2011年11月8日
過日、測定室の会員さんから、このような質問が来ました。
「今年は各地で桜が咲いたり、異常気象が続いているようです。
スギ花粉の飛散も、11月から見られるのではないかとニュースで言っていました。
杉にはセシウムが吸着していると聞きますが、花粉にセシウムは移行するのでしょうか。
福島の親御さんたちも、みなさん、同じ心配をされています。 何かご存知でしたら教えてください、
よろしくお願いします。 長野県 Y・K 』
そこで、この質問を『測定室だより』第4号に掲載し、
「★会員さんからこんな質問が来ています。どなたか情報をお持ちの方、測定室までお知らせください★」
とお願いしましたところ、以下のようなメールをいただきました。
『杉花粉について紹介されているサイトがありました。
http://savechild.net/archives/11532.html
奥多摩のスギ花粉から93ベクレル/kg、スギの葉から1300ベクレル/kg検出、
文科省が6月に行なった計画的避難区域内のスギの葉は最高17万7600ベクレル/kg
飛び出したら要注意ですね。
子どもは マスクしないと、 すいこみますね。 会員 K・O」
K・Oさん、お返事を、ありがとうございました。
さっそく、質問者にもお知らせします。
スギ花粉の記事が掲載されていたHPは 『こどもを守ろう SAVE CHild』 です。
(http://savechild.net/archives/11532.html)から、記事を転記させていただきます。
「11月4日のモーニングバード(テレビ朝日)で、
独自に奥多摩(東京・青梅)のスギ花粉の放射性セシウム検査を行なった結果、
スギ花粉から93.8ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されました。
そして、このスギの葉からは322ベクレル/kg 、
土からは1381ベクレル/kgの放射性セシウムが検出という内容でした。
文部科学省が6月に行った調査では、
福島県川俣町の計画的避難区域内のスギの葉で、最高で17万7600ベクレル/kg検出されています。
スギの葉の汚染の差から考えると、
福島原発に近い地域の花粉に含まれるセシウムの量は、奥多摩のものより遥かに多いのではないでしょうか。」
春は花粉症の人には辛い季節でしたが、来春は、放射能が花粉に乗って拡散されるとなると、
私たちは、宮崎駿さんのアニメにある『風の谷のナウシカ』のような世界に生きることになりますね。
それならば、実際にこの地球を浄化してくれる生命が居るように思えまます。
きっと・・・。
馬場利子記