福島原発事故後、測定活動を続ける中で、
私たち測定室スタッフは、会員の皆さんから測定料を頂く度に、
割り切れぬ想いをずっと抱えながら、その理由を見つめてきました。
原発の事故さえなければ、
私たちは、放射能を測定する事もなかったでしょうし、
会員の皆さんも測定料を払って、食べ物を購入し、
送料を負担して測定をする必要もなかったはずです。
特に会員の中で、
農業生産者や、加工食品メーカー、協同組合、自然食品店など、
食べ物の生産、流通、加工、販売に携わる人たちにとって、
全く不要な費用負担を強いられ、
放射能に汚染されていないという証明をしなければ、
安心して売る事も出来ない状態に在る事に、
測定を受ける側である私たちも、その理不尽さに苦しくてなりませんでした。
これは、すべて『福島原発事故に起因する損害』に他なりません。
「測定費用、測定品の購入費用、送料、汚染を心配する人が買い控えたための売り上げ減少額・・・」
福島、千葉、茨城、群馬などでは
損害賠償請求を行った生協、流通業者、販売店に費用が支払われています。
静岡でも、法律に照らして何が出来るか、
測定室がお手伝いをして、
会員である皆さんの損害賠償請求を行いたいと準備をしています。
第1回 協議を
3月30日(金) 13:30~16:00
場所: 静岡放射能汚染測定室 (プラムフィールド)
静岡市葵区安東1-2-3
日本消費者連盟共同代表 古賀真子さんをお迎えして、
お話を聞きます。
参加費用は無料です。
損害賠償請求活動は、
放射能は要らない!という意思を表示する1つの方法だと考えます。
関心のある方はご参加ください。
2012年3月27日
馬場利子記