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欧州放射線リスク委員会(ECRR)議長が来日講演

2011年7月16日記

日が迫った案内ですが、放射能はなぜ、どの様に危険であるか、不安に思っている皆さんと 共有したい情報を得る機会になると思いますので、お知らせします。

欧州放射線リスク委員会(ECRR)は、「内部被ばくの危険性」を殆ど考慮していない「国際放射線防護委員会(ICRP)の基準に対し、 その非科学性を最も徹底して追及してきた唯一の国際的な科学者団体」です。

クリス・バズビー博士(ECRR科学事務局長)講演

スケジュール 7月17日(日)~20日(水)

主催:ふくしま集団疎開裁判の会ほか

*:・°★:*:・°☆:*:・°★:*:・°☆:*:・°★:**:・°☆:*:・°★:*:・°

欧州放射線リスク委員会(ECRR)科学事務局長クリス・バズビー博士が7月17日(日) に来日し、 20日(水)まで次のようなスケジュールで講演を行います。
*日本語への逐次通訳があります。
*時間などの詳細は、決まり次第、本ブログにて発表します。

    バズビー博士は

  1. 昨今、放射線 「正しく恐れよう」と称して間違った安全神話を流布する学者先生たちがあとを断ちませんが、 真に科学的にみたとき被ばくの危険性はどう考えるべきか
  2. ICRPの基準は真に科学的な立場からみた場合、どう評価されるべきか
  3. ECRRの基準に従えば、今、福島原発事故によって住民は、今どのような被ばくの危険性にさらされているか

など、現在最も緊急かつ切迫した課題について、の講演をする予定です。
どういうデータがでるのか気にかかります。 USTREAM配信も行われるようです。

【第1回講演会】
日時:2011年7月17日(日)午後4時~8時(開場3時50分)
会場:早稲田奉仕園 スコットホール講堂(新宿区西早稲田2丁目3-1)
定員:先着200名(事前予約なし。当日会場にお越しください)
参加費:1000円(資料代)
連絡先: office.sokai@gmail.com
※早稲田奉仕園は今回の講演会とは関係がありませんので、問い合わせは上記メール までお願いします。
※駐車場の用意はございません。会場周辺の有料駐車場をご利用ください。

 【第2回講演会】
日時:2011年7月18日(月)午後1時半~4時半(開場1時)
会場:松戸商工会館 5F大会議室(松戸市松戸1879-1)
定員:先着200名(事前予約はしていません。当日会場にお越しください)
参加費:無料
連絡先: expose2011@mail.goo.ne.jp
※松戸商工会館は今回の講演会とは関係がありませんので、問い合わせは上記メール までお願いします。
 ※松戸駅西口より徒歩6分。駐車台数に限りがありますので、出来るだけ公共の交通 機関をご利用ください。

 【第3回講演会】
日時:2011年7月19日(火)午後6時半~9時(開場6時)
対話者:沢田昭二名古屋大名誉教授
会場:「アピオスペース」展示ホール(会津若松市インター西90番地)
定員:先着250名(事前予約はしていません。当日会場にお越しください)
参加費:無料
連絡先:080-5557-5407 (酒井 ただし、会津若松講演会に関してのみ)
※アピオスペースは今回の講演会とは関係がありませんので、問い合わせは上記携帯 までお願いします。

【第4回講演会】
日時:2011年7月20日(水)午後2時~4時半(開場1時半)
会場:千代田区立内幸町ホール(千代田区内幸町1-5-1 東京電力東京本店前)
定員:先着183名(事前予約はしていません。当日会場にお越しください)
参加費:1000円
連絡先: office.sokai@gmail.com
※千代田区立内幸町ホールは今回の講演会とは関係がありませんので、問い合わせは 上記メールまでお願いします。

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欧州放射線リスク委員会(ECRR)議長が来日講演静岡放射能汚染測定室

7月13日以降の測定予定品の一覧

2011年7月13日記

会員さんから「測定依頼をする物を選ぶ時の参考になるので、これから測定する食品の一覧が分かると嬉しい」 という要望をいただきました。
NHKのニュースで取り上げていただいた7月8日以来、測定の申し込みが一気に増えて、 会員の皆さんの測定申し込みに、即座に測定日を取れない状態となっています。
大変、申し訳ありません。

