんのお庭でとれたドクダミで作ったドクダミ茶の測定を
行い、セシウムは不検出でしたが、セシウムより低いエネルギーで多くなピークがあり、
その放射性物質について、コメントをしています。
定量されたのは、ベリリウムで、半減期の短い(53日)ベリリウムのドクダミ茶の中での変化を
日にちを置いて測定をし、ベリリウムの減衰をスペクトルと共に、報告をしました。
★また、7月12日に開いた“放射能を話そう♪”の報告では、
今回は~7月10日に終わった参議院選挙を振り返り、『未来のための作戦会議』と題して、
ワークショップを行いましたので、その報告をしています。
★特集として、
『放射能健康診断100万人署名運動全国実行委員会』からの活動報告を転載しています。
報告には、100万人署名実行委員会が環境省との交渉の様子がありますが、
福島で行われている健康診断について、
担当部局である環境省の担当官は、医学的な資料や見解について、
多くを知らないのか、知っていても知らない事にしているのか、国の様子がよく分かります。
これまで日本で起こってきた歴史的な環境問題・公害問題は、
国や行政が主導で解決された例は、ほとんど見当たらず、
全て、当事者である被害者やその支援者の働きかけがあって、補償や改善策が講じられ、
法律や条令が整備されてきています。
福島原発事故の健康被害の調査、補償を実現するためには、
国の善意を期待するのではなく、私たちの気持ちを声にしていく努力が大切なことが改めて思われます。
皆さんが関心を持って見守り、声を挙げて下さる事が、この国の政策を作る事になります。
これまで同様、ご一緒に見届けて下さいますように、お願いします。
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❤気候変動を実感した夏、秋の台風シーズンを迎え、
みな様の地域も平安でありますように・・・。引き続き、ご自愛ください。
2016年9月20日
馬場利子記