2012年12月10日に発行した『測定室だより』第16号の全文を公開します。
掲載記事は
◆当室で2012年10月12日~11月13日 に測定した食品81検体の測定結果
特記すべき測定は、当室のNaIシンチレーションでは、
測定結果にバラつきがあったきな粉とスキムミルクの2検体を
Ge検出器で測定をし、汚染濃度を報告しています。
2検体共に、微量ですが、セシウムを検出しています。
スキムミルク:Cs137=0.8㏃/kg Cs134=0.2㏃/kg
きな粉 : Cs137=0.7㏃/kg Cs134=0.37㏃/kg
◆信州(北安曇郡・松本市・大町市)の地域環境測定結果
この地域測定から、長野県大町市は福島原発事故による放射能の降下はほとんどなかった反面、
チェルノブイリ原発事故(1986年)による放射能の影響が残っている事が分かりました。
◆静岡市の地域安心マップ(2012年5月28日~7月25日採取試料)
◆測定から見えてくるものでは、
ヤーコンの測定から、植物内で濃縮する自然放射能の1例について、 報告をしました。
この資料がみなさんの何かのお役に立てれば、嬉しいです。
2013年11月17日
馬場利子記