本日より、以下のような測定品を順次、測っていきますので、よろしくお願いします。

産地 食品名 備考
静岡県掛川市薗ヶ谷 母乳・年齢不明  
静岡県掛川市薗ヶ谷 母乳・年齢不明  
静岡県産 製茶・緑茶  
静岡県藤枝市滝沢産 やぶきた荒茶  
静岡県静岡市葵区藁科 わらしな流水  
静岡県静岡市葵区藁科 わらしな流水  
埼玉県久喜市 トマト  
静岡県静岡市清水区 しいたけ  
静岡県藤枝市  
静岡県浜松市 母乳・ 39歳  
静岡県沼津市  
北海道根室市  
北海道十勝 ヨーグルト・よつ葉  
静岡県浜松市中区 にら・家庭菜園  
静岡県 しらす  
不明 チーズ  
静岡県静岡市清水区殿沢 母乳・年齢不明  
静岡県浜松市中区富塚町 水道水  
静岡県藤枝市時ヶ谷 きゅうり  
静岡県藤枝市時ヶ谷 じゃがいも  
山形県  
静岡県 野菜(?)  
静岡県富士宮市 母乳or野菜  
静岡県静岡市駿河区敷地 水道水  
静岡県静岡市葵区新通 井戸水  
静岡県裾野市 じゃがいも  
静岡県駿東郡函南町 牛乳  
栃木県真岡市 きゅうり  
栃木県真岡市 じゃがいも  
京都府京都市左京区岩倉西河原町 母乳・年齢不明  
不明 じゃがいも  
不明 ナタネかす  
静岡県静岡市 牛乳・市内学校給食用  
静岡県静岡市清水区吉原 製茶(深蒸し茶)  
静岡県静岡市葵区藁科 製茶  

予定測定品一覧作成者 ボランティアスタッフ荒井

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7月13日以降の測定予定品の一覧静岡放射能汚染測定室

測定開始(6月10日)から7月7日までの測定済み試料一覧

2011年7月7日記
馬場利子

  • 神奈川県足柄産 新茶(製茶)・・高レベル汚染茶(標準物質として測定)
  • KCL ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(測定器の標準物質として測定)
  • ・バックグランド・データ ・・・・・・(検体データより環境の放射能を除くためのデータ)
産地 食品名 備考
静岡県御前崎市 新茶(製茶) 取り入れ前 散水無し茶葉
静岡県御前崎市 新茶(製茶) 取り入れ前 散水有り茶葉
静岡県 納豆 静岡県産大豆使用
静岡県藤枝市 製茶(22年度産)  
静岡県藤枝市 製茶(23年度産)  
静岡県掛川市 新茶(製茶)  
静岡県静岡市葵区 いちご 藁科川流域
静岡県袋井市 牛乳  
静岡県下田市・南伊豆町 原藻ひじき(H23年度産)  
静岡県下田市・南伊豆町 ひじき(H23年度産)  
静岡県藤枝市 紅茶(H23年度産)  
静岡県静岡市清水区 ハッサク (皮をむいて可食部の測定)
静岡県静岡市葵区 新茶(製茶) 昼居渡産
静岡県浜松市浜北区 有精卵  
静岡県静岡市葵区 相俣清沢産(水洗いをして、果肉部分を測定)
静岡県静岡市清水区 生シイタケ  
群馬県利根郡昭和村 キャベツ (2回水洗いをして測定)
群馬県利根郡昭和村 キャベツ (同じキャベツを無洗で測定)
群馬県高崎市 キャベツ (2回水洗いをして測定)
静岡県御前崎市 煎茶  
静岡県焼津市 魚肉練り製品(黒はんぺん) 北海道小樽市・静岡県焼津市水揚げ魚使用
静岡県静岡市葵区 わさび漬け 静岡産新物わさび使用
  • ■お茶の放射能汚染が報じられたため、自家農園の茶葉を使った製茶の測定依頼が多くありました。
  • ■測定結果は、依頼者には直接、報告をしています。
    測定室会員各位には、7月15日発行予定の『測定室だより』にて、全データをご報告いたします。
  • ■会員さんから、「測定予定品を知らせて貰えると、測定依頼が重ならず、効果的に依頼が出来るので、 依頼されている測定品の情報を公開してほしい・・」というご要望を寄せていただきました。
    有用な提案をありがとうございました。
    以後、少し早めに測定予定品をHPに掲載していきたいと思います。

引き続き、HPにてご確認、ご覧ください。

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測定開始(6月10日)から7月7日までの測定済み試料一覧静岡放射能汚染測定室

放射能計測器についての問い合わせへの回答

2011年6月27日記
馬場利子

現在、当測定室には、「測定器を買いたいけれど、何を買ったら良いですか?」という質問が多く寄せられています。
また、自分たちも食品の測定をしたいからと、遠方より、測定器の見学に来て下さる人も居ます。

そういう問い合わせに、的確なお返事が出来たかどうか、不安でしたが、今回、東京の“たんぽぽ舎”より、 放射能計測器について分かりやすく、整理された文章が届きましたので、それを転記させていただきたいと思います。

 放射能測定器のこと

放射能計測器について

地域の放射能汚染を測る機器では、食品や土壌を測ることはできません

原田裕史(核開発に反対する会)

 「ガイガーカウンターが欲しいがどれを買えばよいのか」という質問がたくさん寄せられます。
食品汚染も広がるなか、気持ちはわかりますが、単純な答えはありません。
 放射能計測器は用途に合わせて選ぶ必要があります。
地域の汚染を測るには「サーベイメータ」というのを使います。
国内では日立アロカ富士電機が製造していますが、現在品薄で入手困難です。
また数十万円しますので、大学や自治体など、既に持っているところから借りることを考えた方が良いでしょう。

 現在ネット通販では海外製を中心に安価な「ガイガーカウンター」が出回っていますが、これは個人線量計です。
ミリシーベルトのレベルの線量を測るものですから、土地や食品の汚染などは測れません。
 また、ガイガーカウンターというのは基本的に放射線の数を測ります。
一発一発のエネルギーはわからないので、等価線量の表示があるものは放射線のエネルギーを仮定して求めることになります。
シンチレータ式のものは放射線のエネルギーが検出できるので等価線量を計算できます。

 海外製の安価な個人線量計の中ではウクライナ製の評判が良いようです。
米国製、ドイツ製などは評判が良くても高価です。
中国製は精度などに問題があるものが多く、現在プレミアがついているため、お勧めできません。

 安物であっても大量の被曝が起こる場合には判別できると思いますので、 福島第一原発のそばに行く人は一つ持っていても良いかもしれません。
そのうち性能と値段のバランスが取れるでしょう。

 行政などが食品の汚染を測る場合はゲルマニウム半導体式の装置を使います。
液体窒素で冷却するなど大変手間とお金のかかる装置です。自治体などで使用しているものは数千万円と聞きます。
ヨウ化ナトリウムシンチレータ式の検出器でも食品汚染は測れますが、時間がかかります。
たんぽぽ舎内の「放射能汚染食品測定室」の装置はこのヨウ化ナトリウムシンチレータです。
現在は2時間計測を行います。(チェルノブイリ原発事故の汚染を測っていたころは24時間計測をしていました。)
 食品汚染を測るような機械は、もともと大量に売れるものではありませんから大変高価です。
放射能汚染食品測定室が使用しているものは特注品で500万円以上します。

 精度良く計測しようとすると高価な機械が必要になります。
自治体などに「測らせる」方が実際的だと思います。

◎放射能汚染食品測定室がお世話になっているのは次のメーカーです。

【キャンベラジャパン株式会社】
〒111-0053 東京都台東区浅草橋4-19-8浅草橋ビル
TEL: 03-5835-5402 FAX: 03-5835-5403
E-mail:jp-sales@canberra.com

【応用光研】
〒197-0003 東京都福生市熊川1642-26
TEL:042-552-4511 FAX:042-552-5750

【日立アロカ】の製品は一般向けに販売されていませんが、学校などで理科の実験用具などを卸している会社で扱いがあると思います。
インターネットでの通販はあまりお勧めできませんが、事故時の急激な汚染を検知できれば良いということであれば 選択肢になると思います。

以上です。
静岡放射能汚染測定室の測定器は、シンチレーションカウンター方式の測定器で、
なるべく、詳細な解析を行うために、1品19~24時間、測定をしています。

測定時間を短くすれば、多くの検体を測定することが出来ますが、
私たちの測定室では、『現状を知り、会員相互に情報を共有する』事を目的にしていますので、
国の基準を目安にした測定値設定限界を設定せず、 なるべく、詳細なデータを解析していきたいと思います。

この測定限界値については、アドバイザーである河野氏により、
当測定器の測定時間と検体容積から、計算をしていただいていますので、
詳細は、7月中旬発行の『会員通信第1号』に掲載いたします。

静岡放射能汚染測定室は、会員相互の意志によって運営する会として発足しました。
もし、会員の方から、「詳細な解析をするため1日、1検体しか測らないのは、時間をかけ過ぎだ」 と言うご意見等がありましたら、意見交換をしながら、運営方針も検討していきたいと思っていますので 議決権のある会員さんからのご意見、提案をご自由にお伝えください。

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放射能計測器についての問い合わせへの回答静岡放射能汚染測定室

ドイツのNGO「放射線防護協会」について

2011年6月15日記
馬場利子

私たちのHPでも引用し、紹介しています 日本における放射線リスク最小化のための提言は、 信頼の置ける日本の団体からの情報として、私たちにもたらされましたので、皆さんにご紹介していますが、 ドイツ放射線防護協会について、さらに、正確な情報をお届けしたいと思い、 繋がりのあるドイツのNGO団体Atomfree-eastwest事務局に問い合わせをしていました。

その返事が届きましたので、以下にお伝えします。

馬場利子様

いつもお世話になっています。

ドイツ放射線防護協会の翻訳の件は、平和運動を行っているフェリスの職員を経由して、 松井英介(岐阜環境医学研究所所長)さんと嘉指信雄(NO DUヒロシマプロジェクト代表)さんが MLで呼びかけたものです (http://icbuw-hiroshima.org/)。 以下、協会HPを 参考にしてご紹介します(http://www.gfstrahlenschutz.de)

ドイツ放射線防護協会について
「本協会は、1990年、「放射線リスクや放射線防護に対し、 これまでの不十分な知識は転換され無ければならないという確信」により、 人間と環境 をできる限り放射線から守るという目的を達成するため、 法に基いて設立された国際専門協会である。
このため、生物学的・医学的見地に基づいた放射 線の取り扱いを主張する。」
とあります。

現在は、ベルリンのセバスチアン・プフルークスバイル博士(Prasident)と、 ブレーメン大学教授でOtto Hug放射線研究所の インゲ・シュミッツ・フォイヤーハーケ教授Prof. Dr. Inge Schmitz-Feuerhake(Vizeprasidentin)が 代表となっています。

報告書翻訳の経緯、団体の信頼性については私自身は判断できませんが、 必要であれば、嘉指さんにお問い合わせすることも可能です。

不明な点がございましたら折り返しご連絡ください。
よろしくお願いします。

Atomfree-eastwest事務局 ●●

Wednesday, June 15, 2011 3:53 AM

実は、各地の若手自治体議員さんから、 「今回の福島原発事故後、皆さんから学校給食への心配や、 食の安全について聞かれる事が多いのですが、国の基準が高すぎるというデータはありますか?」 「実際に安全として良い基準はどれくらいですか?」という問い合わせを受ける事が多くありました。

そのため、資料の1つとして、この日本における放射線リスク最小化のための提言を差し上げていました。
ところが、
「こんなべらぼうな値を出してくるのは、神経質な市民団体だからではないか? もっと、権威ある資料を提供するようにしてほしい」
というお叱りを受け、慌てて、ドイツ放射線防護協会が『神経質な市民団体』であるかどうか、 調べていただいた訳です。

『神経質な市民団体』『神経質な市民』という言葉は、 『非現実的な夢想家』とは、果たして、放射能の影響を心配する人たちなのか、 影響などないと安心したい人たちなのか・・ 3,11以降、現実と非現実が逆転した事を痛感する毎日です。

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ドイツのNGO「放射線防護協会」について静岡放射能汚染測定室